蝦夷の正体をさぐるという内容で、私も出席してきました。
実はわたくし、昨年、岡本先生の宮城の栗駒に蝦夷の足跡をたどる取材に同行しています。
その取材時、車中で聞いた話をぐっと深くつっこんだ講演で、岩手出身で、蝦夷の末裔を自称(笑)する私としても、興味深い内容でした。
講演の内容は、東北の範疇でとどまりません。海を越え、ユーラシア大陸へと話は展開しました。
蝦夷のルーツ、歴史、民族は、一つの視点では捉え切れないものということを実感しました。
当時の蝦夷が、馬を駆使しハイテク武装した軍団だったのではないかとするのが、岡本先生の推考です。実際私が盛岡のチャグチャグ馬コを至近距離で見た時に感じた「農耕馬って、これを兵器として使うなら、まるで戦車だな」という感想を裏付けるものでもありました。
ハイテクのカギは、蝦夷の本拠地から出土した兵器の発掘品です。弩というボウガンのルーツになった兵器の金属部分が、栗駒にある遺跡から出土しています。当時蝦夷は、弓矢を遥かにしのぐ性能の弩を使っていたのではないか。二十年という戦争の期間は、武装の違いもまた一因だったのではないか。
東北を制圧しようとした大和朝廷がなぜに何十年も平定に時間がかかったのか?そしてその蝦夷のルーツはどこにあったのか?
その答えのヒントが当時の蝦夷平定の最前線基地、多賀城の石碑に隠されていること。また、出土した弩と蝦夷という漢字の意味にあるということ。
それは、とても興味深かったです。
講演が終わって打ち上げに流れましたが、その席で参加者へのプレゼントが。氏が書かれた「蝦夷」の色紙が三枚だけ。結果じゃんけんの勝者へということに。で、何の因果かウン十人を勝ち抜いたのが、実はじゃんけん弱い私(スミマセン〜)。
今日の一枚は、岡本光平先生書による「蝦夷」でした。
古山家の家宝にさせていただきます。
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先日『アイヌ神謡集』という本を読みました。
「銀のしずく降る降るまわりに 金のしずく降る降るまわりに」など、素敵な詩のようなフレーズが散りばめられていました。
それにしても、岡本先生の書は力強い存在感がありますね。
生命のパッションを感じます。
本当に北の民は、詩人ですよね。まさにそんな話を岡本先生もしてました。