「答え」は、まったく関係のない第三者が、ふとした言葉でくれることがあります。
実はここ数ヶ月、常に頭の片隅で、自分はどう動くべきなのか、答えが見えない岐路がありました。
「右に進むか、左へいくか?」
昨日、リビングカルチャー教室がありました。終わって立町ベースのギャラリー・アルティオに戻ろうかと店に電話を入れると、妻が「早く戻って来て。お客様がいらしてます」
自転車ダッシュで戻ると、お客様は飛び込みでいらした営業セールスの方でした。
その営業さんが持って来た商材がいいので、私にも聞いて判断してほしかった、と妻。
しばらくその方と話し込みましたが、後半は雑談。その会話の中に、今、自分が決めかねている事柄が偶然にも話題に登ったのでした。
見知らぬ営業氏が飛び込みでやって来て、まさかの会話です。
これは「右にススメ」ということか?
何事も答えは自分が出さなければならないのが一人自営。その答えを、今日、出しました。
このブログを書いていることだって分かれ道です。
数十分前に書こうと決めた自分もいれば、書かないで黙っておこう、となった自分も居たはずなんだ。
日々刻々、瞬間瞬間、人は目に見えない道を選びとっているんだな。
選んだ道はどんな世界に繋がっていくか、誰にもわからない。が、少なくとも今までとは違った世界が、「ちょっぴり」と日常に入り込むことになります。その「ちょっぴり」も「だいそれた」も、実は計っているのは自分だけ。大きな歴史の中の一瞬、でかい地球の片隅、どちらもさして変わりないんだな、きっと。
トップ絵は、東日本大震災の2008年、見知らぬ道をまがった先に辿り着いた、陸前高田の広田半島で描いた一枚。淡彩で描いた船は、「さっぱ船」といいます。
描いた記憶もあせぬ三年後、この風景は、船達は津波の向こうに消え去っていった。
あのとき立ち止まって描かなければ、「今」には繋がっていない、と思います。
「宝物のような浜をみつけたよ!」と、妻に興奮して電話入れたことを、今、ふと思い出しました。
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