インドはデリーについてホテルチェックイン23:00、明けて旅の初日、朝5時半離陸(!)のヒコーキでデカン高原のライプールにとび、キャラバンを連ねてドンガルカルへ。
ドンガルカルってどんなとこ?って聞かないでください。地球の歩き方にも載っていないし、デカン高原のまんなかあたり、ってことでお許しを。シッカリ田舎町です。写真参照。
そのフツーの田舎町に大きな岩山があり、そこが聖地のようになっています。で、その日は仏教徒大会が行われる日で、私たちはその渦中に飛び込んだのでありました。
佐々井上人がインドの仏教指導者という話は前回しました。
大会に佐々井上人が来る、ということで、現地には何万人というインド仏教の信者であふれかえっておりました。
何度も言います。その渦中に、友人僧侶はじめ、一行は飛び込んだわけです。
観光なんてモードではありません。
もう、町をあげての歓迎に、もみくちゃにされ、気がついたら地べたに座り、気がついたら差し出されたインド料理をいただき、気がついたら飾り立てられたトラックキャラバンが組まれ、気がついたら私も一台のトラックの荷台に。
トラックといいますが、きれいに飾り立てられ、床にはしっかり毛布が敷かれています。日本で言うならば、凱旋オープンカーパレードにあたります。最高級のもてなしです。
ゆっくり走るトラックの荷台に立つ私たち日本人に、インドの仏教徒の方々が手を合わす。
「すいません、ただの絵描きなんです、、、」といっても、通じないので、「ええい!私も仏教徒の端くれ!」と開き直り、持参した数珠を手に合掌返礼。
キャラバンはゆっくりゆっくり聖地へ進みます。
私の役目は、絵を描く事でもありましたから、揺れまくる(はんぱでない)車上、仁王立ちで、クロッキーしたり、返礼したり、写真を撮ったり慌ただしいことこのうえない。
二本の手しかないところに、スケッチブックと鉛筆、カメラ。で、手を合わしての返礼。おまけに暑い。
気がつくとカメラが手からすっぽ抜けて、荷台でニブイ音が。ごつっ、、、。
拾い上げると、ミャミャミャ、と、妙な電子音たてて、臨終…。
リコーのデジカメ、CX4君、キミは、とことん弱いんだね、、、。前に酒田で落とした時はヘイキだったのに、なぜにインドでアウトなんだい、、、それも初日、ていねいに敷かれた毛布の上に落下でアウト、タフって言葉をしらないのかね、、、ヤワなやつだぜ、、、しくしく(泣)
という顛末で、インド初日にして、私はデジカメをこわしてしまったのでした。
まあ、人間、カメラが無いなら無いで、考えるものです。
ケータイの写メとビデオカメラのスナップモードでこのあと、乗り切る、、、とういか、きゃつらのバッテリーの脆弱さを思い知ることになるのでした。
聖地につくと、何千人という人々が集まり、大きなステージが組まれていました。
で、気がつくと、またもや壇上に、、、。
お坊さんに混じって、私も貴賓級のもてなしをうけたのでした。(すみません!)
ほんと、何が起こるかわからないのが、インド。
でも、会ったインドの人々の目は、とてもとっても、澄んでいました。
写真は、1.ドンガルカルの雑貨屋
2.トラック車上からの眺め。(この後、カメラを落っことした。)
3.ここが聖地。山の上に大きな釈迦像がある。この岩山、すごいオーラありました。
4.仏教徒大会のステージ上でのスナップ。
(3.4はビデオのスナップショットです)
インドのカオスと熱がひしひしと伝わってきました。
手が6本ぐらいあるとよかったですね。
デジカメが逝ってしまったときの絶望感と、最善策を練っている頭のコンピュータ。この後何が?
読めば読むほど予想もしないインドの旅の始まり・・・
これからどうなることやら〜、とっても楽しみです。
人も景色も絵にしたいとこばかりですネ。
インドに多くの人が惹かれる気持ちがわかりましたよ。
ゆっくり絵を描きたいところでしたが、クロッキーどまりでした。
日本の仏教との違いなんて考える意味など霞んでしまうような強い力を感じますね。
インド仏教の復興運動は、今や信徒数だけで1億人超。
歴史的な経緯もあって、カーストに含まれなかった貧しい人たちも多く参加していると聞きました。
それを考えると、中国内陸部の暴動や米国や欧州各地のデモなどと通じるような溢れる力も感じます。
そういう力や誇りを描けるならすごいですね。
人口ビラミッド理論(笑)によれば、あと20年経つと、ついに失速する中国を抜いて、インドは世界最大のGDP大国にのし上がります。
日本で言えば、神武、いざなぎ景気をバネに一挙に飛躍した高度成長期かな?
そんな時代のインド人たち、アーリア・ナーガルジュナやその後継者たちのチカラを世界に向けて描くのもいいですね。
(笑)
ブッダガヤに行かれたということは…
やっぱ、大菩薩寺に行かれましたよね(笑)
そのうち、お願いします(笑)
あまりに強烈すぎて、何をどう語ればいいか、いまだつかめていません。なので、珍道中日記です(笑)
先日の日記で東日本大震災慰霊碑が建立されたのは、アーリア・ナーガルジュナの遺跡があるふもとのアーリア・ナーガルジュナ寺院の敷地です。
遺跡のある山は、あるべき場所にある、と感じましたよ。
大菩薩寺、もちろんいってきました。
>そのうち、お願いします
もちろん、おまかせください(笑)