2016年05月08日

レヴェナントの「輝き」

映画レヴェナントを観た。
冒頭5分で映画は決まる、と勝手に思っているけど、この映画はわずか5秒で劇中にのめりこんだ。

内容は書かないけれど、自然の描写はもちろんのこと、それと人間の対比、そして編集の絶妙さに感服。
観ている途中から、気になってしょうがなかったのは、「このカットの次にはどんなカットをもってくるんだ?」ということ。
ことごとく自分のちっぽけな想像を越えたカット繋ぎの展開、あっという間の2時間半でした。

それにしても、戦いの描写はあきらかにスピルバーグが第二次大戦ノルマンディを描いた「プライベートライアン」以前と以後に分かれると思う。
この映画にももちろん戦いのシーンが描かれているのだが、長回しでここまで撮るか!?と、そのリアリティに舌を巻いた。戦闘なんてもちろん体験したことは無いけれど。生死を分ける、否、戦いが人の命を脈絡なく奪うことの空虚さが見え隠れする名シーンと思う。

忘れられないのは、ラスト近くのシークエンスで、遠くの山が陽の光に輝いていることだ。
「輝き」という言葉を、映画の中で唯一表現したカットのように思う。そこのかぶさるシーンは、、、ネタバレになるのであえて書かない。

自然を神に重ね合わせ、ていねいに描写し切ることで、対比となる人間(対比しつつ、自然と人間は一つになっていると私は感じましたが)を描きだした名作と私は思います。

20160508たそがれ001.jpg

アップした水彩画は、飛騨高山取材の帰り、黄昏まであと少し、山肌に映えた太陽の輝き。サイズは100×165ミリ。小さいです。
ちなみに最初に山はだの輝き色を山並みラインを無視しつつウォシュしてから、そのあと影やブルーを描いています。

影があるから光が輝くんだ。と、影ばかり歩いている己の人生を振り返るのでした。

ネットショップギャラリーアルティオに、モンサンミシェルの水彩画をアップしました。
興味のある方は覗いてみてください。
posted by タク at 16:01| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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