2015年02月28日

石神の丘へ2

一枚の写真が、古山家の古いアルバムに残されています。
板壁の旧い家の二階、拳銃とマシンガンを得意げに構えたチビ2人が写ったモノクロ写真です。

一人は私。もう一人はKちゃんという、毎日のようにつるんで遊んでいたおさななじみです。
場所は岩手川口駅のすぐ脇にあった、当時木炭検査所で働いていた父の仕事場兼自宅。ちなみに私の弟の名前は、私がダダこねてKちゃんの名前から拝借したほどの仲良し。

引っ越して以来川口に訪れることもなくなって四十数年、Kちゃんの消息はわからずにいましたが、昨年の盛岡川徳デパートでの個展のとき、一人の男性が話しかけてきました。その彼がKちゃんでした。
岩手町川口に住んでいたのです。

岩手町での個展の話が動き始めて間も無く現れた幼馴染。
これは、結果どうあれ岩手町で個展をやりなさい、ということなのかな?
まずは岩手町にいってみよう、と、思い込み激しい私は舵を岩手町にとったわけでした。

私の実家は盛岡ですが、古山家のルーツは岩手県北の二戸という田舎町。秀吉にたてついた九戸政実が包囲戦で滅ぼされた場所です。ま、本文とはあまり関係ないですが。
その盛岡=二戸の中間地点が岩手町。
中心は沼宮内(ヌマクナイ)。国道4号沿いの交通の要所です。

そんな地理関係上、沼宮内はよーく通っていましたが、あくまで通過点でしかありませんでした。

訪れて四号線から脇道にそれると…大地のラインは、私が惚れ込んで何度も訪れてるスコットランドのそれと同じ!もの。
こんな素晴らしい景観が広がっていたとは…。と、スケッチブックには次々がしがしとドローイングが描かれてました。

以下、次回へ続きます。









posted by タク at 16:09| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月27日

石神の丘へ

昨日、岩手町の石神の丘美術館から芸術監督と学芸員の方がアトリエに来訪、4月18日から、石神の丘で開催される私の展覧会の打ち合わせがありました。

なぜに私が岩手町にいざなわれたのか、思い返すと初めての岩手個展がきっかけだったように思います。

川徳デパートで開催したその個展に一組のお客様が見えました。そのお客様はのちに、仙台の個展にもいらしてくださり、毎回ご挨拶を交わすことになりました。

もちろん肩書きなど明かさなかったのですが、一昨年、教育関係の仕事で岩手町に赴任した旨、初めて明かされました。
「機会があったら、ぜひ岩手町を描いて欲しい。素晴らしいところです」そんな会話がありました。

その方と同時進行で、個展会場でもう一人の方と出会っています。小説家の齊藤純氏です。縁あって蝦夷とケルトのことをお話ししたギャラリートークに聞きに来てくれていたのでした。

その後、斎藤氏とゆっくり話す機会はあまりなかったのですが、前述のご夫妻からの話と同じ時期、石神の丘美術館の学芸員の方が盛岡で開いた書家との二人展に来訪。斎藤氏が石神の丘美術館の芸術監督であることを知らされました。

その時、ふと、思い出したことがありました。
「岩手町じゃないかもしれないけど、岩手町のあたりに川口って町、ありますよね。わたし、4歳くらいの頃、そこに住んでいたことありました」
「古山さん、そこ、岩手町ですよ!」

以下、次回へ続きます。
posted by タク at 12:22| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月25日

カメラマンとの再会

フリーカメラマンO氏がアルティオに来訪。久しぶりの再会だった。
とある仕事で編集者とバーで飲む、という企画ものの撮影の担当だったことが遠い縁。その後に何度か会ううちに、ポートレイト撮影をお願いしたことがある。

プロ中のプロは流石だ。当然ながら、これが素晴らしい。

え?これ、オレなの??と、思わず尻込みしそうに別人(笑)に撮ってくれた。プロは違うね…。

そんな彼と趣味を通した人との出会いの面白さの話になった。
共通の趣味を通して知り合った人たちの縁を大事にするあたりもまた、人との縁が全ての個人事業主だなあ。同類の私は思わず頷くのでありました。

しかし、自分のポートレイトはさておいて、O氏の撮る写真は人物、モノ、自然とかっこいい。
でありながら、決して自分のことをアーティストでございなんて口が裂けてもいわないあたりがまたイケてるんだな。



posted by タク at 23:43| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月22日

ロビンフッズベイ

11001904_777556678992247_6057464960537809104_n.jpg

軽い旅ばなしをひとつ。

私の「旅アンテナ最多引っかかり国」がイギリスです。
イギリスは日本と同じ島国です。
島国根性なんてマイナスな言い方もありますが、イギリスも日本もそれゆえ独自の気質を保っているように思えます。もちろんいい意味です。アイリッシュ海、大西洋、北海に囲まれて、狭いドーバー海峡をはさんだ向かいのフランスは気質がまた異なります。

北海に面したヨークシャー地方のRobinhoods Bayという小さな小さな海辺の町があります。その小ささから「村」と行った方がいいかもしれません。訪れたのは2014年の春。何かのコラムで村の存在を知ったのはかなり前ですが、こころにひっかかっててどうしても訪れてみたいと向かった村です。
大地が北海になだれ落ちる斜面に、はりついたように、その村はありました。

基点はヨーク。ヨークからスカーバラまで鉄路で向かい、スカーバラ駅前のバス停からウイットビー行きの路線バス。トータル半日かからずに到達できます。
イギリスは魅力的な村がたくさんありますが、海辺の村もまた素敵です。

Robinhoods Bay、B&Bもそれなりの数がありネットでも予約ができますので、小さな村好きの方にお勧めです。
絵は、Robinhoods Bayの中心付近。
20150222Purple shadow001.jpg

こんな路地が村中に巡らされています。
トップ絵は北海の浜辺で遊ぶ馬上の貴婦人。

こんな暮らしをいつか…(笑)、と、心に誓った滞在でございました。

20150222IMG_6923.jpg

posted by タク at 08:16| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅の神様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月19日

長い仕事で気づいたこと

guard282_paraizo5rgb2.jpg

新聞連載小説の挿絵が、いよいよ300枚を越えます。
2014年の春から始まった、岩手日報の大村友貴美さんのミステリ小説へのイラストレーションです。

舞台が、現在と第二次大戦、そして1600年代と、時にして400年をまたにかけています。
イラストレーションもいろいろな媒体があるけれど、ここまで毎日描いているのはもちろんはじめてのこと。
基本、物理的限界を越えていない限りは仕事は断わらないのが主義でもあります。なので、この仕事の打診があったときも、二つ返事でオーケーしました。

制作サイズ自体はそう大きなものでもないですし、表現も自由。なので大丈夫だろうと思って描き始めましたが、一筋縄では行かない、いろいろ気がついたことがあります。

その中の一つが、気を許すと「文の力に押されてしまう」こと、です。
毎日毎日描き続けますので、イラストレーターとしての読み込み&構成を意識して心がけないと、ただの場面解説になりがちなのですね。これは小説家大村さんのさすがの読ませる技量によるもの、そしてロングランのボリュームにじわじわ圧倒された自分のガス欠警報です。

イラストレーターは、読者に先駆けて原稿を読めるという特権がありますが、一読者になってはいけない、と思っています。挿絵は、読者とは違った立ち位置が必要、とも思うのです。
下絵を描いていて、文に押されてることにはっと気付き、自己ボツにした挿絵が今まで何十枚とありました。
そんな下絵は「あ!流されてる!あかんあかん!」と、くしゃくしゃっと丸めて捨ててしまっていますが、それはそれで肥やしとして保管しておけば良かったかな、、、と、ちょっと後悔したりして(笑)

今日も入稿をすませて、ちょっとほっとしつつ、ぼ〜〜っ。
小説のラストが今から気になってしょうがありません。あ、やっぱりなんのかんの言いつつ、大村友貴美さんの小説「ガーディアン」の一読者になっている自分なのでした。

posted by タク at 00:03| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月17日

ちび絵シリーズ♩

0EED7747-CB84-4349-BA0A-E9C1671CEA7E.jpg
6.5センチ四方の画面に小さく広がるヨーロッパ水彩風景。

額装しても約10センチ四方という、スクエアなシリーズで描いています。


シリーズのネーミングは「ちび絵」。

アトリエアルティオオリジナルの一点ものです。プライスは全て6000円均一(税別)。


プレゼントにいいよねぇ、とか、小さなスペースに飾りたい、と、お求めくださるのが、とても嬉しいです。

迷いに迷って、複数点お求めになったお客様も。


新作、イタリアのシエナ大聖堂を描いた「ちび絵」が出来上がりました。


BD7DC9B3-508F-4BE4-8ABE-12829DBF2B03.jpg


通信販売(送料別)も承りますので、ちょっと気になる、という方、遠慮なくメールでお問い合わせください。


問い合わせアドレスはこちらです。

artio☆bell.ocn.ne.jp

☆を@に置き換えて送信してください。


お問い合わせをお待ちしています。


2C17F41A-CE40-49D6-A8EC-7FA95B61D5B4.jpg


posted by タク at 01:22| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月14日

フランスからの取材

とある縁で、フランスの美術関係の出版社が運営しているアート系ウェブサイト『AMA』の電話で取材を受けました。
言語はフランス語と英語ですが、紹介されましたので、よかったらどうぞごらんください。

記者の方は、母方が日本人ということで、日本語も流暢とはいえないまでも話せる方で、英語と日本語をとりまぜつつのゆっくりとした電話取材でした。が、とてもよくまとめてくれました。

スクリーンショット 2015-02-14 17.13.39.png
posted by タク at 17:16| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

アン

すてきなご婦人に会った。
まるで、赤毛のアンが本から抜け出てきたかのような感じだった。
夢見がち、とは違う。しっかり現実を見つめつつ、身の回り,世界への触れ方が独特の愛情にあふれている方だった。

友人イラストレーターが「紹介したい方がいる」と、アトリエ アルティオに連れてきてくれたのだが、アトリエ内の絵を一目見るや否や、「気に入りました。でも…今日は時間が無さ過ぎます、ゆっくり絵をみたいです」と、日をあらためて再度来訪くださった。

きくと、近所のビルに事務所を構えており、アルティオが見おろせ、オープン当初から気になっていたとのこと。
(友人イラストレーターは、そんなことはつゆ知らず、私に紹介したいと思っていたという。)

そのご夫人と話していて、前から感じてはいたけれど改めて確信したことがある。「絵は、自分の経験の現れ」なんだということだ。
というのは、水彩で描かれたスコットランドの風景画をみながら彼女が話し始めたことが、その絵に絡む私自身の体験と一緒だったのだ。1枚のなんてことない街角の絵を見た瞬間、縁あって渡ったイギリス、そしてスコットランドでの体験を思い出した、という。40年ほど前、海外へ行くこと自体大変だった頃のことだ。

もちろんその絵には、旅の体験自体を描いているわけではない。観光名所でもない。描いたのは異国ならどこにでもありそうな街角。しかし、彼女が話す内容がおどろくほどに私がその絵の前後で体験したことと、ほぼ一緒だった。そして、その体験から得た学びもまた一緒。…なんという不思議さ。

絵を見てもらいながら,今までのこと、これからのことを話し、時計を見ればあっというまの2時間。気に入ってくれた絵本を大事にかかえて「来週またきます。」と帰って行った。

実は店の斜め向かいに、それは大きな木が一本立っている。
ご婦人は帰り際、その木を見上げて、にっこりしながらこんなことをいった。「古山さん、大きなモミの木のそばのアトリエ、って最高に素敵ですね」
そう、世界というものは、見方ひとつで色あせもすれば、輝きもするのだ。

会ったばかりとは思えない不思議な方でした。

20141102角をまがれば.jpg
絵は、スコットランド・スターリングの街角を描いた「かどをまがれば」。
この絵がご婦人を40数年のタイムスリップに連れて行ったスイッチでした。

絵はタイムマシンでもあるのだね。


posted by タク at 22:43| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

ラジオの時間と東京時間

昨日の祝日、せんだいラジオ3、「鈴木悦子の街角レポート」で生放送、おしゃべりしてきました。
お相手は鈴木さんと、もうかれこれ20年以上のお付き合いになる宍戸芳子さん。
時間にして10分くらいだったでしょうか、雑貨店のようなアトリエショップとして「アトリエアルティオ」を紹介してきました。

なんと大阪の友人から、サイマルラジオというもので仙台の放送が聞けたよ!とうれしい報告がありました。自分も聞きたかった…。(生ですから無理なのですけどね)

話は変わって、プライベートつらつら日記。
高校三年の息子がいよいよ受験で東京へ二泊三日。ただいま最前線。

そんなことを考えていたら、昔の受験を思い出した。わたしも33年前に同じように岩手から東京にひとり特急はつかりで上京したことが、まるで昨日のよう。
ホテルに泊まるなんて、当時の古山家では考えられないことだったので、遠い親戚の家と中学の先輩の下宿に泊めてもらった。親戚の家は、神宮前。先輩の下宿は板橋。朝の空気感がなんといまだにリアルに思い出せるのに驚いた。記憶ってすごいね。
はじめての東京、完璧なおのぼりさん。どきどきだったなあ(笑)

当時から映画が好きだったので、東京の映画館で映画を観る!と、受験終了後ふたつ映画館に突撃。買ったチケットは「Uボート」と「愛と哀しみのボレロ」。
イメージ 1.jpg

「Uボート」はロードショー公開、「愛と哀しみのボレロ」は二番館落ちを観たように記憶してる。どちらも感動しまくって、帰りの東京土産は、二枚のサントラLP(笑)
イメージ.jpg

息子も30年後、今日の記憶を憶えているだろうか?いや、憶えているに違いない、そう思いたい。

ここのところ腰痛から股関節痛に悩まされてたけど、ついに今朝、ギックリ腰になりかけた。
コルセットしてなんとか一日クリア。
アトリエショップ準備からオープンの疲れが、そろそろたまってきているな。
とはいえ確定申告の準備と3月下旬個展の仕込みもあり、まだまだ気が抜けません。




posted by タク at 22:08| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月10日

ノリ

20150210tebukuro_dtaft_1.jpg

8〜10見開きくらいの絵本冊子で楽しいのが、鉛筆ラフ描いているときの「ノリ」だ。

ページ数にして10数ページなんだけれど、モノクロラフを描く前の大ラフ段階から徐々にペースが上がってくるのが手に取るようにわかる。
ファースト、セカンド、サードと、クルマのギアをチェンジしていく感覚にも似ているノリは、モノクロラフならでは。
大ラフ終わる頃には線が走りはじめ、モノクロラフでは絶好調の鉛筆のノリとなっていきます。これが快感なのだ。
ページ数も、上述の10数ページが、集中力と緊張感の維持を考えてもちょうどいいかんじ。

ラフにオーケーが出て、着彩フィニッシュに取りかかるときは、私の場合スイッチがまったく逆になるんだよね。勢いで描き切ったラフを元に丁寧に描いていくので、かかる快感とは全く違う緻密な?モチベーションになります。

今日の仕事もそんな鉛筆ラフ。ギアチェンジしつつのノリまくりの疾走感を、たんまり楽しんでました。

アップした鉛筆画は、昨年描いたもの。オモテには出ることの無い,とあるおはなしのモノクロラフです。

20150210_dtaft_15.jpg

posted by タク at 20:10| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

妖精のようなもの

IMG_4675.JPG

以前、アイルランドで手に入れた宝物のひとつが、この本、「FAERIES」。

先日、岩手町の取材のときも、木や雪や草になにかしらスピリットって宿っているような気がしたのだけど、帰ってきて仕事でとりかかったのが、そんな不思議な存在を絵本で描くこと。
絵本と言っても一般書店には出回らない教材の絵本なんだけれど、やはり、不思議な存在って、あるように思える。

と、ここまで書いて、もう一本、そんなテーマの仕事が一つ入っていたことを思い出した….。

うむむ、やはり妖精あるいはその類いのかたちにはなっていないエネルギーってあるのかもな。

あちこち旅していても、目に見えない何らかの導きのようなものをかんじる時があるわけで、それもまた絵にすると「妖精、あるいは精霊・のようなもの」の仕業かもしれないと思う昨今。
決して「FAERIES」に描かれているかたちあるものではない、「妖精、あるいは精霊・のようなもの」

自分は普段風景を描いているけど、そんな目に見えないなにかも描いてみたいものだ。…と思い返したら、勝手に描いているファンタジーボード「EXILES」で、キャラスケッチで描いていたことを思い出した。やっぱり描きたいものって自然にかたちになってくるものかもしれません。

昨日はお世話になっているK氏宅にて妻とおよばれ。とっておきのワインと、これまた絶品のK氏の手料理をごちそうになりました。
あけた赤の本数は人数分プラスシャンパン一本。写真は宴のあと。ワインの精は手強かった〜〜。
後半、どでかいスクリーンで見た「ジャージーボーイズ」鑑賞会、最高でした。クリストファーウォーケンのステップ、微笑ましかった^_^

ごちそうさまでした。

posted by タク at 09:23| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月07日

岩手冬景色

I20150207MG_0695.jpg
この春予定されている、岩手県岩手町「石神の丘美術館」での企画展覧会のための、最後の取材に行ってきました。
昨年春から四季を通して足を運んできましたが、そのラストスパート。
気持ちよく晴れてくれ、最高の雪景色が迎えてくれました。

なんて言っていいのかわからないほど、一瞬一瞬光が、雪の白さがかわっていくのです。
がががっとクロッキーしたあと、しばしその光のハーモニー(っていうと陳腐だな。交響曲でした、まるで)に見ほれていました。
写真とっても、さすがにプロではないので、その変わりゆく時間を伝えられないのがもどかしい。

帰ってきて、他の仕事をすると、今日もらってきた印象がはかなくも消えてしまいそうで、今日はゆったりと一日を終わりにしようと思います。

いい取材でした。
20150207IMG_0684.jpg

明日はアトリエ アルティオは定休日。
お世話になっている方にご自宅にワインを飲みにこないか、とのありがたいお誘い。
昼から楽しんできます♩

posted by タク at 22:30| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

盛久ギャラリー「盛久館蔵品展PART2」

10968527_417764175054602_6145112618892981497_n.jpg
今日はアトリエ アルティオ店主の妻が用事があり、店番要員。ひさしぶりに、一日店舗に詰めた。もちろんギャラリー後方のアトリエブース(と言いたいけど狭いスペース)で制作しながらの店番です。
しかし、不思議?なことに、さーお昼食べよう!お湯を注いで…ってときにかぎってお客さんっていらっしゃるものなんですね(笑)
店の商品の内容が内容だけに(要は、絵ね)そうそうお客さんがひっきりなしなんてことはないわけで、これはかなりの確率とおもう。

お客さんの動くタイミングと、腹時計って関係あるんだね。

いろいろ発見の日々です。

明日は通常通り妻が店で、わたしは岩手町へ冬景色取材出張。北緯四十度の町です。いい雪景色に会えることを祈りつつ新幹線でいってきます。

岩手と言えば、岩手盛岡の盛久ギャラリーで「盛久館蔵品展PART2」が開催中です。

盛久さんに収蔵いただいております私作の墨画小品「赤煉瓦」も先輩大作家陣の作品群の傍に展示されました。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
ちなみに盛久ギャラリーは、バーナード・リーチも滞在した旅館を改装したギャラリーです。館内部も必見。
お近くの方、盛岡に行かれる方、ぜひ、お立ち寄りください

以下、盛久ギャラリーから詳細です。

++++
2月5日(木)〜28日(土)
※日曜・月曜は休館
10時〜18時
入場無料

ギャラリー展示
本堂蘭室光亀  高橋忠弥  舟越保武
百瀬寿  高波壮太郎  田原田鶴子
古山拓  岩渕俊彦  福田美蘭
佐佐木實  浅倉伸  南舘麻美子 ほか

応接サロン展示
棟方志功  濱田庄司 ほか


旧盛久旅館時代からの所蔵美術品
および現代作家の絵画作品等を
ギャラリー・応接サロンに展示致します。
絵はがき・書籍の販売も。

また、昭和28年〜30年代前半の
山下清、草野心平、今東光、柳宗悦らの直筆による
金蘭帳(旅館に宿泊時のサイン帳)も展示いたします。

morikyutenji.jpg
++++++++
http://morikyu.net/


posted by タク at 21:19| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月05日

仙台リビングカルチャー水彩ワンディ講座

今日、仙台リビング新聞がポスティングされていました。
ひらくと、水彩のワンディ講座の案内が、2教室同時に掲載されていました。

ひとつは、仙台教室(大町)『透明水彩ワークショップ』です。
2/20金曜 13:30〜17:15
20150205livingannnaioomachi.jpg

もうひとつは泉中央教室『絵で楽しむヨーロッパ・透明水彩講座』です。
3/2月曜13:00〜16:00
20150205livingannnai_izumi.jpg

どちらも一日教室です。
参加ご希望の方は、
仙台教室(大町)は022-265-4305
泉中央教室は022-771-5650
まで直接お電話、あるいはインターネットでお申し込みください。
ご参加をおまちしています。

posted by タク at 22:09| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地下鉄東西線マガジン「まっくる」掲載

地下鉄東西線マガジン「まっくる」でアトリエ アルティオが取り上げられました。
多謝!!です。
よかったらどうぞご一読ください。
posted by タク at 09:24| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月02日

仙台おさんぽWEBマガジンでお店が紹介されました

立町にひらいたアトリエギャラリーショップ「アトリエ アルティオ」が、仙台お散歩観光コンセプトマガジン、『てくてくあおば』で紹介されました。

てくてくあおば.jpg

「“Artio”は、古山さんの愛するイギリスやアイルランドなどケルト文化の残る地方の古語で”クマの女神“の意味。
テディーベアやくまのプーさんなど、多くの人に愛される”クマさん“のような店になって欲しい・・そんな願いが込められています。外観には愛らしい絵筆を持ったクマが描かれ、まさに雑貨店のような雰囲気がします。
…」
と、取材くださった記者さんが、つぼをおさえた記事にまとめてくださっています。
ぜひ、サイトをごらんください。
そして、散歩しがてら、ふらりとどうぞ♩

http://tekutekuaoba.com/sendai/3587
ホーム>おかいもの・おみやげ>アトリエ アルティオ
でご覧いただけます。

閑話休題。

昨日のホテルイベントを終え、今日は気持ち立て直しの一日に充てました。
ゆったりルーティンの仕事をいくつかこなしながら、気持ちをリセットしています。
フリーランスで20数年、曜日感覚はあまりないのですが、こと、店をオープンさせてからは、定休日の月曜が気持ちの上では休日となっています。もちろん電話はでるし、メールでやりとりも今まで通りで、動いている仕事もするのですが、不思議と気分は「日曜日」。
こんなペースもいいなと思っています。
posted by タク at 18:55| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月01日

ウェスティンサロンvol11「古山拓のイギリス旅歩き」無事終了

DSCN1153.JPG

本日開催した、ウェスティンサロンvol11「古山拓のイギリス旅歩き」の様子を、差し支えないところでアップします。

前半一時間がトーク。
後半一時間がライブペインティングでした。

DSCN1144.JPG

ライブペインティングはビデオカメラでライブ中継、プロジェクターに手元と水彩紙を映しだして皆さんに見ていただきました。

DSCN1172.JPG

DSCN1179.JPG

DSCN1178.JPG


トークに一会場と、作品展示会場に都合2会場使うという足すくむようなセッティング。
それを惜しげも無く組んでくれたウェスティンホテル仙台さん、そして、作品を貸し出してくださった仙台トラストシティさんにあらためて感謝です。

そして、お忙しい中、このイベントを選んでご来場くださった皆様、心から感謝申し上げます。

DSCN1160.JPG



posted by タク at 22:59| 宮城 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。