2016年02月28日

年なんて関係ない

アルティオでの展示は、場所が自分のところだから気楽かといえば、そうではない。
イラスト仕事や、次の個展の仕込みも動いているわけだから、どこかにその時間を練り出さなければならない。練り出したら補給が必要なのが世の常でもあって、昨日今日がその補給日だった。

補給日といっても、仕事は動いているし、お客さんも来てくださる。さあ!温泉に行こう!や、買い物に出かけよう、なんてことはできず、ただぼーっとしていたり、本をパラパラめくったり、プラプラ近所を歩いたり、空見上げたり…空き時間作って、そんなもんだ。

子供たちが小さかった頃は、何処かに行くとなるとそれなりに気合い入れて半徹して時間をあけたものだけれど、若かったからできたこと。今やったら自殺行為だよね。

そんな今日、読み始めたら止まらない本に出会ってしまった。
遅ればせながら、「特別授業3.11 君たちはどう生きるか」。

河出書房新社から「14歳の世渡り術」というシリーズで出ているものだけれど、今年54歳になる私が読んでも頷くことしきり。
最初読み始めたのは今日の昼下がりの自宅。実は今、明日の仕事の前乗りで宇都宮にいるのだか、新幹線の中、そしてホテルの一室でと、最上級の栄養補給をさせてもらった。

この本に書かれていることを「わかりきったことじゃないか!」と思うようなら、歳の重ね方に失敗した、と思った方がいいと思う。
歳重ねてわかった「つもりになっているだけ」のことは往々にして多いものだから。(←これ、自分に言ってるな)

人生半分過ぎたとしても、モノゴトのど真ん中なことは、14歳流の受け止め方をしてもソンはない。そう思う宇都宮の夜なのである。

そうそう、絵も同じだね。歳かさねてそこそこ描けるようになると、生きる上で見えなくなるもの、いっぱいあるもんな。


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(ホテル客室照明で撮った写メ故、黄色ですが、実物は白表紙です)










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2016年02月27日

阿吽の7日間

アルティオ第3回企画展
藤村みゆき×古山拓
【ちいさなおじさんのスケッチブック】展

おかげさまで本日盛況の中、幕を閉じました。たくさんの方の笑顔に出会えた幸せな展示会でした。
お運びくださった皆様、FBやツイッターでフォロー紹介また応援いただいた皆様、ありがとうございました。
ちいさなおじさん達が箱に入って帰っていくのがなんと切ないことか。残された絵たちがどことなく所在無げにも見えました。
それだけきちんと息があった二人展だったのでは、と思います。

藤村さん、心よりありがとうございました。

27日、28日、29日月は県外出張につき、誠に勝手ながらアトリエアルティオは臨時休業とさせていただきます。
3月2日水曜日よりアルティオは通常営業です。

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2016年02月24日

旅立ち準備開始

昨年は、大学に進学した息子を仙台から東京に送り出した。あれから一年。今度は就職が決まった娘の独り立ちの準備が進んでいる。

自営業イラストレーター兼水彩画家の看板で2人の子供をなんとか大学に放り込むことができたことは、奇跡に近かったように思う。これも、仕事をくれたお客さんがあってこそ。
子供達は、そんな世間様の支えで育てることができたといってもいい。

「息子が卒業するまであと数年。もうひと頑張りだよ」と、妻が口にしたその先に居てくれるのは、「この絵はアイツに頼もう」と思い出してくれる大勢の人たちなのだ。これもまた奇跡に近いこと。

旅立ちは希望に満ちた晴れやかなものだけど、世間の支えがあって旅立たせることができる。そんな気がしてならない今宵、寒さまだきびしけれど、間違いなく春近し。

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2016年02月20日

小林先生最終講義「プルーストの拡大鏡」

「よかったらいらしてください」
東北大学文学部フランス文学の小林文生教授からお誘いいただいた、最終講義。
18日に拝聴させていただきました。

はたして、わたしごときが聞きに行ってわかる内容なのか?
そんな心配は杞憂に終わりました。
もちろんわたしはフランス語はわかりませんが、次々と解き明かされる内容にドキドキしていました。学問がくれる鼓動。

内容は文学部のみならず、芸術に携わる者にこそ聞いてほしい、素晴らしい最後の授業でした。

先生にお会いしたのは、ブルターニュに旅しようと思っていた矢先の2001年。
何度か公開講座にはお邪魔していましたが、最終講義を聞かせていただくことになろうとは、思ってもいませんでした。

最後に先生が聴講生に渡した言葉は、「星の王子様」の赤いバラのフレーズでした。

本当に素敵なひと時でした。

写真は東北大学川内キャンパスからの帰り道。黄昏時にさしかかっていました。太陽も木々も何もかもが先生を祝福しているように思えました。
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posted by タク at 16:01| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

藤村みゆき×古山拓二人展スタート

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今日、藤村みゆき×古山拓二人展「ちいさなおじさんのスケッチブック」が、アトリエアルティオでスタートしました。

初日からちいさなギャラリーに次々とお客様がいらしてくださり、ありがたいことです。

藤村みゆきさんもオープンから会場入りして、接客に追われていました。


今回の展示は、「笑い声」が絶えません。

世界各国をイメージしたおじさん人形に、来場者の方から楽しい笑い声が上がるのです。


藤村さんの作り出すおじさん人形の成せる技だと思います。。

人形の醸し出すユーモアと触発された水彩のコラボレーション。これはある意味、エンターテイメントなのかもしれません。


もっともわたしも絵はいろんな役割があっていいと思っていますから、笑い声どうぞようこそ!です。


あす土曜は古山は11時から、藤村さんは午後イチから会場入りします。

ぜひアルティオにご来場ください。


アトリエアルティオ

仙台市青葉区立町19-20




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posted by タク at 22:54| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

そういう流れに添いましょう

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藤村みゆきさんとのコラボ展、仕込みがどんどん面白くなっている。
アドリブ合戦が白熱?してるような、そんなテンションかも。

一人でどこまでもの個展制作は、どこまでもポツネーンだけど、コラボスタイルの2人展はフォークダンスみたいでいいな。

今日は祝日。

バンプオブチキンの東京ライブに朝イチ出発した娘をクルマで見送ってきた。
いよいよ巣立ちが近づいた彼女にこうやって時間を割くのもあとわずかか…なんて、思わず「星の王子様」を思い出していた、そんな旗日の朝。

そういえば今日は月命日だ。合掌。来月は震災から五年の節目を迎えます。

五年前の震災直後に開催して以来、毎年3月にやってきた震災復興個展ですが、会場側の諸事情により、今年はお休みとなりました。残念です。

ほうぼうの方々から、「なんでやねん?」と口々に。
私だけではどうにもならないオトナの事情ってことでしょう。…イロイロあるんだね、オトナってきっと(笑)
これもまた何かの岐路なのだな。

写真は大量処分した、仕事の下絵の山。
終わった下絵をどこまでもとっておくクセ、なんとか治さないとな。岐路も埋れてわからなくなるよね。
気がつくと「部屋のストレージが一杯」なってます。

ー追記御礼ー
先日陸前高田出身の友人から依頼されていた、「陸前高田震災行方不明者捜索嘆願書」、おかげさまで送ることができました。
告知にご協力、そして署名くださった皆様、ありがとうございました。

posted by タク at 08:45| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月07日

てさぐり

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制作はいつも「てさぐり」だなあ、と、描き進めていて改めて思う。

構成デッサンまでは手探りということはなく、ブラッシュアップという感じなのだが、本制作となるとたいがい手探りだ。
「ここの色はオレンジか、だったらこっちはブルー系にしよう」とか、「黒く見せたいけど、どんな色だと自分ブラックになるのかな、、、」「確かに実際はこの色なんだけど、オレの思ってる色、違うよな」なんてかんじで、塗り進める(置き進める)色合いや心情によって左右されていく。

といってもビビりながらとか考えながら進めているわけではなく、多いに頼るのは直感。
もちろん彩度、色相も考えてはいるので、全くの直感だけということではない。
使う絵の具は透明水彩だから、一回塗ったら消すわけにも行かず、直感も塩梅がむずかしい。

4月頭の盛岡川徳での水彩画展の本制作が、他もろもろと同時進行している。
岩手の実家は、昨年春に無くなってしまった。だけど、描きながら「岩手のいろんなこと」を思いめぐらすあたり、あらためて「ココロに故郷在り」なんだなあ、と思います。
その想いを絵に色合いとして出せればいいな。

絵は制作途中の岩手を題材に下絵の一部。
まだまだこれからだね。
posted by タク at 18:14| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月06日

いただきものたくさん

昨日、「昼ごはんに食べてねー」と、友人から中華茶寮の肉まんを差し入れいただいてしまいました。

そのあと、はじめていらしたお客様から、きれいなお花を頂戴しました。

そのまたあと、友達から立春限定の日本酒が届きました。

さらにさらに、東京の水彩画個展で作品求めてくれた方からベルギーのレオニダスチョコが。


「クマにエサを与えないでください。」と、看板だしていた方がいいのかな?


でも、嬉しいです。皆様、ありがとうございます。

でもでも、アルティオはあくまでクマ小屋ではなくアトリエギャラリーショップですので、誤解なさいませんよう、よろしくお願いします(笑)


絵はギャラリー仲間入り、フランスレンヌで出会ったシトロエンです。


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posted by タク at 11:53| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アルティオ紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月04日

小林文生先生の最後の授業

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東北大学のフランス文学/国際文化研究所の教授、小林文生先生から最終講義の案内状をいただきました。

「プルーストの拡大鏡」
日時・2/18午後15:00〜16:30
会場・東北大学マルチメディア研究棟6F 大ホール

わたしは、たぶんさっぱりわからないに違いありません。
まちがいなく聴講者の中で一番のボンクラでしょう。チンプンカンプン確定です。
水彩ともイラストとも全く関係ありませんが、それでも先生の最後の授業を聴きたい。

この一時間半は、死守します。
(ごめんね、M・Fさん!そういうことだったのよ♩)

一般聴講も歓迎とのことです。お聴きになりたい方はぜひどうぞ。

posted by タク at 22:24| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月03日

明日を作るのは誰?

余裕かましてモノづくりしているヒトって、いるんだろうか?…なかなか思うように仕事が進まず、ふと、そんなことを思った今日、一人の来客がギャラリーにありました。

その方は、ゆったりと絵を見てくれて、いろいろな話をしてくれました。

静かでまっすぐな会話と独特な間合いが、深いヤジルシみたいなものを持っていて、そのお客さんに救われた気がしました。

明日のことは誰にもわからないですね。けど、来たる明日は誰かから作って渡されるものでは断じてない。

作り出すのは作品や成果品だけじゃない。明日もまた自分が作るものなんだな、きっと。…と思いたい。

そういえば、ダーティハリーだったかな。「メイクマイディ」、と言ったのは。(意味が違ってたらごめんなさい。)

陽はまた昇る、というわけではないけれど、絵は葦ペンとクレヨンでドローイングしたヘミングウェイです。


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posted by タク at 23:58| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする