2018年04月03日

岩手の宝物

この絵はどこの国ですか?ヨーロッパ?とツィッタで尋ねられました。
場所を明かすと岩手です。

岩手は県のなかでは日本一広いのです。感覚的には四国とほぼ同じ。楕円をタテに置いたようなカタチをしていますが、真ん中を北上平野が楔のように北に貫き、西に奥羽山脈、東に北上山地が位置します。

奥羽山脈は若く、北上山地は年取ってる、と子供の頃習いました。そんな大地ですから、肥沃とは言い難い。だから開拓村があちこちに点在します。そしてその風景に佇むのが、絵に描いたスタイルの農家なのです。

たしかに東北六県スケッチ取材してきましたが、このデザインは岩手オリジナルですね。どこか異国の香りさえ放っています。

2歳から3歳にかけて、私が住んでいたのは絵のような景色が広がる山間部でした。この酪農家デザインは岩手独特。暮らしている県人はなんとも思っていないかもしれませんが、飛び抜けて大事な「景観デザイン資源」だと思うのです。

建て直す時、このスタイルを大切にしてあげると、のちのちいいことがあります、きっと。大手ハウスメーカーいいなりになったら岩手らしさは消えて行きます。
このカクカクスタイルは間違いなく岩手の宝物ですよ。

故郷を出て30年以上たちますが、誰かが大きな声で言わないと、どんどん故郷岩手の景観がどこの国の建物だかわからないハリボテデザインに取って代わっている岩手の景観が悔しいです。

なので絵で叫ぶ。

盛岡川徳個展「絵のあるおはなし」展は4/5〜4/11。
この絵も出品します。
描いた風景の向こうに、それぞれの物語を紡いでもらえると嬉しいです。

このモチーフは意地でも描き続けます。


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posted by タク at 00:32| 宮城 ☁| Comment(0) | 個展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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