2015年12月30日

暮れゆくアトリエ

「おお、岩手山!この感動は毎度たまらんなー」東北自動車道を北上、盛岡に近づくといつも思っていた帰省が、今年から無くなった。

両親が盛岡の実家を売り払い、仙台へ転居して来たのが、今年の五月。両親が極めて近所に暮らすという、はじめての年末を迎えています。
東京一人暮らしの大学1年の息子も昨日バスで帰省、なんだか急に人数が増えて年の瀬感が強まってきています。

イラストレーターとしてのわたしの仕事納めは昨日でした。絵画工房ランズエンドは、正月三が日はお休みいただいて、4日から始動。

青葉区立町の店舗ギャラリー、アトリエ.アルティオは定休日月曜火曜にあやかって4日、5日まで正月休みをいただきます。6日に年明けオープンとなります。

といっても、仕事の「やること」「仕込み」はあり過ぎて、正味「何もしない休息」は、正月2日間。
おせち食べて仙台名物初売りに家族で出かけてのんびりするとしよう。

さー!大掃除、開始かな。




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2015年12月22日

東北学院大学を水彩で

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仕事の紹介です。
ありがたくも、母校のクリスマスカードをコラボレーションさせていただきました。
(このカードは母校を受験志望する高校生を中心に送られるようです。)

実は描くことを生業にしていますが、わたしの出身校は◎△美大や◆☆デザイン専門学校ではなく、東北学院大学文学部史学科です。古代ギリシャローマ=古代地中海世界が専攻でした。…なんて書くとマジメそうですが、落書き三昧の学生時代、映画300でメジャーデビューを果たした?レオニダス王を重装歩兵スタイルで描いてゼミの卒業文集に寄稿した懐かし恥ずかしの記憶が。

結局描いているヨーロッパの歴史風景への興味は、そのへんにあるのはまちがいない。

古い友人からは「オマエの専攻はラクガキだったな」と笑われています。

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2015年12月19日

賢治と星の王子様そしてブルトン

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フランスブルターニュに東北最強的繋がり持つ東北大学のK教授。専門はフランス文学。
わたしの「もっとも聞きたい授業」の先生でもあります。

ケルトを追いかけ始めたときに、先生のブルターニュケルトの講演を偶然聞いたのが縁で、お付き合いが今に至ります。っと、お付き合いといったら叱られるな、わたしの片想いだ(笑)
十年越しの念願かない、昨晩はじめて先生と一献を交わしました。

キャッチボールは星の王子様と宮沢賢治、プルースト、ケルト世界まで縦横無尽(@_@)わたしのノウミソはしびれっぱなしの、ショート寸前。モーレツにエキサイティングがすぎました。
先生も楽しがってくれて、なので来年、アトリエアルティオを会場にして、K先生の「ブルターニュケルト」のお話会をしましょう、とあいなりました。

アルティオプレゼンツ・K教授のブルトンスペシャルトークライブ♩
あ、これ、自分が聞きたいからやります。(笑)狭いから定員せいぜい8名か(笑)ブルターニュ産のシードルくらいは用意しなきゃな♩ワクワクだ*\(^o^)/*
ちなみに絵はブルターニュ半島のラフォーレフーナンという小さな漁村。わたしの名刺に使っている絵でした。

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2015年12月17日

硫黄島からの手紙2015

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太平洋戦争前、インテリアデザイナーということばさえなかった時代、ひとりの家具職人Tさんによって手作り出された机と椅子、キャビネットを、その娘さんから縁あって譲ってもらいました。廃棄場行き寸前ストップ!

つくりが異国のそれです。
「父は戦前、神戸で家具を作っていました。今で言うインテリアデザイナーのはしりでした。」との娘さんのことばに、妙に納得。
Tさんは、硫黄島に戦死…。どれだけ仕事ができなかったのが悔しかったろう。

80歳をゆうに越える家具ですが、目に入るだけで気持ちが温かくなるのです。体温が間違いなくある。これは不思議だ。

机はTさんが仕事用に作ったものなので、敬意を表して自宅の仕事場に。キャビネットと椅子は、アトリエアルティオに置くことにしました。一部修理が必要ですが、とことん大切に使わせていただきます。
硫黄島に散った見知らぬTさんに「しっかり描けよ」と言われてる気がしてなりません。

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2015年12月13日

一点収束の法則

やはりモノゴトは、目に見えないところで同時進行しつつ絡み合い、最後に一点に収束するんだな。
昨晩、ある出版祝賀パーティが東京であり、向かう新幹線車中に思ったことです。

福音館書店から出版された「しゅるしゅるぱん」の著者、おおぎやなぎちかさんが所属する文学同人「季節風」主催のパーティです。作家さんと出版社の方々が集まるそんな場ははじめてでした。

文学に関わるパーティを通して、「必然でしかあり得ないような出会いやタイミング、想いの連なりがピタッと一致した時に作品は誕生する」ものなんだと痛感。

今まで広告を作る世界には長いこと身を置いてイラストレーションに関わってきましたが、仕事サイクルが出版に比べるとあまりに短いため、そんな想いを噛みしめる余裕は無かったように思えます。
かさねがさね、しゅるしゅるぱんという本を通し福音館書店さんにお世話になったことは一つの分かれ道に立ったことだったのだなあ。

偶然、福音館の元編集長Mさんとは帰りの電車が一緒になり、福音館青春時代の思い出バナシもキラ星珠玉。そんなお土産まで頂いて東京の夜は更けていったのでした。

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2015年12月11日

神戸とルミナリエ

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ふと、カレンダーに目をやると、今日は11日。東日本大震災の月命日です。

実ははるか西の神戸と仕事で繋がっています。繋がったのは半年ほど前、神戸の制作会社からの一本の電話ででした。
ネットで作品を見たといい、挿絵を描いてほしいという打診でした。
先方はわたしの絵だけを見て決めた様子。断る理由は何も無い。快諾しました。昨晩、年内進行のスケジュール確認の電話が入りました。

ネットでわたしの作品を見たという、その絵がこちらです。
仙台文学館発行の文学館ニュース連載の挿絵です。
モノクロのイラストではあるけれど、実はこれ、奥歯に圧力かけてギリギリと描いています。それが震災を経験した神戸と繋がったことは何より嬉しかったです。

一昨年の暮れ、某企業のカレンダー仕事の取材で神戸を訪れたのは、ちょうどルミナリエ開催のときでした。言葉にならないくらいさまさまな色合いの光にあふれてました。たぶん、色合いは魂の輝きなんだな、きっと。
今回の神戸の仕事、挿絵の向こうに様々な色彩を見てもらえるように描きたい、と思っています。
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2015年12月10日

絵と文な仕事

絵と文の抱き合わせ発注。
ひさしぶりに来ました,嬉しい仕事です。
メルカートという専門系機関誌の裏表紙に絵とエッセイを連載開始しました。
一般には手に入りませんので、こちらでご紹介を。

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旅絵というタイトルで、東北の風土を、風景を切り取っていきます。
第一回目は、七ヶ浜町の今はなき風景を描き出しました。
この原稿と絵を描いたあとに、仮設商店街での震災前の風景画点の打診がありましたので、シンクロニシティだったのでしょうか?

「東北をテーマに水彩スケッチとエッセイを寄稿してもらえないか?」という打診があったのは今年の春。
以前から東北灯台下暗し、足元見ずして何をば語る、と、時間を見つけてはあちこち取材をかけていました。そのことが役に立っています。
司馬遼太郎の金字塔シリーズ「街道を往く」には当然かないませんが、それでもみちのく東北「我が街道」を往きたいものです。

年明けが締め切りで第二回目が動きます。
どこの風景をどんな切り口で切り取ろうか、いまから嬉し悩ましです。

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ことば絵展、スタート

やなぎゆみこさんとの二人展がスタートしました。

カリグラフィーと水彩、イラスト、その他抽象表現問わずで合作。
「はじめにことばありき」で、やなぎさんが言葉を選んでカリグラフィを制作、それにインスパイアされた表現をわたしが描くという順番で制作した合作が並んでいます。

やなぎゆみこ先生、こういうかたちでの展示は初。
初日の昨日はお客さん途切れず、接客に追われていました。

クリスマスカード類もおかげさまで好評いただいています。
そういえば、仙台地下鉄東西線が先日開通しました。
大町西公園駅より徒歩5分のところに会場アルティオはあります。
仙台駅から二駅。
地下鉄乗りがてら西公園を散歩、ちらっとギャラリーも覗いてみてください。(会期23日まで)

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2015年12月08日

やなぎゆみこ×ふるやまたく〈ことば絵〉展開催

アトリエアルティオ・クリスマス企画展 やなぎゆみこ×ふるやまたく〈ことば絵〉開催のお知らせです。

明日9日からクリスマスイブ前日の23日まで、カリグラフィー作家やなぎゆみこと、水彩画家・イラストレーターの古山拓による初のコラボレーション展を開催します。
カリグラフィーは日本では西洋書道とも言われますが、いろいろな書体、文字、線の美しさが、〈ことば〉の持つ意味を一層深いものにしてくれます。二人のコラボ作品は、やなぎゆみこがカリグラフィーで書く〈ことば〉と、そこから受けたメッセージを古山拓が様々なスタイルの〈絵〉で表現します。
また、個々の作品や、クリスマスプレゼントに最適な商品オリジナル一点もの、またコラボによるクリスマスカードなど、お求めやすいグッズ類の販売も行います。ぜひ足をお運びください。

♢会期・平成27年12月9日(水)〜12月23日(水)
AM11:00〜PM18:00 会期中の休廊日/13日(日曜)・14日、21日(月曜)

♢会場・アトリエアルティオ
仙台市青葉区立町19-20 パークサイドコーポ1F
TEL+FAX 022-797-8389  


やなぎゆみこ在廊予定 : 初日9日(水)終日と、11日(金)、17日(木)、19日(土)、20日(日)、23日(水)の午後1時30分〜在廊。
古山在廊予定 : 以下を除く開催日のほぼ終日→不在日12日(土)。都合により急な不在もございます。ご容赦ください。


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2015年12月04日

描きたくないときもある

もう描きたくない。そんな時もあるさね。いっつも描いていると。
仕事なのでなんとかテンション維持しようと頑張るんだけど、ダメなときはなかなか大変であります。もちろん最終的には仕事だからきちっと描くけれど。

今日も朝からイロイロ描いていましたが、夜のついさっき、一枚の仕事がどうもノリ悪い。何枚描いてもしっくりこない。ついにスイッチが切れた。こうなると電源抜かれたロボット状態。あきまへん。

落ちたのは水彩の仕事だけれど、こんな時は中途半端が一番良くない。
水彩紙の上を走る穂先の「音」が耳障りになって来たら赤信号です、私の場合。
こんなときは潔く?破り捨てるに限る。

あー、清々した(笑)

しかし納期は待ってくれない。経験上、明日朝早く起きて再チャレンジが吉なのだ。



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書店まわりの一日

書店まわりの一日でした。

福音館書店から3週間ほど前に出版された「しゅるしゅるぱん」(おおぎやなぎちかさん・作 古山拓・画)ですが、なんと重版が決定、今日は著者のおおぎやなぎさんが東京からいらして、挿絵担当の私と2人で仙台の取扱い書店にご挨拶して来ました。

おかげさまで、ツタヤ仙台南店さんでは、年明け1月16日午後14時から、しゅるしゅるぱんサイン会が開催されることになりました。おおぎやなぎちかさんも東京から駆けつけます。

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何より嬉しかったのは、ほとんどの本屋さんが平置きしてくださっていたこと。

仙台の絵本専門の老舗「横田屋」さんに顔を出すと店主さんが「久しぶりだねえ」と迎えてくれました。そして、
「あの絵本、まだ置いてあるよ!」
「あの絵本」とはすでに手元には残っていないマボロシの絵本(笑)「あしたのまちはどんなまち?」でした。
実は2000年(たしか)に自費制作したその絵本が2冊だけ横田屋さんに残っていたのです…。

一冊はおおぎやなぎさんに献本し、残る一冊は、縁がある人に渡ることを祈って、横田屋さんに引き続き置いてもらうことにしました。

当時、自分の絵本が作りたい、と、勢いだけ&ドローイングだけで描いた一冊。

れから随分と時がたちました。
しゅるしゅるぱんの隣に置いてシャッターを切りました。

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2015年12月02日

秋の終わり冬のはじまり

ギャルリサロンドエスで開催されていた銀座個展が、おかげさまで無事終わりました。
今までやってきた個展の中で、いろんな意味でスリリングでしたが、記憶に深く刻まれる展覧会になったことは間違いありません。

中でも、今回ほどネットで知り合った方々にリアルで支えられた個展はなかったです。
イギリステーマでしたので、私が参加している英国関係のウェブコミュニティの方々が様々なカタチで支えてくれました。
ありがとうございました。

途中、秋が突然終わったような寒さになり、連日夜の一献がたたったのか風邪を引いてしまいました。それでも最終日まで持ちました。まだいけるな(笑)

いつもそうなのですが、自分に刺激をくれる人は大概が異ジャンルの表現に携わっている方々。
今回も幾人かのそんな方々にいい刺激をもらえました。だから勝手に今回は成功ということにします。

また次にします向けて頑張ることにします。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

さて、今日からは通常営業。気がつくと暦は一気に冬になっていました。
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