こんにちは。水彩画の取材でイギリスにきて、早くも4日目です。
26日のヒースロー到着後、ウィンザー近くのウーバーングリーンに住む友人夫婦の家に2日お世話になりました。
友人夫婦とは随分前に仙台で知り合ったのですが、旦那さんのトーマスさんがイギリス人で、子供が生まれたことを機に故郷に戻ったのです。
奥さんは私と同郷の岩手の方。愛称せっちゃん。お二人とは長い付き合いが続いています。
ちなみにトーマスさんが私の絵を個展のたびに求めてくださって、家の壁面が嬉しはずかし、不肖私のギャラリーとなっていました。
国外で私の絵が一番掛けられているところが、イギリスロンドン郊外、彼らの家です。
到着の日は、トーマスさんの家族の皆さんとパブで乾杯。楽しいひと時でした。
いよいよ今回の旅エリア、ヨークシャーに向かう日、せっちゃんが「今からさんざん洋食になるから、最初だけでも、ね」とオニギリを握って、お弁当に持たせてくれました。
せっちゃんは日本人、東北人としてのアイデンティティをとても大切にしている女性で、その心遣いが味にシッカリ握られていました。
「イギリスと日本の何らかの橋渡しをしたいんだよね」と、彼女。今後の展開が楽しみです。
28日、この日の目的地は、ヨークシャーのハワースでした。
ウーバーングリーンからヒースロー空港まで彼女にクルマで送ってもらい、地下鉄ピカデリーラインでキングズクロス駅へ向かいました。
駅でブリットレイルイングランドフレキシーパスに使用開始のスタンプをついてもらい、イギリス版新幹線のインターシティでリーズ駅へ。そこでローカル線に乗り換え、キースリー駅まで30分ほど。キースリーからハワースまではバスです。
町中のバスターミナルを歩いて探し、インフォメーションで発時間とプラットフォームナンバーを聞いて無事乗車。20分ほどでハワースの丘の上に降り立ちました。
因みにキースリー︎ハワースのバス賃は2£50pでした。キースリー駅を出たところに町の案内マップ看板があり、それにバスターミナルの場所が書かれていました。(御多分に洩れず、キースリーも鉄道駅とバスターミナルは、日本と違って離れた場所にあります。土地カンある人ですたすた歩いて15分ってとこでしょうか)
しかし、イギリスの地方のバスは使いやすいです。前乗り前降りが基本なので、ドライバーに尋ねやすい。行き先を告げると料金を言われ、払うとお釣りをくれます。
気持ちがとてもラクちんです。
と、話がそれました。
ハワースは急な坂に沿って作られた町です。私は予約していたB&Bが町の上だったので、ハワースにいくつかあるバス停の丘の上で降りました。
もちろんはじめての場所ですが、宿の場所もすぐにわかり、無事宿にタッチダウンでした。
B&Bはシングル、ツイン、ダブルそれぞれ一部屋ずつの小さな宿ですが、おかみさんがプアーイングリッシュの私にとても気持ち良く接してくれて、ここにして正解でした。因みにシングルは一泊45£。風呂トイレは専用別室。ナカナカいいです。モチロンダブルツインは割安になります。
ネットで町のあちこちのホテルやB&Bを調べましたが、ハワースのホテル相場と立地から考えると、この宿にしてよかったと思っています。
今日はハワース2日目、雨の中パブリックフットパスをてくてく歩いて、ブロンテブリッジまで行ってきました。距離は宿から1マイル半。すたすた歩きで片道一時間半です。
もっとも立ち止ってスケッチしたり写真撮ったりしながらなので、往復で4時間ほどかかりました。
実はこのために?トレッキングシューズを新調したのですが、これが正解でした。パブリックフットパスの一部は、かなりの山道モード。ゴアテックスとトレッキング用ソールに助けられました。
風を伴った霧雨で、びしょ濡れで宿まで戻り、午後は休息に当てています。
ホから書いています。
明後日31日の朝までハワースで過ごし、その後、古都ヨークへと向かいます。
ヨークは今回通算4度目。毎回新鮮なワクワクをくれる町なのです。
それでは、時間とWi-Fiと休息がとれれば、また別の町から( ´ ▽ ` )ノ