2015年04月28日

石神の丘美術館展作品メモ

石神の丘美術館展作品メモ

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『凱歌』2009年 画材・小倉和紙にアクリル

個展「北欧の旅」で発表した作品です。
北欧を旅したのは2009年ですが、バルト三国・エストニアの首都タリン郊外に、独立を記念した広場があります。
エストニアは、歌を愛する国としても有名ですが、独立の凱歌が記念広場の石碑に刻まれていました。
意味はわかりませんでしたが、ごつい書体が刻まれた碑に釘づけになり、どうしてもアルファベットモチーフを絵にしたいと思っていました。
用いた画材は、小倉和紙とアクリルです。小倉紙をパネルに貼りつけ、地塗りをして、自分の中のイメージと和紙マチエールがフォーカスしてくるのをじっと待ちました。
やってきたのは「凱歌から立ち上がる町」でした。
降ってきたイメージを、刷毛で描き上げた作品ですが、アルファベットを黒い線や面で表現しています。
アルファベットはそれぞれただの記号に過ぎませんが、組み合わせによって喜びにも哀しみにも希望にもなります。
凱歌を謳うように描けないかな、と、筆を持ちましたが、その「筆の叩きつけや和紙へのかすれ」が、謳うことと似ているような感覚でした。


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「アイルランドの小屋」

アイルランドの西の果てにアラン諸島があります。
岩くれだらけのこの島は、シングの戯曲やアランセーターでも有名です。
諸島のイニシュモア島に旅したのは1999年のことです。
私の興味を引っ張ってならない「ケルト」の総本山的国アイルランドの旅の最終目的地に、その旅でわたしはイニシュモア島を選びました。
(このときの旅のルート結果は、ダブリン→コーク→リムリック→ゴールウェイ→アラン諸島→ダブリン。)
島には2泊ほどしましたが、島の町外れに気になってしょうがない一軒の小屋がありました。
実は何度も制作にチャレンジしていましたが、そのたびに挫折。思いが入らず、「ただの小屋絵」にしかならない…。
この絵の制作は、取材から10年以上たった2013年の冬です。「あたたかな部屋」展という冬の個展の時、ようやく描くことができました。
今回の展示ではヨーロッパコーナーのトップに架けています。

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岩手町町制施行60周年記念『古山 拓 水彩画展』Drawing under the sky
会場:岩手町立石神の丘美術館
会期:2015年4月18日〜5月31日
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:毎週月曜 ●5月4日(月祝)は開館いたします。
観覧料:一般300円/大・高生200円/中学生以下無料
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posted by タク at 00:37| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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