2016年09月30日

時期

すべからく、時期は、その人が準備ができたときにやってくる。
それを縁という人もいれば、チャンスという人もいるんだろうな。

今回の個展は、そんなことが頭をよぎる個展です。あ、べつにチャンス到来という意味ではありません(笑)

2日目もお陰様でおわりました。

明日明後日は、土曜日曜。アルティオも申し訳ありませんが臨時休業とさせていただき、アルティオ店主の妻も会場入りです。

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2016年09月29日

個展搬入よもやま話

藤崎美術ギャラリーへの搬入が無事終わった。
ギャラリー閉場が16時半。百貨店クローズが19時半だから、3時間でカタをつけなければならない。
とはいえ、3時間まるまる使えるわけではない。前の作家さんの撤収もその時間には含まれるので、実質2時間というところだろう。

この3時間には撤収と搬入が同時進行する数十分があるわけだが、ここで作家さんや業者さんのどれだけ展示をこなしてきたかの経験値が出る。

全国を転戦している画商さんや、百貨店ギャラリーの担当さんはさすがに心得ていて、徐々にこちらが開梱したり展示を始めることができるよう、さりげなく壁面を順繰りに開けてくれる。この気遣いにはこちらも得るところが多い。

ちなみに藤崎では、私と妻とヘルプに来てくれる書家のOくんの3人がかりで2時間ギリギリ。閉店前に終わらせることができるのは、Oくんの絵の流れを読むセンスと判断の速さによるところが大きい。

「このコの空色と、こちらのコの空色は被るので、離しましょう」
「導線かんがえて、このコはこの場所ですね」
などと、きちんと論理的に考えながらも独特の深い感覚で進めてくれる。このコ、というところもまた、テンションが上がっている空気を和ませてくれる。

当然、定規をあてたり、水平をはかるためにテグスを貼るといった悠長なことは、一切ない。頼るは経験からきた感覚だ。

無事終わって外に出て近所の中華料理店で晩御飯となった。
彼との会話もまた美味なのだ。
皆クルマなので乾杯はできなかったけど、最高の晩餐でした。

明日、藤崎個展「古山拓水彩画展〜恵みの色」がスタートです。そんな展示裏の成果を見にぜひいらしてください。












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2016年09月27日

2017絵入り年賀状宮城県版

もう来年の話でごめんなさい。
6月に銀座で個展を開きます。あと半年なんて、あっというまにくるんだろうな。
場所は昨年秋に開催したギャルリサロンドエス。
6月11日から18日までの8日間です。…と、これは忘備録。

もう一つ来年の話を。
日本郵便の2017年宮城県版絵入り年賀状の販売告知が発表されました。

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今回も私が水彩イラストを担当しました。
2017年版は、渡り鳥飛来地で有名な伊豆沼と栗駒山。ようやくマウスチャック解除♩です。

絵柄担当は、昨年、一昨年に続いてとありがたいことです。
連続していただけるだけイラストレーターとしてはハッピーなのに、ハッピーニューイヤー用なんて、特級にさらに有難いお仕事です。
郵便局窓口は宮城県内限定販売ですが、日本郵便のサイトでは通販可能なようです。

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2016年09月26日

藤崎での水彩画展ご案内

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個展初日があと3日後とせまってきました。
会期中は全日程会場におります。
また,恒例となりました来年のオリジナル卓上カレンダーも会場にて販売を開始いたします。
ぜひ足をお運びください。

藤崎個展のご案内
古山拓水彩画展の 〜恵みの色〜
会期/9/29(木)〜10/5(水)(最終日午後4時30分閉場)
会場/藤崎本館6階 美術ギャラリー
〒980-8652 仙台市青葉区一番町3丁目2-17 電話022-261-5111

ーごあいさつー
透明水彩絵の具独特の思いもよらないにじみや色の重なりは、「恵み」の色彩です。旅先で出会った風景や、日常で足が止まった様々な景色や彩り。それらもすべて「天からの恵み」なのだと思います。
収穫の秋がやってきました。旅風景から庭先の花々まで、水彩画による心地よい実りをお楽しみください。
ご来場を心からお待ちしております。

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2016年09月21日

イラストは静かに進む

7E9BAC2F-809E-4985-9D2F-1257E73688DA.jpgまだ詳細をあかせないけど、絵本の仕事が静かに進行中です。

深く静かに潜行せよ、なんて映画があったけど、イラストの仕事も似たようなもんですね。
進めている最前線モードのときは決して表に出せない。
でもって公けにできる時は、一段落ついて次の仕事に取りかかってまた潜行中、みたいな。

今日は、帰り道、途中の公園で開催中の仙台オクトーバーフェストに立ち寄り晩ごはん。アインスツバイドライとビールとソーセージで夕飯を済ませてきました。

ドイツというとソーセージ、ビールと同列で、忘れられないのはなんといってもUボート。
しばらく潜望鏡深度かな(笑)



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2016年09月17日

旅好きにもってこいな企画です

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JR東日本の企画商品、「駅長オススメの小さな旅」秋号が出来上がりました。表紙イラストレーションを担当しています。
福島宮城山形三県の、駅からのちょい旅が満載です。

はっきりいって、このパンフ、中身が濃いです。
モデルコースが細かくきちんと押さえられているので、それぞれにいろいろな旅を組めますね。

各駅やびゅうぷらざにて配布中。ぜひお手に取ってご覧ください。

今回水彩でイラストを描いた場所は、山形・山寺立石寺。
季節は「岩にしみいる蝉の声が」そろそろ紅葉に移り変わります。

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2016年09月15日

七夕のイラストレーション紹介

下北出張から戻り、納期にがっつり追われてます。
2日制作室を空けると、毎度のことながら倍返しが待っている。…

そんな状況ですので,今日のブログはこの夏に制作した思い出のイラストレーションのアップでお茶を濁します。すみません。

わがまち仙台の七夕祭りをモチーフにしたイラスト4点です。
水彩で表現してみました。
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こちらはオーソドックスに風景イラストでの七夕です。
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アルティオ店頭で販売しているポストカードセットにしています。

夏と秋がせめぎあっていますね。ちょっと今年の夏の思い出でした。
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2016年09月13日

どうしても描けない

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「宿で絵を仕上げた。」という画家の言葉を目にするたび、なんと自分はズボラなんだろう、と穴に入りたくなる。

もともと描くことを仕事にする前から、旅自体が好きであちこちふらついていた。その時からの習性が抜けず、宿に入ったとたん、そこはホームになり、最上の安息の場となる。
そうなるともうダメだ。描けない。

もっともいつも訪れる先は9割方スケッチ取材旅だ。外ではどんなところでもバリバリ描けるが、宿に入るとアウト、なのだ。
絵が好き以上に旅が好き、旅籠が好きということなんだろう。いや、ただのズボラスタイル大好きということなんだな。

湯につかる→晩御飯を食べる→地図を開いて周辺の旅先情報をチェック→文庫本を開く→就寝がいわゆるワンセットであり、そこには「描く」ということが入る余地が無い。

趣味で描いてた若い時は、たまにハガキサイズのスケッチブックに描いたりしていたけど、仕事となった今は、過去二十数年出張先の旅館で水彩絵の具を溶かした試しがない。

絵具を開かないかわりに必ず開くものが文庫本だ。
ちなみに昨日から、下北半島の漁村に宿泊しているが、持って来た本は、井上靖の「海峡」。
作家が舞台にした地で読む本は、しみじみと旅情ににじりよってくる。下北の体感イメージに深みが増してくる。

やっぱり旅籠でひらくのはパレットじゃなく文庫本が自分には吉だ。
取材で訪れた漁港を旅籠の窓から眺めながら、そんなことを思いました。



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2016年09月10日

ジャズフェスと締め切り

定禅寺ストリートジャズフェスティバルが、仙台では今日明日開催です。
ギャラリー・アトリエアルティオの周辺あちこちにステージがあり、ドアを開けているとガンガン音楽が流れ込んできます。
プレイ前の口慣らし、空に抜けるトランペットのパラリラリ〜なんて、聞こえてくるとウズウズだ。

そんなジャズフェスにバッティングするかのように、今とりかかっている絵本のイラストの締め切りは着実にせまりくる。
明日は以前通っていたタップダンススタジオのステージがあり、裏方を仰せつかっているので、今日は仕事的に勝負の日。
もっともっとスイング利かせてジャズプリーズの土曜日です。

ジャズフェスポスター、実は3回目と13回目を手がけていました。そんな意味でも定禅寺ストリートジャズフェスは、ナデナデしたくなるイベント。
ジャズフェス開催今日のみ限定で、過去のポスターフラッグを店頭に引っ張り出してみました。
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posted by タク at 12:43| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

奥会津取材行

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仕事のロケハンで奥会津へクルマを走らせた。

はじめて行ったのは1998年だったとおもう。二回目の個展に合わせての雪景色の取材だった。暮らすには言葉にならないほど大変に違いない、けれど暖かい雪がそこにはあった。
こんな素敵なところがあるのか、と、ツボにはまり、毎年只見川沿いに通ったので10回以上は行っていると思う。
それが、東日本大震災からぱたりと足が遠のいていた。そして昨日、日帰りで,仕事のスケッチ取材ではあったけれど久しぶりの奥会津を楽しんで来た。

なにがそんなに気に入っているのか?
答えは家並と家のかたち、それらの自然との距離感だ。
三角の茅葺きにトタンをかぶせた屋根が、自然の地形に逆らわずに不規則にならぶ。その不規則さがスケッチの上では絶妙の構図を作り出す。背景にはそそり立つような山だったり、滔々と流れる只見川だったり。
畑や屋敷林も奥会津独特のそれなのだ。
もうたまらない。奥会津ラブ。

初めて行った1998年からもうすぐ20年経つ。おおかたの田舎はそれくらいの時間が経過すると,新しい住宅がぽつぽつ違和感を呈し始めるのだけれど、奥会津の景観は変わっていなかった。
まるで、外国に旅したような安心感だ。

スケジュールの都合で一泊が叶わず、タイムトライアルのような取材だったけれど、今度は一泊して骨休めしたいな。
日本の田舎の原風景が残る地域として、私的には五つ星献上。
また冬の奥会津に旅してみよう。

絵はずいぶん前に描いた柳津町です。

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2016年09月03日

水彩で描いた仙台風景シリーズ

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森トラストさんのSENDAI TRUST CITY.
以前情報誌Timesの表紙を担当していましたが、アーカイブとして先日公開されました。
こちらです。
http://www.trustcity-s.com/archive_post/1751

震災直後から関わった仕事です。仙台を水彩で切り取るというオーダーで描いたイラストレーションは、二年間続きました。
私が震災後注文が途絶えて右往左往していたときに発注いただいた仕事でもあり、そういう意味でも感謝の記憶しかないシゴトです。

その後、仙台の様々な分野のアーティストが情報誌の表紙を飾り、ひとつのアートペーパーのようになりました。

今でもSENDAI TRUST CITYのウェスティンホテル仙台では、私の描いた仙台風景ポストカードセットが販売中です。(ちなみに、ウェスティンホテル限定の販売です)
仙台に観光でいらしたときには、ホテルのレストランシンフォニー傍らのお土産コーナーを覗いてみてください。

posted by タク at 09:39| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

宮沢賢治とジャズとTシャツ

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今朝の河北新報朝刊記事をご紹介します。
イラスト&デザインをてがけた宮澤賢治Tシャツ「ジャズ夏のはなしです」のことが取り上げられていました。
制作したジャズミーブルースノラの佐々木孝夫さんと同じく岩手出身が縁です。ちなみに孝夫さんは賢治と同郷、花巻出身です。

Tシャツはアルティオ店頭でも購入可能です(残部数部です)通販も対応、ご希望の方はアルティオまで「Tシャツ問い合わせ」とご記入の上、メールにてご一報ください。
ratio■bell.ocn.ne.jp
(■を@に置き換えて送信してください)

下段の記事、定禅寺ストリートジャズフェスポスター展でも、私がビジュアルを手がけた二枚のポスターが見られます(市民会館)

なんともジャズな九月のはじまり。
いい九月になりそうです。

posted by タク at 07:19| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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