2007年06月16日

漁船のはなし

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マルタの漁船のお話です。

マルタの漁船って、数日前にアップした絵にありますが、とんでもなくきれいな色に塗られています。青、黄、赤のストライプが、地中海の色にことさら映えてそれはきれいです。

マルサシュロックなる漁港で湾ところ狭しと浮かぶ漁船にであったのですが、陸に上げられた船を老漁師がペンキ塗りしてたり、鮮やかな漁船の脇で網を繕っていたり、なかなかどうして生活感度100点満点。

ほ〜、とスケッチブックを開いてさんざん描いてましたが、あることに気がつきました。それは、古代ギリシャの軍船のデザインを彷彿とさせるシルエットを持っているということ。

実は私の学生時代の専攻は、何度か書いていますが古代ギリシャ史。ギリシャの軍船は、未だにイメージとして私のなかにどっかり根付いている訳。ギリシャの軍船ってどんなの?って方、レンタルビデオDVDで「トロイ」を借りてきてみてください。アキレスらが乗ってトロイに攻めこむ船のデザインがそれです。

明確には違う形態ですが、すとんと垂直に水面に落ちるへさきや、きれいなカーヴを描く舵、その醸し出す雰囲気が、どうしてもギリシャの軍船にだぶってしょうがない。おまけに、へさきに描かれた神の目。これも古代ギリシャの軍船によく描かれていたモチーフです。

クロッキーしながら、古代地中海世界で船を造っていた船大工の末裔が、いまだにマルタでそのカタチを継承している、なんて、考えただけで、わくわくしてました。(学術的根拠はまったくありません。私の思い込みです、念のため)
「おお、マルタへの旅は、この船に出会うためにあったのか!次なるランズエンド(恒例迷い旅の目的地を、勝手にこう呼びます)は、いよいよギリシャか!」なんて勝手に思ったりしてね。すばらしきかな、マルサシュロック!です。

旅から戻り、そんな先日、一本の電話が鳴りました。なんと、二十数年前私に古代ギリシャを教えてくれた恩師からでした。ちょっと会って話がしたい、ということで、恩師の自宅へ伺いました。

小一時間ほど話したでしょうか。古代ギリシャの美徳を話す、懐かしい語り口。あの時間は間違いなく研究室に流れていた、古代ギリシャ時間でした。その流れは、近い将来、ギリシャの地を旅する流れにつながっている、そんな気がしていました。

マルタの漁船は、そんなわけで、私を古代ギリシャを思い出させてくれました。旅が何を教えてくれるのか、終わってみるまでわかりません。いや、今だに多分続いてる。これもまた、旅の醍醐味です。

今日の一枚は、マルタの漁船のへさき、です。

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posted by タク at 17:57| 宮城 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
船というものは、おそらく人類最古の乗物だったのではないでしょうか。現代人にとっても、他の乗物とは異なる、ロマンやDNAのうずきを感じます。
それは人間が新しい世界を見る手段だった。未知なる世界へと漕ぎ出す冒険への乗物だった。ギリシアの昔、ポセイドンをはじめとする神々と会話しながら、人間たちはそうしてその世界領域を拡げていこうとした。
さらに、この世界はどこまであるのか、世界の果てはあるのか、という純粋なる疑問。その答えを求めて、人間は船に乗った。航海した。
ランズエンド、あるいはオーシャンエンド──どうしても見てみたい、行ってみたい場所。
Posted by セバスチャン at 2007年06月17日 10:38
数日前にアップされたカラフルな漁船は、もともとあのような色なのですね。てっきりタクさんが色合いを付けたのかと思っていました。日本の漁船のカラーリングとは全然違うのですねえ。

ふむ、お魚さんに気づかれるのではないかと、余計な心配してしまいます。
Posted by ヌマンタ at 2007年06月17日 17:00
セバスチャンさん、ランズエンド、あるいはオーシャンエンドという話題をもらった今日、映画館で息子とパイレーツオブカリビアン-ワールドエンドを観ていました。果てのさらに向こうへ、人間は憧れるようです。

ヌマンタさん、全くその通りです。私もカラフルさにたまげました。決して観光用ではありません。普通の漁船です。
何か意味があるのでしょうね。絶対ありそうです。
Posted by タク at 2007年06月17日 17:30
どうやらどうあっても「次はギリシャ」
の流れに動いている気配ですね(笑)。

色彩だけでなく形状にも
お国柄ってあらわれるものなのでしょうか?
それにしても、
ほんとにカラフル〜♪
Posted by ほっしい* at 2007年06月18日 11:43
ほっしい*さん、「次」は、実はすでに来年の個展に向けて、ある旅を計画中です。
ギリシャは、その後、かなあ。。。でも、近い将来引っ張られてるような気がしてます。

古代ギリシャっていえば、映画、「スリーハンドレッド=300」、観たいです。スパルタの重装歩兵が出てくると聞いた日には、うずうずしてます。
Posted by タク at 2007年06月18日 23:43
追伸、ほっしい*さん、ひとこと書き忘れてました。
船やヒコーキ、車などなど、乗り物系は、如実に国民性があらわれますよ!。
ちょっととびますが、ヘルメット系も出ますね。
日本の消防士がかぶるヘルメットと零戦のカウリング(エンジンカバーね)に共通デザイン性を見いだすのは、私だけではありますまい(笑)
Posted by タク at 2007年06月18日 23:57
AVっていいですよね。私のサイトもAVがたくさんなのでぜひ見に来てください。
Posted by ideal_man at 2007年12月23日 23:16
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