盛岡在住のYとは、小学生の頃から、夏休みにはお互いの家に泊まりがけでいったりきたりの仲だ。お互いの結婚式では友人代表スピーチをしあっている。
そのお父様は、私が絵描きとなり盛岡で個展を開くたび、会場へ来訪。「たっくん、大変だべけんとも、がんばれ」と自分の息子のように、いろいろなかたちで支えてくれていた。
絵、歴史、生き方と、今の自分の核は、間違いなくYとの交友で形づくられたものだ。そんなYは、亡くなったお父様が居なければ存在し得なかった。
葬儀は、明日。はずせない仕事と重なり、盛岡行きは涙をのむことになった。一人自営をこれほど情けないと思ったことはない。
あらためてご焼香に伺う事を彼に電話で約束した。
合掌。
絵は「旅立ちの朝」。
何度かFBにアップしていますが、今朝はこの絵の気持ち。
ロンドン近郊のスラウという町を描いたものでした。