ギャラリーアルティオは明日5日までお休みですが、制作アトリエ『ランズエンド』は今日から仕事始めです。
2年前にギャラリーを開いたことと合わせたように、イラストレーションの仕事の内容も少しづつ変わってきました。(不思議なものです。変化は変化を呼ぶんですね)
そこで年末年始の休みをつかって、すこしでも仕事をしやすいように、と、制作アトリエの棚の増設などをDIY。
きもちよく制作開始となりました。
2017の一回目の仕事は,岩手日報の連載小説挿し絵からスタートです。
そのあと、某イラストマップの仕事と続きます。
昨日、年末帰省して来ていた大学生の息子と妻と3人で、ラーメンを食べに行きました。
ラーメンすすりながら突然「親父ってさ、家のローンはらったり、家族食わせるのにどれぐらい稼いでるんだ?0000円くらい?」
「ばか、そんなもんで足りるか(笑)」
おもわず吹きそうになったけど、成人式を数日後に控えた彼にとってもこれは良い機会か、と、「イラストレーター絵描き経営学」を急遽はじめました。
ちなみに彼の大学での専攻は、国文学、それも古い時代のそれ。経営学、経済学とはまったく異なるフィールドです。
表現で家族を養い、そしてビジネスとして社会に還元していくには、どうしなきゃならないか,どれくらいのギャランティで月どれくらいの仕事をしなければならないか、ってことや契約や請求、支払いサイトの話などをひとしきり、わかりやすく。
お金の話はなかなか難しいですが、少しわかってもらえたようです。
そういえば「イラストレーター絵描き経営学」ひいては「表現者経営学」って,本屋さんに並んでいないもんな。
「授業料たかいぞ、出世払いでな」とおどしてラーメン屋をあとにしました。
私の手がけた本はこちら♫としっかり広告♩
(以下はオムニバス掲載)
今回の記事、興味深く拝見しました。
誠に僭越ながら、私の業界も、経営的には先生と近い特色を有しているのではないかと思います。
業務の種類が多岐にわたるのもさることながら、その中には採算的には赤字のものが非常に多く、全く無償の仕事すら相当量あります。
日頃、異業種のフリーランスの方とお話していても、なかなか理解いただけないのが、仕事が増えれば増えるほど収入が増えるわけではないということです。
何をしているかよくわからず、しかも関わると面倒臭そうで、怪しい仕事ということになるのかもしれません(笑)。
いろいろ相談されてもそれがダイレクトに売上げにつながりにくいのは想像に難くありません。