神話の世界は、今生きている社会の縮図なんだろうな…と、感じるときがあります。何かトラブルが身に降りかかって、それを乗り越える時に思わぬ助けや仲間が現れる。
やりたいことを求めはじめると、ひとり自営なら当然時間的限界につきあたりますね。(自営ならと書いたのは、組織や会社であればチームを組めるから)
自分では気がつかないのだけれど、それは今までのルーティンを圧迫して、きしみ始めます。それを暗に教えてくれるのが、わたしの場合、「モノが壊れる」現象((-。-;英語ならブレイクbreak…。
実は昨日、長年使ってきたプレゼンテーションバッグをちょっとした不手際からダメにしてしまいました。大好きだったイタリアメイドのオレンジ色が台無しに…(号泣)
原因は絵の制作時間が予定以上にかかり、次の約束までの余裕がなくなったこと。
バッグは我が分身、かなりのお気に入り、ゆえに精神的ダメージ甚大。けれど、数時間後に遠方から入った一本の電話で救われました。
電話の主は、私のとある計画を知った遠方の画商さん。「その一歩を踏み出しなさい」とでも言うように、いくつものアイデアとアドバイスを届けてくれました。
なんというタイミング。そしてなんと有難いこと…。
ブレイクの意味を調べてみると「壊す」という意味の一方、「切り開く」という意味もあります。まるでモノゴトの表と裏じゃないか…。
壊れる→新調する→切り開く気持ちを立て直す→加速…みたいな。
何かをしようとする思いが、臨界以上になると、「大いなる何か」は、ブレイクというきっかけを作り出してくれるのかな?
多分、古い服を捨て、新しい服を着ることで見えてくる世界ってあるんだな、きっと。
今生きている俗世間を違う次元から見おろすと、ごく普通に「神話の世界」が広がっている気がしてならない昨今なのでした。