2007年10月20日

ブルターニュへのいざない

bureton1.jpg


気になっている場所の一つにフランスのブルターニュ地方があります。
パリから見て西側、ブルターニュ半島が、その地方。州都はレンヌ。私が住まう仙台と姉妹都市を結ぶ町でもあります。

ケルトの地に惹かれ、英国コーンウォールやアイルランドを旅してきました。実はブルターニュもケルトの薫りが色濃く残る地ときき、今から5年ほど前、10日間ほど巡ってきたことがあります。パリから速攻レンヌへ入り、カンペールへ。海岸伝いにヴァンヌまでふらふらしてきた旅でした。

先日、どうしてもみたい展覧会が箱根のポーラ美術館であり、行ってきました。
「モネと画家たちの旅-フランス風景画紀行」です。ブルターニュをモチーフに描かれている作品も紹介されているということも、行こうと思ったきっかけの一つでした。

その展覧会の特徴の一つに、描かれた場所を紹介していることがあります。ノルマンディの空、海、ブルターニュの海岸など、地図上にポイントが落とし込まれ、ただ絵を見るだけでなく、旅の空気が感じられるよう思えました。

ブルターニュで有名な印象派と縁がある地といえば、ポンタヴェンです。私は立ち寄ったことがありませんでしたが、近郊のカンペール、ヴァンヌ、ラフォーレフーナンといった、かつて旅した町が懐かしく思い出されました。

で、帰ってきての週末、仙台では、ブルターニュの州都レンヌとの姉妹都市提携40周年を祝し、町をあげてブルターニュの文化を紹介するイベントが行われています。数日前に美術館でブルターニュへ連れ戻された私です。さっそく町中へくりだしました。めざすは、レンヌからやって来たケルトバンドのストリート演奏です。

アイリッシュケルトとは異なり、木管楽器の旋律が独特なブルトンのサウンドは、ナマで聴くと迫力が凄いのです。旅の途中、ヴァンヌの路上で出会った市民楽団のストリート演奏は、総毛立つほど素晴らしい迫力に満ちていました。



この動画はちなみにヴァンヌで私が撮影したものの一部です。どう?かっこよくない??

さて、そんなわけで、仙台でそんなサウンドを聴ける機会はめったなことじゃあありません。ヴァンヌで聴いたのが町中の空の下だったせいもあってか、「ブルトンケルトサウンドは屋外が似合う」と勝手に思い込んでいることもあり、万難排して行って参りました。
もちろん、10分前に陣取り、最前列(笑)。

今回の演奏は、パーカッションが入らなかったのが心残りでしたが(ヴァンヌでの演奏は、バスドラムとスネアドラムの刻むリズムが、かっこよかった!)、ブルターニュの民族衣装に身を包んで踊るブルトン(ブルターニュ人)に、懐かしい気持ちをたくさんもらって帰ってきました。

breton3.jpg



それにしても、ケルトサウンドはなぜか荒涼とした地を思い起こさせます。アイルランドも、スコットランドも、ブルターニュも、ごつごつと岩くれが緑の中に顔をのぞかせます。裏寂しい気持ちになるけれど、どういうわけか、絵筆をとりたくなるのが、そんな場所。そういえば、今年訪れたマルタ島も、ケルトではないけれど、同じ雰囲気がありました。

ケルトの音色は、荒涼とした場所がなぜに似合うのか。荒れた地に追いやられて根付いたケルトの人々の、こころの有り様が、響きに映し出されているからかもしれません。

bureton2.jpg


今日の一枚は、ヴァンヌで出会ったバンドのブルトンスケッチ。ブルターニュの誇りを顔立ちに感じました。

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posted by タク at 18:45| 宮城 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「荒涼とした〜」って画伯のポイント(根底にあるもの?)ですよね!?
タッチはとても暖かですけど。
いやぁ〜ブログで動画まで登場したのにビックリ&楽しみました。
Posted by 健さん一筋 at 2007年10月21日 00:00
ブルターニュでも、ケルト音楽にはバグパイプが使われるのですね。中世より戦士が多かった地方のせいか、アイルランドやウェールズのサウンドと比べると、勇壮な感じがします。フランスのシャンパン・ラグビーのファイティング・スピリットには驚かされる逞しさがありますが、彼らはこの地の人が多かったりして。

地図で改めて見ると、この地方はやはりかなり西に突き出ていますね。「ブレスト」という地名もありましたが、あの鶏で有名なブレストでしょうか? そういえば、牡蠣の季節になりましたね。品川のオイスターバーでブルターニュの牡蠣を食べたくなりました。畠山さんも、このあたりへ行ったのでしょうか?

ポーラ美術館は仙石原にあるのですね。箱根の中でも私が最もすきなエリアです。「箱根ハイランドホテル」という素敵なホテルがあって、先日私が行った軽井沢の「ホテル鹿島ノ森」と雰囲気が似ています。
Posted by セバスチャン at 2007年10月21日 06:44
ケルトバンドのストリート演奏
いいですね。
私もなぜかケルトに引かれます。

ポーラ美術館に行かれたんですね。
一度行ってみたい美術館なのですが
今の「モネと画家たちの旅-フランス風景画紀行」は3月まで開かれていますね。
友人を誘って行ってみようかな!
Posted by みゆ at 2007年10月21日 11:43
健さん一筋さん、荒涼、はい、その通りです(笑)水彩でふわ〜っと、ほがらか?に見えますが、実はそんなとこが結構多いんです。動画、重くてどうしようかと思いましたが、やってみました!

セバスチャンさん、アイルランド系ケルトサウンドとは違った楽器も使いますし、旋律(編曲)も独特だと思います。
ブレストと鳥のことは初めて知りました。わたしもはっきりはわかりません。牡蛎はもちろんブルターニュ産が有名ですね。畠山さん、たぶんいっていると思いますよ。いや、行っていないはずがない(!)。初めての箱根は見事にとんぼ返りでポーラ美術館しか見ることが出来ませんでした。お楽しみはこれからだ、ですね。

みゆさん、モネと画家たちの旅-フランス風景画紀行」はロングランですので、ぜひ機会を作って行って見てください。それにしても、とても気持ちの良い美術館でしたよ。
Posted by タク at 2007年10月22日 18:58
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