2015年05月08日

石神の丘美術館展作品メモ3・岩手町付近

40 degrés N #1
40 degrés N #1一里塚付近.jpg

40 degrés N #5
40degresN5一里塚近郊1.jpg

今回、岩手町付近を描いた絵を北緯40度シリーズ連作として、合計22点展示している。これらはその中の2点。描いた場所は行政区で線引きすると岩手町ではなく一戸町奥中山ということになる。が、描き手にとって大切なのは、風景と自分の核のフォーカシングであって、地図上の破線はどうでもよいものだ。
岩手町には北上川の源流がある。そこに至る道は実は、かつての奥州街道だ。路面はアスファルトになっているけれど、道が発するオーラは間違いなく深い歴史が刻まれたそれだ。
途中一里塚の史跡が残っている。その場所は地図上は岩手町だが、数十メートル越えると、この絵の風景がひろがる大地が目前にあらわれる。
思わず息をのみ鉛筆をクロッキーブックに走らせた。

不思議なもので、クロッキーと、その時撮った写真は似て非なるものだ。目は描きたいものをきちんとズーミングしてくれる。クロッキーされたラフスケッチをと同じようにカメラのレンズで撮ろうとしても、決して同じにはならない。
目と心と手が風景に直結し、心の中で様々な会話=がゆらぎとして鉛筆の線に加味されることが快感なのだ。だから鉛筆クロッキーはやめられない。

そうしたとき、大地のラインはパーフェクトな「神の線」だといつも思う。

この二枚の絵はそんな「神の線」にすこしでもすり寄りたいという、罪深い悪あがきの発露だ。


posted by タク at 01:26| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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