2017年04月30日

ダイレクトに描く

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風景水彩画で個展をし続けていると、当然ながら風景水彩画を描くことがあたりまえ、と思われてしまっても仕方がない。
だけど、違う表現をしたいもう一人の自分がいる。
それに素直に従って描くと、引かれてしまう場合も多々あります。多々あるけれども、描きたいものは素直な出し方で描きたい。
そうして描いた作品は、受け入れてもらうまでには時間がかかります。

この絵も風景水彩画とは違うけれど、気持ちをダイレクトに描いた一枚。
私の場合旅がモチーフであることが多いので、数日間の滞在の印象を描こうとすると、こんな表現になったりします。
「暮らしをしつらえる展」(丸善仙台アエル展1Fギャラリー)に本日いらしたお客様が、気に入ってくれた作品です。
普通の水彩画作品も見続けてきてくれたお役様に、表現が違う作品を評価してもらえるのは、いつもとは違った嬉しさですね。

明日日曜は正午から夕方6時まで会場入りします。

壱文仙台焼・大江文彦
藤工芸・林恵美子
ガラスエッジング・森恵三・森いく子
木の家具ギャラリー・渡邊栄木
月山和紙あかり・せいのまゆみ
水彩画・古山拓

6名の作家がおまちしていますので、どうぞお立ち寄りください。

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2017年04月27日

GWは通常営業

☆新商品のご案内&GWは通常営業です☆

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フランスの石鹸皿☆Le Porte-Savon☆

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南仏の小さな村の工房で見つけました。お花の手彩色が施された陶器製です。おばあちゃんと息子さんが2人で手づくりしています。その他、フランス産の石鹸なども入荷しております。

また、GW中は祝日ですが通常営業いたします。日曜月曜以外の日は開店しておりますので、どうぞお立寄りくださいませ。


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2017年04月25日

扉の向こう_JWS展最終日に寄せて

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東京八重洲丸善ギャラリーで開催中のJWS展も本日火曜が最終日です。
水彩に興味のある方はもちろん、ない方でも丸善に寄る予定のある方は、ぜひお立ち寄りください。

生きていると、いくつもの扉があります。
あけるのも自分、あえて閉じたままにしておくのも自分。どちらがいいか、なんて誰にもわかりません。
いままでも、開けなければよかった、と思った扉もありましたが、不思議とそれは別の扉につながっていたりしました。
私がここ数年、絵のモチーフとして扉に惹かれるのは、そんな思いがあるからです。

多分、開けたその先を作り出すのも自分なんだと思います。ならば、扉の表情に惹かれたならば、開けてしまおう。

いつだったか…ずいぶん昔に青森・弘前の昇天教会を描いたことがありました。扉の向こうに、ひざまづいて祈る神父さん(牧師さんだったか?)に目が釘付けになり、思わず描きました。

描いた後、教会の扉の向こうに入っていくと、張り紙がありこう書かれていました。「扉はいつでも開かれています」
深い言葉だなと思いました。

写真はとあるフランスの旅の途中出会った村の小さな教会。
今回の旅では、どの町でも教会を見るとつい入って椅子に座り黙想してしまっていました。若い頃の旅先ではあまりなかったことです。歳のせいなのかな。

今回のフランスの取材でも様々な扉に会えました。モチーフとしても、精神的な意味としても。この扉たちをできるだけ開いてみたい、と思います。

JWS展も一つの扉です。どんな絵と出会えるか、足が止まった絵と静かな気持ちで向き合うのも悪くないと思います。
夕方5時まで開いていますので、ぜひどうぞ。



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2017年04月22日

兵士と街角

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フランスの旅から帰国しました。時差ボケひどしです。数年ぶりの渡欧だったのでしょうがないか。

フランスは十数年ぶりでしたが、南部は初めて。
旅程はパリ→ニース→トゥレットシュルルー→ヴォンス→ニース→リヨン→パリ。
コートダジュール地方とローヌアルプの中心都市、そして首都をまわったことになります。
足は、電車と路線バス。フランスレイルパスのフレキシーセイバーパス、4日間使用でちょうどでした。

時期も時期、大統領選を狙ったテロ対策もあって、駅や有名観光地を陸軍の兵士が機関銃を抱え、しっかり目を配っていました。
観光客と実包装填したライフル抱えた兵士達。これがヨーロッパの今の姿だな、と、毎日思っていましたが、最終日、散歩していたシャンゼリゼにおいて、五時間後に銃撃…。

写真は美しき観光名所ニース旧市街。そこで一チームの陸軍兵士のパトロールに出くわしました。
そうなのです、人が集まるところはテロの標的。
それでもまた行こう、と思ってしまうのがヨーロッパの重みが放つ魅力です。

ただいま時差ボケ真っ最中ですが、いい景色はのちほどあらためてアップするとして、この一枚もアップしておきたかった、そんな旅ブログでした。

posted by タク at 23:35| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅の神様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

リヨンにて

フランスの旅に出てはや一週間です。ニースを足がかりに、トゥレットシュルルー、ヴォンスへと足を伸ばしたフランス南部の旅も、折り返しました。

旅の情報をネットで旅先でもラクチンに調べられるようになったけど、いろいろなサイトがありますね。
一見、丁寧に旅のことを書かれているように見えて、読みこんでいくと、後半、マイナスイメージを植え付け、解決するための商品販売に誘導していくという、妙に感心してしまうサイトも(笑)

誘導すること自体、悪いことだとは思わないのですが、マイナスイメージの作り方が、あざといというか…。旅は注意が必要だけど、必要以上に怖がらせるのはどうかな、とも、思うのです。

どんなガイドブックもネットの参考サイトもあくまで参考でしかない。
最大の注意でトラブルを回避しつつ、それでもトラブルが降りかかったら、生身の体で体験して、自分の力で乗り越えていくのが旅の醍醐味。(正直、味わいたくありませんが)
と書いているハナから、想定外の事態?発生のリヨンです。まあなんとか越えていけるでしょう。

これからパリに戻るのですが、素敵な街です、リヨン。2泊ほどします。
ブションと呼ばれる大衆食堂が活気があってその上安い^_^
どこかの、ブションもどきが幅をきかす国とは大違いだ。
いい街です。

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2017年04月07日

フランスの思い出

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パリは別格だ。名だたる芸術家を集める磁場だ。ヘタな気持ちで訪れたら弾き飛ばされる…。若い頃、旅をしながらなぜかそう思い込んでいた。

ドイツ、オーストリア、ポーランド、ベルリン、ベルギーと回り、オーステンドからフェリーでイギリスへ渡った。パリは目前だったのに、避けたといってもいい。
自分は当時、駆け出しのイラストレーターだった。そんなぺいぺいが芸術の都に足を踏み入れるなんて、百年早い。と、本気で思っていた。

初めてのパリはそれから10年後くらいだったと思う。イタリアを回ったあとブルターニュ半島へ。ベネツィアから夜行寝台でパリへ入った。個展も何度か開き、そろそろ踏み入れても怒られないかな…と、思い切ってのフランス・パリだった。
現地で口をついて出た言葉は忘れもしない、「光があふれてる」

昨年から、一つの絵の具を使い始めた。セヌリエだ。作られている国はフランスで、本店はパリにある。
他の国の絵の具とは一味も二味も違う色彩から、旅先で降り注いでいた光を思い出した。

そんなことで、昨年から絵の具を使うたびにフランスの光を思い出し悶々としていました。
勢い流れで、今週末の9日のヒコーキでフランスに行きます。個展の制作の取材ですが、今回の目的地は南仏。
多分見たことない光に溢れてるのだろうな。

大変申し訳ありませんが、21日の帰国まで、制作もアトリエアルティオも臨時休業となります。作品を産む光合成には、光が必要なのです、きっと。

絵は、シャンソンの歌い手さんのラヴィアンローズを聴きながら3分即興でえがいたものです。
今は、あるご婦人のご自宅に嫁ぎ、かけられています。









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2017年04月05日

そのイラストはボツ

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ボツという響きほど愛おしい響きはありません。
広告、出版のイラストの世界で仕事をしていると、どれだけボツの山が築かれているのか、、、そう考えるだけでも、ボツイラストはますます愛おしくなってきます。
コンペ、プレゼン前提の仕事も多々の宿命ではあります。

今回紹介のボツイラストは、新聞広告用コンペ=モノクロ掲載前提用に描き下ろしたものです。
モノクロは、こちら。
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青森尻屋崎の灯台。それを「海側から描いてほしい」というオーダーでした。
海からの尻屋崎灯台って、漁師さんしか見られませんから、アナログ脳内CGでシミュレート(笑)して描いたものです。尻屋崎灯台は陸側からは過去すでに取材済みだったので、イメージをひねり出せました。現場で得てきた感覚に助けられたかんじ。
モノクロデータでの提出でしたが、結局カラーで描いています。

こういう「世に出ない仕事」も多々あって、やっぱりでないかもしれないけどきちんと描いて、ボツって、そうやって打たれ強くなっていくのだな。




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2017年04月02日

水彩どこから塗り始める?

昨日、仙台リビングカルチャーで水彩ワークショップがありました。
テーマは「桜を描こう」。

受講生の年齢層は今回特に幅広く、70代のご婦人から最年少は16歳の高校生でした。

最初の一時間ほど、手本として一枚描きあげるのですが、はたしてどこから塗り始めるか?これが生徒さんの最も気になるところでしょう。

今回は、以下のような感じでした。

紙が濡れた状態に、大まかに絵の具をにじませる。
花の影っている部分を薄紫を置く。
桜色をうっすら。
枝の茶系
背景に暗い色を塗りながら、同時に筆の穂先で花びらのアウトラインを浮き上がらせる
再度花に戻り、仕上げのピンク系加筆

文で書くとこういう流れでしたが、いつもこうとは限らないのが水彩の面白いところ。偶然のにじみや想定外のブチが生まれると、流れを変えて対処したり色のバランスを取ってみたり。

基本、透明水彩は「暗い濃い色の上には、明るい色は乗せられない」ということを理解すれば、なんとかなる、と思っています。
即興が水彩の面白さでもあり、作者らしさが生まれるところでもあると思います。

ほとんどの生徒さんが「背景着彩で桜を描き出す」という今回の趣旨を理解してくれて、教える私としてもとても充実感があった3時間でした。

アルティオにはちび絵新作が仲間入り。
フィレンツェとベネツィアの小さな世界が壁面にかけられました。
同時に品切れになっていたフランス製のシャボン=石鹸もようやく昨日入荷しました。缶入りですが入れ物の絵がまた素敵なのです。

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posted by タク at 01:47| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする