2010年11月12日

「呼吸する家具展」によせて

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現在、晩翠画廊で開催中の桑原信之個展への推薦文を、画廊から依頼されました。
私にとって、彼と彼の作品との出会いは、自分との対面でした。
会期は11月14日日曜まで。
ぜひ、足をお運びください。

以下、晩翠画廊ニュースへ掲載された拙文です。

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「呼吸する家具展」によせて

「その気持ち、僕にはよくわかる。究極の曲線だ…。」桑原さんの作品を見た時、 彼の心に自分が入り込んだような、奇妙な同一感を抱いたのでした。
 私の表現は桑原さんの木工とは異なり、平面絵画です。画家は森羅万象の本質を捉えるための線を、絵筆から平面にねじりだします。対象のもつ神性に心をシンクロさせようとする果てなき行為、といってもいいかもしれません。四苦八苦の末生まれ出るカーヴ達を、私はこっそり「神の線-Lines of God-」と名付けています。そんな美しさを「家具」に見いだしたのが、彼の作品でした。「桑原さんは、家具を通して、内面と、とりまく世界の本質をシンクロさせているに違いない」。その時の驚きはいまだに忘れられません。
 そして素敵なのは、彼の造形から今を生きるポップな一面も感じられるということです。彼の曲線は、「今」をも取り込んで「究極」とブレンドさせ削り出したもののように感じるのです。
 今回開催される個展は、桑原さんの家具を通しての宇宙との対話空間となるのでは、と思っています。森羅万象と調和した桑原ラインで、画廊の空間が満たされる…。その六日間がいまから楽しみです。
(画家 古山 拓)
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桑原信之(工房「結』)-呼吸する家具展-
11/14(日)まで
11:00AM~6:00PM(最終日は5:00終了)
晩翠画廊
仙台市青葉区国分町2-3-13
電話022-713-6230

桑原さんは今週土日、会場にいらっしゃる予定です。
桑原さんの作品は、「家具」というジャンルを突き抜けているとおもいます。
今年私がもっとも衝撃を受けた作家が桑原信之さん。
ぜひ、ごらんください。


posted by タク at 08:59| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございます。

私にとっても古山さんとの出会いは特筆すべき出来事でした。
”こんなに自分の気持ちを代弁してくれる方がいるのだ”という驚きで今もいっぱいです。(誉められすぎてムズムズしますが)
しかもそれがこんな素敵な絵を描かれている方だなんて二重の喜びです。
柔らかくやさしい線なのに甘口になり過ぎない古山さんのラインの秘密を盗まねば。

駆け足ですがHP拝見しました。
古山さんは楽しく作業なされているようですね。
私の楽しい時間は5%くらいかな。
酒席で御一緒できたらその辺のことも聞いてみたいです。
Posted by 桑原 at 2010年11月15日 22:54
桑原さん、こちらこそ、ありがとうございました。
HPも見てくださったとのこと、感謝です。
私もいろいろ話したいことは山積みです。ぜひ、またお会いしましょう。もちろん、夜の部で!
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by タク at 2010年11月16日 00:04
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