2015年04月30日

正岡子規から岩手町へ

「石神の丘美術館」のある岩手町の平澤教育長が、推薦文を教育委員会だよりに寄せてくださいました。

私の創作姿勢や作品への有り難くも重い言葉の数々に、恥ずかしい限りです。
やはり絵は作家の恥を描いているのだと思います。

以下、転載許可をいただいたので、アップします。


“みちのくへ涼みに行くや下駄はいて”俳人正岡子規が明治26年病を押して東北の旅に出た。その足跡をたどる旅を河北新報に連載した『子規の風景』は名連作である。作者古山拓さんは,連載の冒頭に自身の意思を記している。「旅の画家」と名付けたくなる所以である。
「旅に出よう」その感覚は人の心の根っこに潜む独特の感情の一つだと思う。きっかけの大方は,何かの節目だ。心をチェンジするときや学びを得ようとするとき,はては大きく前に進む決意を持ったときなど,言い換えれば強い意志で未来を変えようという意思が人を旅に誘うのだろう。私自身,絵を描くよりどころの一つに旅がある。もちろん新しいインプットを求めてだ。」

 旅に出ると,否応なしに自己との対話が始まり,自己を凝視し旅先の風景と重ね見る。そこに発見があり感動が生まれる。その感動を水彩画という伝達手段で私たちに提供してくれる。
 森信三は人間の偉さの要件を@情熱Aそれを浄化する意志力という。(『修身教授録』P336より)情熱は感動する心から生じる。拓さんの作風は,自身が受けた感動から始まる情熱を徹頭徹尾浄化し,清明な意味ある世界として私たち鑑賞者に提供してくれていると私は解釈する。


≪ブロンテブリッジへの道≫ (56×64.5cm)
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柵を石で作るのはイギリスの北方の風習であろう。南方は,ほとんど木で囲っているそうだ。長い年月,何代にも渡って,耕作地からじゃまな石を拾い出し,積み上げた結果がこの連綿と続く石の柵であろう。背景の丘にも所有地の境界だろうか。延々と石の柵が続いている。一点透視図法で,鑑賞者を羊と煉瓦づくりの民家に視線を誘う。それによって,羊が二頭まるで民家の主であるかのような存在感を持たせている。拓さんの風景作品には,そこに住む人々の暮らしや歴史が描き込まれている。そのまなざしは常に優しい。
「時の積み重ねは美しい。その美しさは暮らす人々の思いの地層だ」(子規の風景より)

≪40degres N ♯8 一方井付近≫  (30.5×63p)
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 厳しい岩手下ろしのためか吹きだまりが道の境を消している。荒涼たる原野か?そうではあるまい。画面の中心に電柱を配し,枝を広げた一本の木が寒風に負けず凛と立っている。かつては雑木林の原野だった所を,畑作地か牧草地に開墾し,電気を通したにちがいない。冬の厳しさを克服し,たくましく農業生産活動に励む岩手町民のじっと春を待つ心があるではないか。岩手の人は,北緯40度の寒風が厳しければ厳しいほど,早春の芽吹きを心待ちにして,春耕へのエネルギーを充電する。
拓さんの描く雪景色は,風も雪も冷たいけれど,じんわりと温かい。  (文責:平澤勝郎)
posted by タク at 15:33| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月28日

石神の丘美術館展作品メモ

石神の丘美術館展作品メモ

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『凱歌』2009年 画材・小倉和紙にアクリル

個展「北欧の旅」で発表した作品です。
北欧を旅したのは2009年ですが、バルト三国・エストニアの首都タリン郊外に、独立を記念した広場があります。
エストニアは、歌を愛する国としても有名ですが、独立の凱歌が記念広場の石碑に刻まれていました。
意味はわかりませんでしたが、ごつい書体が刻まれた碑に釘づけになり、どうしてもアルファベットモチーフを絵にしたいと思っていました。
用いた画材は、小倉和紙とアクリルです。小倉紙をパネルに貼りつけ、地塗りをして、自分の中のイメージと和紙マチエールがフォーカスしてくるのをじっと待ちました。
やってきたのは「凱歌から立ち上がる町」でした。
降ってきたイメージを、刷毛で描き上げた作品ですが、アルファベットを黒い線や面で表現しています。
アルファベットはそれぞれただの記号に過ぎませんが、組み合わせによって喜びにも哀しみにも希望にもなります。
凱歌を謳うように描けないかな、と、筆を持ちましたが、その「筆の叩きつけや和紙へのかすれ」が、謳うことと似ているような感覚でした。


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「アイルランドの小屋」

アイルランドの西の果てにアラン諸島があります。
岩くれだらけのこの島は、シングの戯曲やアランセーターでも有名です。
諸島のイニシュモア島に旅したのは1999年のことです。
私の興味を引っ張ってならない「ケルト」の総本山的国アイルランドの旅の最終目的地に、その旅でわたしはイニシュモア島を選びました。
(このときの旅のルート結果は、ダブリン→コーク→リムリック→ゴールウェイ→アラン諸島→ダブリン。)
島には2泊ほどしましたが、島の町外れに気になってしょうがない一軒の小屋がありました。
実は何度も制作にチャレンジしていましたが、そのたびに挫折。思いが入らず、「ただの小屋絵」にしかならない…。
この絵の制作は、取材から10年以上たった2013年の冬です。「あたたかな部屋」展という冬の個展の時、ようやく描くことができました。
今回の展示ではヨーロッパコーナーのトップに架けています。

+++
岩手町町制施行60周年記念『古山 拓 水彩画展』Drawing under the sky
会場:岩手町立石神の丘美術館
会期:2015年4月18日〜5月31日
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:毎週月曜 ●5月4日(月祝)は開館いたします。
観覧料:一般300円/大・高生200円/中学生以下無料
+++

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2015年04月27日

動物園と言葉のあいだ

午前中、連載の挿絵を仕上げ、送信納品。午後からオフって、妻におもむろに「動物園行ってみる?」
「いいね、行ってみよ」
というわけで、唐突に仙台の八木山動物園に行って来た。

一昨年だったか、やはり思いついてクルマで向かったことがあるけれど、GWだったこともあり、駐車場空き待ち大渋滞。長蛇の車列にあきらめたことがあった。

今回も日曜、もしや…、と思ったけれどこれは杞憂。立派な大駐車場が完成しており、スムーズに入ることができました。

動物園のよさは、難しい言葉がいらないことにあると思う。
かわいい、や、怖い、デカイ、せいぜい必要なボキャブラリーはそんな程度だ。

あとは、ニコニコ見てればハッピーそのもの。言葉は最小限でOK。なんとも理屈抜きにノンビリした時間が流れてた。

そういえば、ネットのフォント会話が日常のコミュニケーションの半分近くを占める昨今、言葉はますます使い方が難しくなってきていますね。知らず知らずにフォント会話がストレスになってるような気がしてる。

そんな日常から動物園に退避&リカバリーの今日。
言葉抜きで、いい時間でした。3B84E3F2-57B6-41AA-BD01-16657186AD1B.jpg02E9A17B-0AEF-4760-A5AA-9C6AA108ACA6.jpgB7EF6557-583F-4448-9665-66BCED106195.jpgDCA0D6CB-C7D1-4E1A-AB50-B100B5A43DE2.jpg



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2015年04月24日

イラストレーターの休日

先週、石神の丘美術館でのオープン余波でちょっとばかり慌ただしい一週間でした。
本日金曜、たたみかけの納期が昼までにいくつか。
おさめた後、ほっとひといき、遅い昼ご飯を食べたらシゴトスイッチが「勝手に切れた」。

たまにあるです、この自動シャットダウンが。
自動的に落ちるともう、何もする気がおこらない、というか、なにやってもダメ状態まで阿呆のようになってしまう。
こんなときは、そのままで居るに限る。ということで、のほほ〜んの金曜日を過ごしました。

思い返せば、昨晩納期直前にも関わらず、映画FURYが無性に見たくなり深夜映画鑑賞会。子供時代にある試験直前のプラモ作りといっしょですね。きょうのシャットダウンの前兆は昨晩からあったんだな。

ちなみに今日おさめたイラストのひとつは、すでに年末のハナシのもの、、、。あいかわらず季節感ボケしてしまう因果な商売がイラストレーター。だから休日もボケてやってくるのかもしれません。

で、映画FURYである。この冬、映画館でも観たけれど、やっぱりいい映画だと思う。
だいたい映画って、不思議とイケてるかイケてないか(自分にとって、ね)冒頭数分でわかるってもんですが、この映画は数秒でツボ。それほどこの映画のオープニングは自分としては今まで観た映画の中で指折りに入ります。
映画の中で心に残るシークエンスはいくつもあるけれど、全体通してドイツ軍を悪役とせず、戦場の不条理さをとことん悪役に仕立てたのが、特に印象に残りました。
そして、いつもヨーロッパ戦線を舞台にした戦争映画を観ておもうこと。それは、自分がなぜだかこよなく愛してたまらない彼の地の田園風景が、70年前、戦場となっていたギャップです。道があり、灌木があり、丘があり、木々がざわめき、空が大きい。その草木や大地や空は、そこで人間の不条理さが展開されようとも、何も言わず、変わらず、ただそこに或りつづける。国は違えど「夏草や兵どもが夢の後」、なのだなあ。

しかし、シルエットだけで戦車や戦闘機の型をうるさくも言い当てるわたしを、一緒に見ていた娘は一言「ヘン!でしょ!!」(笑)
しかし徐々にエンドロールでその娘もまた「いい映画だった…」としみじみ言ったのは、父としてもうれしかったのである(笑)

コレクターズエディションが出たなら、多分、ゲットするでしょう。






posted by タク at 23:25| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イラストレーターの休日

先週、石神の丘美術館でのオープン余波でちょっとばかり慌ただしい一週間でした。
本日金曜、たたみかけの納期が昼までにいくつか。
おさめた後、ほっとひといき、遅い昼ご飯を食べたらシゴトスイッチが「勝手に切れた」。

たまにあるです、この自動シャットダウンが。
自動的に落ちるともう、何もする気がおこらない、というか、なにやってもダメ状態まで阿呆のようになってしまう。
こんなときは、そのままで居るに限る。ということで、のほほ〜んの金曜日を過ごしました。

思い返せば、昨晩納期直前にも関わらず、映画FURYが無性に見たくなり深夜映画鑑賞会。子供時代にある試験直前のプラモ作りといっしょですね。きょうのシャットダウンの前兆は昨晩からあったんだな。

ちなみに今日おさめたイラストのひとつは、すでに年末のハナシのもの、、、。あいかわらず季節感ボケしてしまう因果な商売がイラストレーター。だから休日もボケてやってくるのかもしれません。

で、映画FURYである。この冬、映画館でも観たけれど、やっぱりいい映画だと思う。
だいたい映画って、不思議とイケてるかイケてないか(自分にとって、ね)冒頭数分でわかるってもんですが、この映画は数秒でツボ。それほどこの映画のオープニングは自分としては今まで観た映画の中で指折りに入ります。
映画の中で心に残るシークエンスはいくつもあるけれど、全体通してドイツ軍を悪役とせず、戦場の不条理さをとことん悪役に仕立てたのが、特に印象に残りました。
そして、いつもヨーロッパ戦線を舞台にした戦争映画を観ておもうこと。それは、自分がなぜだかこよなく愛してたまらない彼の地の田園風景が、70年前、戦場となっていたギャップです。道があり、灌木があり、丘があり、木々がざわめき、空が大きい。その草木や大地や空は、そこで人間の不条理さが展開されようとも、何も言わず、変わらず、ただそこに或りつづける。国は違えど「夏草や兵どもが夢の後」、なのだなあ。

しかし、シルエットだけで戦車や戦闘機の型をうるさくも言い当てるわたしを、一緒に見ていた娘は一言「ヘン!でしょ!!」(笑)
しかし徐々にエンドロールでその娘もまた「いい映画だった…」としみじみ言ったのは、父としてもうれしかったのである(笑)

コレクターズエディションが出たなら、多分、ゲットするでしょう。






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2015年04月22日

ジンクス

あまりジンクスって気にかけない方だけど、ここ一年はジンクスってあるのかも、と、思うことがある。

それは、新聞連載小説のさし絵に関わって感じることだ。

作家大村友貴美さんと二人三脚させていただきもうすぐ一年に及ぶけれど、かれこれ描いた枚数は350枚となった。
もちろん一日一枚というペースになると、ぱっとアイデアが出るときもあれば、苦悶するときだってある。正直、掲載後、「ああ、ちょっと違ったかな?」と反省した回もある。

ジンクスとは、ひらめくように描けた回だ。

当然刷り上がりが気になるわけだけど、この手の挿絵に限って、モノクロ掲載となってしまうのだ。

気にかけるということは、いわば確執。
世の中確執はことごとく裏目にでたりするものだ。もしかして、そんな真理が挿絵掲載にも働いているのかな…なんて思ってしまう。

346回の挿絵もまた、ラフを何度も破り捨てたあげく、「すっ」と気持ちが乗って描けた回だった。

あ、これってもしかして、またしてもモノクロか??

掲載翌日届いた新聞をそそくさと開いた。

はたして?


…ジンクス破れず。
見事、モノクロページ掲載でした。(涙)

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2015年04月21日

引っ越し・2

20150420kuma001.jpg来月、岩手の両親が仙台に越してくることになった。
ふたりとも歳も歳なので、要・万全の受け入れ体勢。
新しく住まう場所は、いまアトリエとして使っている、自宅近所のマンション。ここ十数年、絵の倉庫兼制作室としてぼちぼち使っている3DKです。

昨年からそんな引っ越し売却話が動いていたのだが、築年数がかなりの実家。それもいわゆる「住宅地」ではない田舎風景のただ中に建っているので、買い手がなかなか見つからなかった。

そんなところ強力にサポートしてくれたのが不動産屋さんのアースコンサルさん。おかげさまで,こんなに早く??というほどのタイミングで売却へこぎつけてくれました。
なにより、アースコンサルさんに頭が下がったのが、古い家ゆえにいろいろと手続きも大変だったはずだけれど、丁寧な応対と高齢の両親への親身なサポート…。感謝の言葉も無いほどです。

ということで、引っ越しまであと一ヶ月。こちらのマンションの3DKにはいっていた絵やら何やらを一部屋分までぎゅっと縮小整理しなければならない。GWは引っ越し段取りで終わります。

石神の丘個展のまっただなかに引っ越しがぶつかってしまったことは、最初冷や汗をかいたけど、ふたをあけてみたら作品が美術館へ出かけていて、在庫が少なくなっているのが整理の救いとなっている。(展覧会終了後、どかっとかえってくるわけですけど)
しかしさ、絵描きって、本来は収蔵スペースを確保できる人間の仕事だよね…。スペースが持てない人間にはツライ商売だ。それほど在庫の絵は場所を取りますね。
制作アトリエ兼保管庫として、古くてもいいので倉庫をひとつ借りたいと切に思う(ショップ・アルティオをスタートした今は無理だけど、夢は大きく、いずれは見てろ、だね=笑)

ついせんだって3月に息子の引っ越しをひとつ終わらせばかりだけど、もう一仕事です。

最後に、岩手で不動産の売却や購入を考えている方がいらっしゃいましたら、アースコンサルさん、五つ星級にお勧めです。
http://earth1291.com



posted by タク at 00:46| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

引っ越し・2

20150420kuma001.jpg来月、岩手の両親が仙台に越してくることになった。
ふたりとも歳も歳なので、要・万全の受け入れ体勢。
新しく住まう場所は、いまアトリエとして使っている、自宅近所のマンション。ここ十数年、絵の倉庫兼制作室としてぼちぼち使っている3DKです。

昨年からそんな引っ越し売却話が動いていたのだが、築年数がかなりの実家。それもいわゆる「住宅地」ではない田舎風景のただ中に建っているので、買い手がなかなか見つからなかった。

そんなところ強力にサポートしてくれたのが不動産屋さんのアースコンサルさん。おかげさまで,こんなに早く??というほどのタイミングで売却へこぎつけてくれました。
なにより、アースコンサルさんに頭が下がったのが、古い家ゆえにいろいろと手続きも大変だったはずだけれど、丁寧な応対と高齢の両親への親身なサポート…。感謝の言葉も無いほどです。

ということで、引っ越しまであと一ヶ月。こちらのマンションの3DKにはいっていた絵やら何やらを一部屋分までぎゅっと縮小整理しなければならない。GWは引っ越し段取りで終わります。

石神の丘個展のまっただなかに引っ越しがぶつかってしまったことは、最初冷や汗をかいたけど、ふたをあけてみたら作品が美術館へ出かけていて、在庫が少なくなっているのが整理の救いとなっている。(展覧会終了後、どかっとかえってくるわけですけど)
しかしさ、絵描きって、本来は収蔵スペースを確保できる優雅な人間の仕事だよね…。スペースが持てない人間にはツライ商売だ。それほど在庫の絵は場所を取りますね。
制作アトリエ兼保管庫として、古くてもいいので倉庫をひとつ借りたいと切に思う(ショップ・アルティオをスタートした今は無理だけど、夢は大きく、いずれは見てろ、だね=笑)

ついせんだって3月に息子の引っ越しをひとつ終わらせばかりだけど、もう一仕事です。

最後に、岩手で不動産の売却や購入を考えている方がいらっしゃいましたら、アースコンサルさん、五つ星級にお勧めです。
http://earth1291.com



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2015年04月18日

石神の丘美術館展初日

岩手町立石神の丘美術館で、「古山拓水彩画展」がはじまりました。

今日はオープニングセレモニーの挨拶、テープカットに続いて、館内での作品解説、その後の芸術監督斎藤純さんとの対談、美術館友の会のみなさんとお茶会と目白押しでした。
もちろんはじめて会う方々がほとんど。
岩手町の副町長さんはじめ、岩手町のみなさんが温かく迎えてくれて、一年間の制作の疲れが吹き飛びました。

私の絵はさておき、岩手町の自然風土が素晴らしいです。宮沢賢治の心が宿って居るようなところです。
新幹線なら仙台からいわて沼宮内駅まで50分ちょっと。
よかったら足を伸ばして見てください。

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2015年04月17日

岩手入り

ふるさとはいくつもある。

父は、私が幼い頃、木炭集積に関わる仕事についていた。自宅は仕事場を兼ね、ほぼ一年おきに岩手県の北上山地の山間部や、炭が集まる小さな町を点々としていた。

ふるさとが幾つもあると書いたのは、そういう意味だ。

幼い頃の記憶は、だんだんと薄れて行っている。けれど、見知らぬ場所で、どこか懐かしい、と思える場所は、多分にそんな記憶をくすぐり目覚めさせているのではないか、とも、思う。

そんなふるさとの一つが岩手町川口だ。

盛岡から北へクルマだと40分ほどだろうか。岩手町の南に位置するその町の鉄道駅のすぐそばに住んでいたことがある。

その町で共に遊んだ幼なじみと再会したのは昨年のこと。47年ぶりのことだった。

縁は不思議だ。47年間、なんの音沙汰も無かった岩手町に、三つの縁が昨年唐突に結びついた。縁の話は割愛するが、それらがより糸のようになり、岩手町立石神の丘美術館での個展に結びついた。

土曜日18日にスタートする個展には、ありがたくも町政60周年記念の冠がつけられた。

明日、その岩手町にオープニング出席のため前日入りします。
なんというか、岩手町の大地と空が、引っ張ってくれた、そんな気がしてなりません。







posted by タク at 00:37| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月10日

エンドレス

なんだか懐かしい響きになってしまった言葉に「エンドレス」ってありますね。
「エンドレスラブ」とか、「エンドレスゲーム」なんて、ウン十年前はよくつかわれました。

終わりなき、って意味が、どこか終わりを怖がる人間の本性をくすぐるんでしょうね。

最近、周囲で「定年後」なんて話題になることがぽつぽつでてきてます。
そんな年になったんだなあ、とおもいつつ、定年がない暮らしがどこまでも続くことに恐れおののきはじめています。

その日暮らしがエンドレスって、これは怖い。

最近、ふと我に返ること,多くなってまいりました(笑)

ぞっとするエンドレスなこれからを、避けられないならばどう楽しむか、そのハウツーをそろそろ探って行きたいな。

閑話休題

センケンギャラリーで開催中の、四人の生徒さんによる古山拓絵画工房水彩教室作品展、いよいよ明日が最終日です。ぜひ、お立ち寄りください。

会場大丸1︎仙台市青葉区一番町2-2-13 センケンビル1階
センケンギャラリー
会期大丸1︎4月7日〜4月11日
10時〜17時(最終日は午後16時終了)

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2015年04月06日

JWS第五回日本透明水彩会展in横浜

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いよいよ明日からJWS第五回日本透明水彩会展がはじまります♩

総点数、200点。
個展や、水彩講座講師、美術系出版物等で活躍中の水彩画家、会員32名それぞれが、独自のスタイルの作品でお迎えします。

「水彩を愛する人が一人でも増えてくれれば」との理念が大きく根底にあるのがJWS展です。

私も6点出品。お近くの方、何かのついで横浜方面に向かう方、自分の水彩を探っている方、絵画に携わっている方、ぜひぜひ、足をお運びください♩

++++++++++++++++++++++
JWS第五回日本透明水彩会展
■会期・4/7(火)〜13(月)
10:00〜18:00(最終日16:00)
■会場・横浜赤レンガ倉庫1号館スペース
横浜市中区新港1丁目1-1
※入場料300円
++++++++++++++++++++++
posted by タク at 07:32| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月04日

引力

つまるところ、人間は水なのだ。

実は昨日からからだがだるかった。ヤバイ、何かの前兆か?と思えるほどキツイだるさだった。

そのわりには水彩画の仕事がはかどったのも不思議だった。
いつもの1.5倍ほどのペースで気がつけば一日のノルマをなんなくこなしてた。

おかしいな?からだはだるいのにな…。

今日の店じまいして帰る道すがら、大きな月が印象的だった。
帰ると娘が、今日は皆既月蝕だ、という。

そうか、引力のせいだったのか。このだるさは。
女性が月の満ち欠けの影響を受けるというけれど、男だって体内の水分量はそう変わらない。月の引力のさわりがあったとしても不思議じゃないよね。

しかし水彩がノリまくってたのも、やはり水繋がりだったのかなあ…?

月ごよみと水彩のノリの度合い、グラフ化してみるのも一興かも(笑)なーんて、くだらないことを考えていた晩でした。

絵皿は十数年前の仕事。久しぶりに食器棚の奥からでてきました。
某笹蒲鉾屋さんの初売り景品絵皿です。
円とウォーターワールド…にしても月蝕に引っ掛けるのはムリあるね(苦笑)
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2015年04月03日

要領悪すぎ

つくづく要領悪い、と、思う。
たかだか描く仕事なはずだけど、スケジュール通りに進んだことがない。

要領悪すぎるんだな、きっと。

もっと発想をぱっぱとひねりだしちゃって、ぱっぱと描いて、ささっと納品。
って、できないんだよね、これが。

今日、石神の丘美術館から、4月の展覧会のフライヤーとポスターが届きました。…4月って、今月だ(笑)まだ全点完成まで至っていないし。

しかしだ、箱をあけて、ぱぱっと確認!以上!…なんて、できるわけないよ。しばし椅子に座り込んで、何度も校正したはずの文言を読み直してるし。
これはいわゆるムダな時間なんだろうね。

でも、そんなムダがイラストや絵には多分にイイカンジで影響してくるんだろうな、とも思う。

明日は早朝から仕事だけど、予定は一時間。しかし実際は2時間なのだ、きっと(笑)
ムダも仕事のうち…なんて言うと会社員では怒鳴られてつまみ出されておしまいなんだろうなあ。

仕方ない性分ですので、明日もとことん要領悪くがんばろう、と思うのです。

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2015年04月01日

絵と文

「イラストと文章を合わせてお願いします。」
絵と文。使う頭の部位は違うけど、大好きな仕事の一つ。
久しぶりにそんな仕事がはいった。

思い返したら、続きものは正岡子規の東北紀行の足跡を辿った、河北新報夕刊に連載した「子規の風景」以来。かれこれ3年ほど前だ。(2年ほど前、某仙台箪笥のメーカーのパンフに書き下ろしたこともあったけれど、単発でした)

もともと自分は美術系の専門教育を受けたわけではない。ボンクラであったけど、専門は文学部。絵は子供の頃から描くのがやたらと好きだっただけで、多分頭の中は明らかに文系なんだろうな。

絵やイラストを描いているときはもちろん楽しいけれど、同じくらいに文を練ったり書いたりすることが好きだったりする。

しかし文ってのは難しい。なにが難しいかというと、ついつい、気を許すと「かっこつけちゃう」んだよね。
後から読み直して、「お前さん、なに気取ってんだ?そんなにエラかったか?」ってなることもしばしば
うーん、人間って、ジブンを大きく見せたいイキモノなんだ。

イラストや絵はある意味自分をすっぽんぽんにさらけ出す作業だと思うけど、文章はちと違う。いくらでも作れてしまう怖さがある。

Facebookで知り合い、リアルでも繋がっている方がいる。その方の文章が、最近好きだ。因みに文筆業の方ではなく、会社の社長さんだ。

この方は伝えたいことを、カッコつけるわけではなく、簡潔に、けれどほのかに文学的に、そしてさらにはユーモアもさりげなく交えて、気持ち良い起承転結で落とし込む。
文を読みながらその方の顔をおもいだしても全く違和感がない。ここがすごいところだ。

今回の仕事、彼ならどんな風に書くんだろう?
伝えたいことを等身大で描いて書く。
発注してくれた編集者と打ち合わせした後、そんなことを考えてました。

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posted by タク at 22:44| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする