2016年12月26日

「あなたの一日が世界を変える」の登場人物


「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作 古山拓・絵/PHP研究所)の登場人物造形のお話をちょっとだけ。
私の場合、絵本の仕事で一番苦心するのは、実は登場人物の設定です。自分が物語を作っているのであれば、作っている段階で徐々に脳内にイメージができています。ですが、今回の場合は著者がくすのきしげのり先生。別にいらっしゃいます。なので原稿を読んだ印象をもとに、紙に鉛筆を走らせてゼロから創り上げて行きます。

「あなたの一日が世界を変える」では、旅人を中心にさまざまな人物が登場します。
彼らはどんな生い立ちなのか?どんな仕事についているのか?家族構成は?性格は?、、、ということを考えながら想像上の人物を創り出していくのですが、ラフにとりかかる前のそのキャラクター設定作業が第一の難関でした。

現実世界であっても仕事や職業は顔に出ます。絵本という世界では動き回る「絵」のキャラクターとして表現しなければなりません。どこからか人物写真をさがしてきてイラストに置き換えるとラクそうですが、それは絵本の中に妙に「現実」が紛れ込んできてしまうのでアウトです。あくまで想像力で「ああでもないこうでもない、、、」と鉛筆で四苦八苦するのが吉。
実は旅人も最初の設定ラフスケッチ数枚はアクが強すぎたり、カッコつけすぎたりで、自己却下しました。
キャラクターの絵が決まると、あとは物語に沿って登場人物が本の世界の中で自由に動いてくれるから不思議です。

そんな「あなたの一日が世界を変える」もおかげさまで2刷りとなりました。絵を担当したものとしてもとてもうれしいです。心より感謝です。
先日、多めにアトリエアルティオにも再入荷しましたが、次々にご予約をいただき、すでに在庫が数部となっています。再度の入荷まで、少々お待ちください。

絵本の著者、くすのきしげのりさんの講演会が、年明け1月下旬、徳島大学であります。
お近くの方、ぜひどうぞおでかけください。

2017年1月28日(土)
徳島大学渭水会
徳島大学総合科学部設置30周年
記念講演会  
 演題  
   一人一人が、みんなたいせつ
     − 作品に託す願い −
 主催:徳島大学渭水会
 場所:徳島大学けやきホール
 時間:14:00〜

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posted by タク at 23:33| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アルティオ紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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