2016年12月31日

大晦日のご挨拶

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もうすぐ年が暮れますね。
今年は大変お世話になりました。ありがとうございました。
私の新春の始動は、実は仙台初売りの2日から。といっても絵だけが働くのですが。

仙台藤崎デパートさんが、初売りの2日.3日の2日間、藤崎カレンダー用に描いた額装原画を、初売り商品にラインナップしてくださることになりました。
即売会場は本館七階です。(絵は、初売りに並ぶ13点からピックアップ。)
他のフロアのついでに、どうぞ7階に。福を呼ぶ絵達がお待ちしています。

それでは、皆様も良き新年をお迎えください。

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(紫陽花と資福寺)

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(仙台・壱弐参横丁)
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2016年12月29日

絵本「あなたの一日が世界を変える」3刷り決定

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発売から一ヶ月、ふたたび重版出来!です。

絵本「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/花丘ちぐさ・英訳)の3刷りが決定しました。
イラストレーターとして、画家として、世界を変える波紋作りに関われたことへの感謝が、あらためて心にしみています。

関係者のみなさま、書店のみなさま、読者のみなさま、そしてブログをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。

この絵本にかかれていることをぜひ2017年からはじめてほしいな、と、思います。そうすることで、少しづつ世界は良き未来へ変わって行くと思います。
ぜひ、ご一読ください。そして波紋作りを皆様とともにできることを祈っています。

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2016年12月28日

音を連想する

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28日の今日、ギャラリー・アトリエアルティオは年内の営業を終えました。
ではありますが、岩手日報連載幕末時代小説「柳は萌ゆる」は、年の瀬新年関係なく回をかさねます。
連載の中では黒船到来が幕末の日本を揺るがしています。

黒船が機関を積んだ外輪船であることは有名です。
いったいどんな機械音をひびかせてきたのだろう。その音がどれほど当時の日本人を震え上がらせたのだろう、、、と当時の資料写真を見て思いました。

音が当時人々にどうきこえたか?
例えば今のクルマのエンジン音でさえ、江戸時代の人が聞いたなら,恐怖をもたらす音なのかもしれないのです。

挿し絵を描くのに必要なスキルのひとつは、音を想像できるかどうかというのもあるような気がしています。

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2016年12月26日

「あなたの一日が世界を変える」の登場人物


「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作 古山拓・絵/PHP研究所)の登場人物造形のお話をちょっとだけ。
私の場合、絵本の仕事で一番苦心するのは、実は登場人物の設定です。自分が物語を作っているのであれば、作っている段階で徐々に脳内にイメージができています。ですが、今回の場合は著者がくすのきしげのり先生。別にいらっしゃいます。なので原稿を読んだ印象をもとに、紙に鉛筆を走らせてゼロから創り上げて行きます。

「あなたの一日が世界を変える」では、旅人を中心にさまざまな人物が登場します。
彼らはどんな生い立ちなのか?どんな仕事についているのか?家族構成は?性格は?、、、ということを考えながら想像上の人物を創り出していくのですが、ラフにとりかかる前のそのキャラクター設定作業が第一の難関でした。

現実世界であっても仕事や職業は顔に出ます。絵本という世界では動き回る「絵」のキャラクターとして表現しなければなりません。どこからか人物写真をさがしてきてイラストに置き換えるとラクそうですが、それは絵本の中に妙に「現実」が紛れ込んできてしまうのでアウトです。あくまで想像力で「ああでもないこうでもない、、、」と鉛筆で四苦八苦するのが吉。
実は旅人も最初の設定ラフスケッチ数枚はアクが強すぎたり、カッコつけすぎたりで、自己却下しました。
キャラクターの絵が決まると、あとは物語に沿って登場人物が本の世界の中で自由に動いてくれるから不思議です。

そんな「あなたの一日が世界を変える」もおかげさまで2刷りとなりました。絵を担当したものとしてもとてもうれしいです。心より感謝です。
先日、多めにアトリエアルティオにも再入荷しましたが、次々にご予約をいただき、すでに在庫が数部となっています。再度の入荷まで、少々お待ちください。

絵本の著者、くすのきしげのりさんの講演会が、年明け1月下旬、徳島大学であります。
お近くの方、ぜひどうぞおでかけください。

2017年1月28日(土)
徳島大学渭水会
徳島大学総合科学部設置30周年
記念講演会  
 演題  
   一人一人が、みんなたいせつ
     − 作品に託す願い −
 主催:徳島大学渭水会
 場所:徳島大学けやきホール
 時間:14:00〜

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2016年12月25日

下北風景

今年二回にわたって、青森下北半島へ取材をかけました。
はじめて訪問したのは15年ほど前。久しぶりの旅がひとつ絵にまとまりましたのでアップします。

下北半島の漁村の印象を一言でのべるなら、逞しさ、でしょう。
強風に向かって黙ってたつ漁師小屋は、下北に暮らす逞しい人を彷彿とさせます。

サイズは25号。
タイトルは「Fisherman sheds」(漁師小屋)です。

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2016年12月24日

子供の頃

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「子供の頃から絵が得意だったんでしょう?」
とよく言われます。肩書きに画家・イラストレーターとあれば、誰だってそう思います。
音楽家に「音楽の成績良かったんですよね?」と訊くのと同じです。

しかし、図工の成績はいわゆる五段階評価だったむかし、5を取ったことがない。
よくて4。描くのは大好きだったけれど、描く対象が多分教育委員会が好むスタイルじゃなかった。もっぱら好きなモチーフは戦車、飛行機、軍艦。朝から晩までノートにはヒコーキが飛び回り、戦車が走っていた。
夏休みの宿題も空母を作ったり、鎧兜を描いたりと、かなりズレていた子供だったように思う。

そんな絵を描かなくなったのはいつからだろう?思い返すと、その時期は描く仕事についた20代前半だ。
それ以来戦車もヒコーキも描くことなく、なぜか風景画という、図工でよくあった「写生」の延長が柱になってしまった。
この写生、実は一番嫌いなことだったから、人生はワカラナイ。

これって、なんだか不健康だな、と思い、
何十年ぶりに描きました、戦車。それも水彩で。ちび絵の一枚ですが、車種はソムア。第二次世界大戦のフランス車輛です。

今日、嫁いでいきましたが、選んでくれた方は女性です。それも船の絵と戦車の絵の二枚。
なんというか、少年時代の自分を認めてもらえたような、そんな気持ちになりました。







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2016年12月22日

ちび絵まつり、クライマックス

「ちび絵まつり」もあと2日となりました。
三週間のロングラン企画展ですが、おかげさまたくさんのちび絵たちが嫁ぎ先へ旅立って行きました。

今日も若い女性が、「ちび絵を買いたいと思ってきました」と、一回り大きめのパリのちび絵を嬉しそうにお持ち帰りくださいました。

アルティオにできるだけ私も入るようにしていますが、イラスト仕事やイタリア水彩エキシビジョン出品作の制作でなかなかフルタイムでギャラリーに入ることができないのが残念です。
明日祝日は営業です。私もギャラリーにおりますので、お気軽にどうぞお立ち寄りください。

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2016年12月21日

道具を替える

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ここのところ、セヌリエ(Sennelier)というフランス製の透明水彩絵の具を使っている、と、以前書いた。
ホルベインもターナーも、ニュートン、レンブラント、シュミンケも使っているけれど、どれにも属さないセヌリエ独特の絵の具の性格が、今の自分に大きな何かをくれている。たぶん今まで自分に欠けていたなにかを補ってくれているのだろう。

十数年、水彩を習いにひとりで私の元へ通っているご年配の女性がいる。私の影響か、彼女もセヌリエを使いはじめた。
今日は彼女のレッスン日だった。
描いて来た絵を見て驚いた。ひと味もふた味も変わっていたのだ。
色合いが変わった、というより頭の中のクリエイティビリティのスイッチが解放された、そんなかんじだった。
「なんだか、この絵の具、使っていると楽しいんです」
と彼女は言った。

今まで、口を酸っぱく「創造力を使ってみて」と言っていたのだけれど、「無理です」とか、「わたしには創造なんてできませんよ」で終わっていた。どうやら新しい絵の具がそのスイッチを入れてくれたらしい。

もちろん絵の具はひとそれぞれに相性というものがある。愛着やこだわりは絶対に持っていたい。
けれど、道具を替えることで新しい世界が開けるということもある、と思う。

そういえば、先日の下北旅行で、偶然一軒のヒバ木工所に出くわした。縁あって社長さんと仲良くなり、ヒバのチップが漉き込まれた一枚の和紙をいただいた。和紙は四国の工房に頼んで漉いてもらったという。
「一枚あげるから自由な発想で描いてみてよ。こうでなきゃいけない、なんてないんだから。オレはそう思っていままで商売をやってきた」と社長は言葉をつないだ。

そうだよなあ。水彩で水彩紙に描いているけれど、道具も支持体も自由にありたいものだなあ、と、社長の言葉に妙に感じ入った。そのことを今日のレッスンで思い出していた。

想像力を全開にできる=楽しくなれる=ものはすべて素晴らしい画材なのだね、きっと。

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トップ絵はセヌリエを使って描いた下風呂漁港。東北電力2017カレンダー用に描き下ろしたものです。
でこぼこした紙の写真はヒバの漉き込まれた和紙です。


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2016年12月20日

下北半島取材行

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青森は日本のアイルランドだ、と、いつも思う。なかでも津軽半島と下北半島は旅する都度、特に思う。
厳しい自然、立ち向かう人、タフな暮らしが垣間見える景色。そんなものがいっしょくたになった印象がアイルランドと被るのだ。

昨日まで一泊二日で、そんな青森下北半島に取材行をかけてきた。数ヶ月前もイラストレーションの仕事の取材で訪れているが、今回は自己取材だった。取材ソースを何に使う、というわけではなく、生み出すためのエネルギー補充という感じ。

スケッチはしない。というか、あまりの強風のためスケッチブックを定位置にじっと抱えることさえ出来ない。

それゆえ、取材は津軽海峡から吹き付ける強風に向かって立つ。荒れる海鳴り、電線の唸る音に耳を傾け、雲間からさす光を体でうけとめるだけで十分だ。

1日目は東通村から下風呂温泉。
2日目は下風呂温泉から風間浦の易国間、大間、佐井、仏ヶ浦でタイムオーバーだった。むつ市をあとにしたのは夕暮れ時だった。

自説だけれど、旅は日常の10倍の体験と出会いをくれる。
今回も例外ではなかった。

絵は一切描かない旅だったけれど120%充電完了。心にはしっかりと印象が刻まれた。
これからのアウトプットにワクワクしています。
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(仏ヶ浦)



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佐井からむつへ


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2016年12月16日

おおぎやなぎちかさん推薦文

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「しゅるしゅるぱん」(福音館書店)の著者、児童文学作家のおおぎやなぎちかさんが、手がけた絵本「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作/PHP研究所)をブログでとりあげてくださいました。

http://blog.goo.ne.jp/magoyasiki/e/8698e39353239fd6d2dbe3156b09dc07

実はおおぎやなぎさんが「しゅるしゅるぱん」で児童文学新人賞を受賞なさったのが、わたしがこの絵本の絵を手がけるきっかけになったのです。

「迷うな、信じろ。正しいと思えることをしろ。」
神様がそういっている気がします。

ありがとうございます。
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2016年12月13日

セーブセンダイ311へ震災義援金として寄付しました

開国屋ワインナイトで2回にわたって行いました、即興ペインティングオークションの売り上げ金全額を、本日、震災復興義援金窓口、「セーブセンダイ311」に寄付として振込いたしました。

二日間トータルで24500円でした。
この場をお借りしてご報告申し上げます。

お買い上げくださったみなさま、心よりありがとうございました。

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posted by タク at 12:23| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

定休日の日記

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今日はアルティオが定休日でした。
画材の仕入れや、オーダーメイドで頼んでいた額を引き取ったり、一月ほど貸し出していた絵の撤収でまちなかへ。
そんなことでクルマで走り回っていたら日が暮れました。

クリスマス企画「ちび絵まつり」は明日火曜日からまた続行です。

「サンタのそり」は好評につき、新作「ツインシートタイプ」ほか数点が新たに追加ラインナップ。

「ツインシートタイプ」は、いわゆる『集合住宅が多いエリアをまわるサンタクロースが二人一組で使用する大量輸送対応タイプ』。

今回のちび絵まつりから実は東北の風景も登場しています。トップにアップした絵は、青森下北の風間浦風景です。

ギャラリー在庫が切れていた「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作、古山拓・絵/PHP研究所)もなんとか数冊用意できました。
絵本制作の舞台裏もお話できますので、どうぞお立ちよりください。


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2016年12月12日

天龍閣で温まる

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寒い日は、時々アトリエギャラリーから車で5分ほどの広瀬川見下ろす高台に建つ、ラドン温泉旅館天龍閣へお湯をもらいにいきます。

この旅館は役者さんたちが仙台にロケで来た時に泊まった宿で、往年の名優たちの白黒写真がずらり。そんな名優さんたちをもてなしてきた旅館ですから、女将さんがまたいい味出しているのです。まるで山田洋次監督の映画に出てきそう。

そんな女将さんと話すと、「よっしゃ!やったるか!」となるから不思議なんだ。
伊達政宗御霊廟・瑞鳳殿のすぐ隣という場所もまたいい。

実はここには、幼き日の息子と娘を描いた水彩画がかけられています。
女将さんが個展で「気に入った!」と連れて帰ってくれて、新居が旅館の廊下。
子供達が巣立った今となって、天龍閣さんであったまるのは当然なんだな。

絵の題名は「風のみちしるべ」といいます。

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2016年12月08日

出版業界紙「新文化」に記事掲載

友達に出版社に勤めるAくんがいる。 編集長として関わった書籍名を挙げれば、誰でもが「あ!その本知ってる!」となる超多忙な彼だ。それでも、いつも東京での個展のたび、時間を縫って一献に付き合ってくれる気のおけない男だ。

ちなみに彼は小学校の時の同級生だ。それゆえか、彼との付き合いは、他の誰とも違う独特な心地よい間合いがある。

彼の声がまたよく通るバリトンで、酒を酌み交わす席がどんなに騒がしくても一気に他とのバリアをつくってくれる。いろんな意味で頼もしい男だ。

先日、久しぶりにメールがあった。
「出版業界紙に「あなたの一日が世界を変える」が取り上げられてるよ!」と、写しを送ってくれた。私は仙台にベースを構える一介の絵描きなので、新文化なる出版業界紙の存在は恥ずかしながら知らなかった。

記事は、著者であるくすのきしげのりさんの写真入り。PHP研究所のこの絵本の出版意義と位置づけ、くすのきさんの本に託された想いがまとめられた、いい記事だった。
A君は、絵本の世界へ向けての出版を喜んでくれた最後に、こう結んでくれた。

それにしても、古山くんの絵が、世界中の子供たちの目に触れるなんて、考えただけですげぇ!」
メール文が彼のバリトンに変換されて頭の中に響いた。

そうなのだ。世界をこれから作っていくのは子供達だ。
その瞳にこの絵本の絵はどう映り、記憶されるのだろう?

アニメーターからイラストレーターへ。風景画を水彩で発表したり、旅に出たり。本当にあちこちさまよってきた30年で、ポケットの中に残っているのはわずかなサムマネー。チャップリンではないけれど。

だけど旅の神様から与えられた、次の世代へ渡す自分の仕事を、ひとつ、できたような気がしました。

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2016年12月06日

なぜ、ちび絵?

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今日は「ちび絵まつり」の初日でした。

なぜ、「小品展」や「ちいさな絵の展覧会」ではなく、「ちび絵」で、「まつり」、なのか?
そう思う方いっぱいいらっしゃるとおもいます。

「ちび絵」のネーミングをはじめて使ったのは、2011年の広瀬川美術蔵というイベントでした。私の友人のガラス作家と藍染め作家、書家と四人で、仙台荒町にある「森民酒造本家」の仕込み蔵を使わせてもらって3日間限りの酒蔵アートショウとして開催したものです。

会場は仕込み樽がずらりと並ぶ歴史ある蔵です。空間に負けないようにと、畳一畳サイズの水墨画10枚(注:水彩画ではない)で臨みました。そんな制作をしつつ思ったことが、大きい作品があるのなら、同じ会場に小さい作品があってもいい。
そこで、6.5センチ四方のサイズに小さな水彩画を描き、入手可能な最小サイズの額を仕入れ、25点、酒樽の上に並べたのでした。
ネーミングは家族会議で決まったものです。
「アートってつくと、なんか軽いイメージで、イマドキどっかあやしいよね。」
「直球っぽくてかわいいのがいい」
、、、で決まったのが「ちび絵」でした。
古今東西、ちびでもでかでものっぽでも、なかみが一緒なのは永遠の法則。ちなみに正式名称は発音記号が併記される「ちび絵 chibi:e」です(笑)

仕込み樽には10連の畳一畳サイズ水墨画。傍らには25枚の10センチ四方の額絵。どちらも自分オリジナル。しかしその後、「ちび絵」はそのサイズと価格から、画廊での個展ではラインナップがむずかしかったのです。アルティオをオープンするまでは。

「気軽に直筆の絵をかけてほしい」との思いでアトリエ・アルティオをオープンしたのは二年前。自分のベースだからこそできる「暮らし絵のとっかかりラインナップ」、、、と考えた時にまっさきに頭に浮かんだのは「ちび絵」でした。
おかげさまで皆さんから「ちび絵買いに行きます」とか、「ちび絵、新しいのが並びましたね」など言ってもらえるようになりました。ちび絵が「名前」として呼んでもらえることがなによりうれしいです。

ちび絵は場所を問わず素直に空気のように、お客さんの生活にとけ込んでほしいと思っています。なので、あえて日本語の「まつり」としました。フェスティバルや、エキシビジョンでは、小さい「ちび絵」がますます、すくんでしまいますから。

そんな「ちび絵まつり」、初日は強風吹きすさぶ一日でしたが、いらしたお客さんは楽しんで帰ってもらえたようで、まつり裏方として、ちょっとほっとしています。

あすからもまたアルティオで「ちび絵」たちとお待ちしていますので、どうぞひと休みしにお立ち寄りください。





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2016年12月05日

クリスマス企画『ちび絵まつり』

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明日からアトリエアルティオで、クリスマス企画『ちび絵まつり』がはじまります。
画面6.5センチ×6.5センチ〜〜9センチ×9センチの「ちび絵」たちはおかげさまで親しい方へのプレゼントや、自分への小さなご褒美に喜ばれています。もちろん全点ひとつとして同じものが無い古山の水彩&アクリルオリジナル画です。
小さな額に広がる大きな世界へぜひどうぞ!

アトリエアルティオ/クリスマス企画『ちび絵まつり』
期間/12月6日(火)〜12月23日(金)
11:00〜18:00 OPEN
休業日12/12(月)・12/18(日)・12/19(月)
(12/10は他所でのイベント開催のため17:00閉店となります)

アトリエアルティオ
〒980-0822 仙台市青葉区立町19-20-1F
電話022-797-8389

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2016年12月03日

旅の神様と絵本

突発事態が訪れる。それでも前に進む。するとどこからか助けがやってくる。
そんな毎日を、若い頃のヨーロッパ放浪旅で学びました。
まだフリーランスになる前です。
そんな体験から、自分の「最大限できることで食べるチャレンジ」と思って、独立したのは1994年のことです。
そのあとも世界は見えないどこかで繋がっているんだな、ということをあちこちへの放浪旅がおしえてくれました。
フリーランスをやっていてらくなときはほとんどありませんでしたが、それでも雨漏りしない屋根の下、三食食べて来れ、子供達育てることができたのは、そんな目に見えない「旅の神様」のお陰だと思っています。

絵本「あなたの一日が世界を変える」が書店に並び一週間経たないでの重版がきまりました。うれしいです。
これも、この一週間、書店で買ってくれた皆さんや見知らぬお客さんと目に見えないところで繋がって、支えられているからなのだと深く感じ入っています。

この絵本に繋がったのは、まぎれもない福音館書店の「しゅるしゅるぱん」があってこそでした。
様々な縁に心から感謝しています。
ありがとうございます。






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2016年12月02日

子規の風景展終了

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仙台・福島美術館で展示していた子規の風景展がおわり、午前中撤収してきました。
「果て知らずの記」という紀行文があります。正岡子規が東北を旅して書いたものですが、そのルートを今に辿って新聞連載したのが2011年。東日本大震災の直後から取材をかけ、一年半に渡って手がけました。

5年前の絵になるわけですが、とことん好きに書いたせいか、今も新鮮でした。

30枚ほどの原画は、額に入れてすべていつでも展示できるようにしてあります。
他の絵は常に販売しますが、このシリーズは一点足りとも手放してはいけないように思えます。

子規が歩いたのは夏の盛りでした。
もし今の季節を体験していたら「果て知らずの記」はガラリと変わっていたに違いありません。

今日は仙台も木枯らしが、吹いています。
確かに東北の冬は寒いけれど、雪は不思議とあったかい。

四年ほど前に、「あたたかな部屋」なる冬をテーマに東北風景を水彩でラインナップしたのが個展をやりました。
今日はその時の絵で締めくくります。


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2016年12月01日

絵本「あなたの一日が世界を変える」続報

絵本「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作/PHP研究所)の記事が掲載されました。
11月3日付け河北新報朝刊です。

書籍情報のみの紹介ではなく、私がイラストを手がけるに至った経緯や、内容、ムヒカ前ウルグアイ大統領推薦のこと、世界同時発売の小見出しもついての掲載でした。
記者のUさん、そして私からプレスリリースを受け取ってくれて、記者さんへ繋いでくれた旧知のAさん、ありがとうございました。

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