2016年01月22日

ぽつんと星の王子様

小林文生先生とのいきさつから、サンテグジュペリの「星の王子様」の本が、最近は手を伸ばすととれる距離に置かれています。
つい、つらつらとつまみ読みしてしまうのですが、内容もさることながら挿絵のシンプルな強さにため息がでます。
さりげないけど時代をまたぐイラスト。(もっとも本の内容が素晴らしいので)

そんな絵を、水彩でも線画だけでも、デジタルであっても、描ききりたい、とずっと思っています。(描けていないと思っているから)

そんなところへ、デザイナーを生業にしているイタリア在住の日本人の方から、嬉しいコメントが届きました。「しゅるしゅるぱん」(おおぎやなぎちかさん・作/福音館書店)の挿絵にです。

「古くみえるけどモダンでいい」

その本のイラストレーションを手がけた私にとって、最高に嬉しいコメントでした。

「ぽつんと点をおく。くっと線をひく。それだけで表現できるところをめざしなさい。」
これは私に鉛筆デッサンと油絵を教えてくれた、今はなき杉浦朝雄先生の言葉。

「ぽつん、と星の王子様」か、、、あらためてえらい難儀な道を選んでしまった。今宵も星空を見上げ、ため息ついて寝ることにします。






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2016年01月15日

「しゅるしゅるぱん」著者+挿絵作家サイン会のご案内

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1月16日土曜日開催のサイン会のご案内です。

福音館書店から出版された「しゅるしゅるぱん」の著者、おおぎやなぎちかさんが来仙、ツタヤ仙台南店で同書をお買い上げのお客様にサイン会がひらかれます。東北を舞台にしたファンタジーノベルですが、児童書では異例の発売後まもなく重版がきまりました、
挿絵を担当した私もサイン会に同席しますので、ぜひお誘い合わせのうえご来店ください。

ツタヤ仙台南店さんの場所は、下記ウェブサイトをご参照ください。
http://store-tsutaya.tsite.jp/storelocator/detail/0612.html

日時/1月16日土曜日 午後14:00〜14:30
会場/ツタヤ仙台南店
対象/しゅるしゅるぱんを同店でお買い上げのお客様
主催/ツタヤ仙台南店 協力・アトリエ・アルティオ
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2016年01月04日

しごとはじめ

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

お屠蘇気分も昨日まで。今日から筆をもち、仕事スタート描き初め。
この年末年始休暇中、筆を取ったのは年賀状のモチーフを描いたときだけ。のんびり家のことをやっていました。
最初の仕事は某教材用の伝記似顔絵ですが、仕事にとりかかるまえにまずはちょっとエンピツ運びのならし運転からスタート。
これは以前てがけた同じ媒体に使用したものです。

しかし仙台の年末年始は、雪がまったくふりませんでした。
北国育ちには、どうも物足りない。
なので気持ちだけでも、と、ふるさと岩手の雪景色です。

(立町のギャラリー、アトリエ・アルティオは水曜日からの営業となります。)

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2015年12月22日

東北学院大学を水彩で

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仕事の紹介です。
ありがたくも、母校のクリスマスカードをコラボレーションさせていただきました。
(このカードは母校を受験志望する高校生を中心に送られるようです。)

実は描くことを生業にしていますが、わたしの出身校は◎△美大や◆☆デザイン専門学校ではなく、東北学院大学文学部史学科です。古代ギリシャローマ=古代地中海世界が専攻でした。…なんて書くとマジメそうですが、落書き三昧の学生時代、映画300でメジャーデビューを果たした?レオニダス王を重装歩兵スタイルで描いてゼミの卒業文集に寄稿した懐かし恥ずかしの記憶が。

結局描いているヨーロッパの歴史風景への興味は、そのへんにあるのはまちがいない。

古い友人からは「オマエの専攻はラクガキだったな」と笑われています。

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2015年12月11日

神戸とルミナリエ

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ふと、カレンダーに目をやると、今日は11日。東日本大震災の月命日です。

実ははるか西の神戸と仕事で繋がっています。繋がったのは半年ほど前、神戸の制作会社からの一本の電話ででした。
ネットで作品を見たといい、挿絵を描いてほしいという打診でした。
先方はわたしの絵だけを見て決めた様子。断る理由は何も無い。快諾しました。昨晩、年内進行のスケジュール確認の電話が入りました。

ネットでわたしの作品を見たという、その絵がこちらです。
仙台文学館発行の文学館ニュース連載の挿絵です。
モノクロのイラストではあるけれど、実はこれ、奥歯に圧力かけてギリギリと描いています。それが震災を経験した神戸と繋がったことは何より嬉しかったです。

一昨年の暮れ、某企業のカレンダー仕事の取材で神戸を訪れたのは、ちょうどルミナリエ開催のときでした。言葉にならないくらいさまさまな色合いの光にあふれてました。たぶん、色合いは魂の輝きなんだな、きっと。
今回の神戸の仕事、挿絵の向こうに様々な色彩を見てもらえるように描きたい、と思っています。
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2015年12月10日

絵と文な仕事

絵と文の抱き合わせ発注。
ひさしぶりに来ました,嬉しい仕事です。
メルカートという専門系機関誌の裏表紙に絵とエッセイを連載開始しました。
一般には手に入りませんので、こちらでご紹介を。

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旅絵というタイトルで、東北の風土を、風景を切り取っていきます。
第一回目は、七ヶ浜町の今はなき風景を描き出しました。
この原稿と絵を描いたあとに、仮設商店街での震災前の風景画点の打診がありましたので、シンクロニシティだったのでしょうか?

「東北をテーマに水彩スケッチとエッセイを寄稿してもらえないか?」という打診があったのは今年の春。
以前から東北灯台下暗し、足元見ずして何をば語る、と、時間を見つけてはあちこち取材をかけていました。そのことが役に立っています。
司馬遼太郎の金字塔シリーズ「街道を往く」には当然かないませんが、それでもみちのく東北「我が街道」を往きたいものです。

年明けが締め切りで第二回目が動きます。
どこの風景をどんな切り口で切り取ろうか、いまから嬉し悩ましです。

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2015年11月20日

岩手山

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わけあって、岩手山のイラストレーションを描いた。
わけは、いずれ書くとして、ふるさとの山「岩手山」は、やはり描くにあたりそれ相応の気合いが居る。

以前、書家の伊藤康子さんと岩手山テーマで水墨コラボしたときも、正直怖じ気づいた小心者です。

版画家の齋藤清が富士山と取り組んだとき、相応の覚悟が必要だったと聞く。齋藤画伯の富士山は、それゆえ圧倒的な存在感で迫って来る。
誰でもが知っているものほど、実は描くのは難しい。

知れば知るほど、向き合うのは大変努力が伴うのだね。


閑話休題。

今日、銀座展会場のギャルリサロンドエスに向けて、絵の梱包が一足先に出発しました。
あさって搬入で東京入りです。

青葉区立町のアトリエアルティオは、そんな個展事情で21日から24日まで臨時休業となります。
ネットショップアルティオでのご注文も、その間発送ができなくなります。
25日には通常営業となります。ご了承ください。

以下、個展のご案内です。
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11月22日から東京・銀座のギャラリーで個展を開きます。展示作品は透明水彩による英国カントリーサイド風景です。場所はみゆき通りにある「ギャルリ・サロンドエス」。

会期中は全日程会場入りする予定ですので、お立ち寄りいただけるとうれしいです。ご来場をお待ちしています。
(祝花等は、お気持ちだけ有り難く頂戴いたします。どうかご遠慮ください)

古山拓展 −英国カントリーサイドの旅−
■会期・2015年11月22日(日)〜29日(日)
■開廊時間AM11:00~PM6:30(日曜・最終日PM5:00まで)
■会場・ギャルリ・サロンドエス
〒104-0061 東京都中央区銀座6−3−2 ギャラリーセンタービル 2F

Tel03-3571-3321
(地下鉄銀座線・丸ノ内線・日比谷線の銀座駅C2出口より徒歩五分。泰明小学校前(1Fカフェがあるビルの2F奥)
http://www.gsalonde-s.com
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2015年11月04日

「しゅるしゅるぱん」福音館書店より出版

出版の告知です。

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挿絵で携わった児童書が、福音館書店から出版されます。
昨日、刷り見本が手元に届きました。

おおぎやなぎちかさん作「しゅるしゅるぱん」です。
私は表紙絵と、とびらごとの絵を担当しました。
おおぎやなぎさんの紡ぎ出す物語は、世代を越えて響くものだと思っています。
11月11日、全国書店で発売です。
ぜひ書店で手に取って、ご覧ください。よろしくお願いいたします。

以下、福音館書店さんのサイトです。
http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?goods_id=23601


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2015年09月14日

忘れかけてたイラストレーション

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久しぶりに、ほんと忘れてしまいそうなくらい久しぶりに、住宅関係のイラスト制作打診が入った。

不動産広告の業界はここ数年CGやキャドデータを使うことが主流だ。….さては先祖帰りか?…時代は繰り返すとは言うけれど。

「過去の仕事サンプル、持ってきて〜〜」との古い付き合いのデザイナーF氏からの要望に応えるべく、探した探した。ハードディスクをごそごそと。
あらためて探してみると2004年から2009年くらいまではまだ手描きがあったんだねえ。
そのあとはすっかりナッシングだ。震災以降は、文字通りぱたりと無くなった。それはもういさぎよいくらい(笑)

基本的に私が発注いただくのは、アバウトな空気を漂わせたいときが多かったように思う。本人がアバウトだから仕方ないか(笑)年に数回はそんな仕事をやっていた。

午後不動産会社で打ち合わせ、帰り際、ちょうど10月1日からの藤崎デパートでの個展DMが鞄に入っていたのでクライアントの担当さんに渡すと、驚かれた。
「イラストとは全く違いますね」
と、即座にデザイナーF氏が
「それはそうですよ。広告と個展は違いますもんね」
と援護射撃。これはうれしかったな。

イラストは今日、タッチ見本に持っていったなかの一点。
同じくクライアントさんへ渡した個展のDMもアップします。

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2015年09月13日

今年も定禅寺ジャズフェスがやってきた

定禅寺ストリートジャズフェスティバルが今年も9月12日と13日、仙台で開催されました。
今年で25回目。もともと小さな実行委員会でスタートした音楽フェスですが、回を重ねるごとに会場もひろがり、参加団体もうなぎのぼり。歴史がいい厚みになってきました。登板する友だち知人も、あらためて数えてみたら両手の指で足りなくなってきた(笑)

実はギャラリー・アトリエアルティオは定禅寺通りから一本入ったところにあります。会場至近、というか、会場の町内(笑)。そんなわけで昨日はアトリエ向かう途中、両親をピックアップ。音楽散歩にいざないました。
ふたりは春に仙台にやってきたばかり。なので二人あわせて150歳オーバーにして、生のジャズフェスは初。つかれたら至近のアルティオにもどってくればいいわけだし。

夕方、「どこに居るかわからなくなった」と電話が(汗)
碁盤の目の仙台市街。暗さが方向感覚をマヒさせたよう。電話で場所を聞いてもいまひとつ要領を得ない。結果無事辿り着いたけど、「道を訊く人訊く人、みな親切でたすかった〜」と、何度も何度も。
「ひとやすみに閉まってる店の前に座ってたら、店の人、水を持ってきてくれた」とか、「訪ねた人が走ってアルティオの場所を確認してくれた」とか、、、。

生のライブも両親ははじめてで、演歌系しかしらぬ母いわく「たのしくなってドキドキしてきた」。
音楽でのドキドキはいいよね。ヘタなクスリよりずっとカラダに効くJazz festival under the sky♩なのでした。

ジャズフェス2日目の今日のアルティオは、ジャズフェスを見に来たカメラマンのAさんが立ち寄ったり、メーキャップアーティストのHちゃんがすっかり酔っぱらってひと休みに来たり、ふらりと東京からきた新聞社の方がおもしろそうな店だ、と立ち寄ったり、、、完全な「お休み処」と化していました。
なので、来年はアルティオ店舗前にテーブル置いてのほほんとしていることにします(笑)

カメラマンのAさんは、私が前から尊敬している広告業界の大先輩ですが、とある企みが浮上。おもしろいことをやることになりそうです。同時にHちゃんもアルティオ使った悪だくみを考えてるし(笑)どちらも実現したら楽しいなあ,否、実現させましょう。

イラストは、とある音楽系冊子のコンペ用に描いたもの。カタチにはならなかったけど個人的にノリまくった大好きな作品です。このスタイルでのお仕事、ぜひお待ちしています。(としっかと営業♩)

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2015年09月10日

離れること

ある車両のボディ側面のイラストデザインを進めています。
限られたボディスペースで、クライアントからのオーダーをどう表現するか、なかなか一筋縄ではいかない仕事です。

車両図面を見ていると、あれこれイメージが浮かんでくるけど、描きとめたアイデアスケッチを見ていると、どれがいいのかわからなくなってくるんだ、これが…。
そんな時はいっとき離れ、別の仕事が吉。

アップした水彩は、そんな切り替えた先描いたもの。教室で生徒さんに、「白を際立たせるにはそのバックが大事」を伝えたいため、デモでざっくりバババと速描きしました。

イラスト、水彩、イメージデザイン、原稿書きと全くアウトプットが違うことやれるのって、自分にとってはいい切り替え。ありがたいことでもあります。

大雨であちこちに被害がでています。
仙台にも洪水警報が出されたようです。
皆様、最新情報に気をつけてください。

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2015年08月20日

宮沢賢治のイラスト裏話

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今どき、デジタルイラストなんて特段真新しくもありません。
そんな昨今ですが、いつも水彩絵の具がメインの自分が、デジタルで表現しようと描いたのが、来週水曜日から作品展をする「宮沢賢治回想」です。
タブレットを使って自分なりに表現した作品を展示します。

描きやすさという自由を奪うことで出てくる新しい自分の表現ってあると思います。
私の場合、かれこれデジタル画材=ペインター=を使って20年くらいになりますが、いまだにモニター見ながらペンタブレットを使うことが器用にできません。慣れてはいるのですが、命中しない(笑)これはもういたしかたありません。あきらめています。
だけど、逆におもしろい。命中しない自由が利かないおもしろさがそこにあります。デジタルのスピード感もアナログとは違う独特の感覚で、好きなのです。
そのうまく線が引けないおもしろさを逆手に取ることにこだわりました。その作品が、週末にはジクレー刷り出しとして手元に届きます。

気にかけたのは生まれ落ちた岩手イーハトーヴの大地と空、そして子供時代の記憶でしょうか。それをアナログ風景画として表現するのではなく、イメージの世界で換骨奪胎、賢治の童話に重ね合わせてデジタルで取っ組み合ってみようと描きました。

小さなアトリエギャラリーでの展示ですが、いろんな縁ができると嬉しいと思っています。
(イラストは作品の一部です)
古山拓イラストレーション展「宮沢賢治回想」
■会場/アトリエ アルティオ
仙台市青葉区立町19−20ー1F
■会期8/26(水)〜9/6(日)(会期中のみ月曜休廊)
11:00〜18:30 open
入場無料


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2015年08月18日

古山拓イラストレーション展「宮沢賢治回想」のお知らせ

宮沢賢治の童話をテーマに、イラスト作品を少しづつ描いてきました。
今年は縁あって「宮沢賢治イーハトーブセンター」会報誌にもイラスト連載のページをいただいています。

8月26日から、そんな賢治の物語世界をイラストで表現した小さな作品展をひらきます。
古山拓イラストレーション展「宮沢賢治回想」
■会場/アトリエ アルティオ
仙台市青葉区立町19−20ー1F
■会期8/26(水)〜9/6(日)(会期中のみ月曜休廊)
11:00〜18:30 open
入場無料



わたしは宮沢賢治と同じ岩手に生まれ育ちましたが、そんなこともあいまって、素直な表現を探して描いています。いつもの水彩個展とは全く違う表現を楽しんでいただければと思っています。

足をお運びいただけると、とてもうれしいです。

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#イラスト #宮沢賢治 #イラストレーション #イーハトーブ
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2015年08月14日

あるイラストレーターの夏休み

夏休みです。
夏季休業、お盆休み、オフ、バカンス、サマバケ(さすがに死語か)いろいろ言い方あるけれど、とにかくイラストレーションだったり水彩画から、潔く離れてぼーっとする数日間です。

フリーランスとして独立したのは1994年。その時から数年前までは、この夏休みが怖かった。
休みがあけたら、仕事が無くなっているんじゃないか?なんてね。ほんと怖かった。

それがここ数年はもう、「なるようになるし、ならないものはならないし」という固い岩のような「信念」、否、「思い込み」が出来上がりまして、納期だけは抑えつつ、平気でスイッチ変えることができるようになりました。

で、8月12日。
クルマに家族で乗り込んで、イザ、妻の実家のある山形へ。

夏休み初日の12日は山形蔵王の蔵王温泉に家族四人で久しぶりにノンビリ泊まって、昨日から山形市内の妻の実家へお墓参り。

しかし、オフるぞ!デトックスだ!なーんてかっこつけておきながら、お世話になってる山形市内のギャラリーに挨拶まわりしたりするあたりが、まだまだバカンスヘナチョコ野郎ですな。

ヘナチョコといえば、もひとつ、絵の具もスケッチブックも筆も持たない!仕事から離れるぞ!と、気合いれてクルマに乗り込むんですが、毎年出がけの恒例行事、「小さいクロッキーブックと鉛筆一本くらいはカバンに放り込んでおかないとな…」と、つい部屋に戻る。

カバンに入れて安心するのか、結局描くこともせず終わることが多いんですが、私の場合、お守りみたいなもんでしょうか、筆記用具(笑)
ミニクロッキーブックはまだ開いてないから、ヨシとしよう♩

絵画工房ランズエンドと、ちびギャラリー・アトリエアルティオは15日土曜日いっぱいまで夏休みです。

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2015年08月07日

純文学そしてイラストひとりごと

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「そりゃあ、人間それなりに生きてくるといろんなことがあるわけですよ。別に自分に限ったことじゃなく、どの世界も一緒だべ。イラストの世界も一緒。
がつっといいこともあったっけし、思い出すと穴に逃げ込みたくなるようなはずかしいこともやらかしたし、悔しいことだってあったし、アイツいつかコロシタルと思った相手だっていたわけです。ここんとこ忘れっぽいの輪がかかってるんで、いつもわすれてるけど、もう、人生空模様晴れたり曇ったりところにより土砂降りスコール亜熱帯みたいなね。

あ、でね、今本を読んでるんだ。まあ、本といっても仕事のイラスト描くために否応無しに読んでるわけで、それを手にした時は、こりゃ仕事じゃなかったら読まないだろうな、、、とおもったわけ。
ところがですよ、あーた!これが、いい。一ページ目からひっぱられた。映画と同じね、いい映画は最初の五分がすべてを語る、みたいな。まじ、そうおもった。
ツボにはまるっていうのかな、臭みがなくてリアルで、しんみりしんわりしゅわしゅわっと迫ってくる、みたいなね。読んでいない時もついおもいだしちゃう。

なんかさ、さっき言った、「喜怒哀楽いろんなことあったな〜〜、でも、ま、それらはそれとしておつかれさん、ってふたをして、まだこれからやっていけるな、こりゃ」っておもわせるような、そんな本だったんだな。今までこんな気持ちはハツ、ですよ、ハツ。え?ボンジリ?焼き鳥じゃない…。

で、そのあとに、ある人がその本についていろいろ書いているのを読んだわけ。そしたらね「純文学」だ、って言ってるわけ。
へえ〜と思ったね。純文学、だよ!純文学。
いままで自分はいわゆるジュンブンガクってのには一生縁がないタイプ、っておもってたから、そりゃおどろいた。

なんつーか、仕事が自分にこれから新しい世界を開いてくれたわけで、ありがたいなんてもんじゃない。
ま、結局時間かけてじっくり読んじゃって、ギャランティに換算すると費用対効果はどうかな?って仕事になっちゃったんだけど(笑)これから先生きていくための費用対効果は最強だったな〜とおもったわけ。こいつは、くくく、がっつり描かしてもらうぜ、ってかんじ。

エ?、その本の名前?
…ごめん、ほんとごめん…イラストが納まってないからまだ言えない。。。
でも、この気持ちを今なんとか吐き出したくて、こんなお話したわけさ〜。」


「で、このラクガキはなにかって?そのイラスト仕事のためのイメージクロッキーだよ。
あっというまに忘却の彼方、がこわいからさ、浮かんだいくつかのイメージ、こうやってぐしゃぐしゃっとヤレ紙の裏に脳内メモしとくわけ(笑)こっからイラストはじまるんだ、オレの場合。
しかし、オレ、ボキャブラリーとぼしいわ。。。イラストレーターだわ。やっぱ小説家にはなれないわ(笑)」

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2015年07月14日

ライブペインティング・パフォーマンスのお知らせ

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好評につき第二弾♩
音楽と絵の融合ライブのご案内です。
イマジネーションをかきたてる新しい形のライブパフォーマンスです。場所は岩手宮古市。
以下、プロデュース小野寺さんからのメッセージです。

+++++++++++++++++

ライブのお知らせです
7/27(月)、宮古のダイニング・バーUmeYasu(うめやす)で、5人のアーティストによる音と絵のコレボレーションライブを開催します。
Vocal&Guitarユニット「TomoNas」のvocal小野寺智子、Guitar那須尚平、ジャンルを超えた演奏活動を行っているユニット「Grazia」のFlute野崎千賀子、violin小松智佳子による4人のミュージシャンと、東北を代表する水彩画家・古山 拓の即興絵描きパフォーマンス・ライブ!
音楽に合わせて目の前で絵が描かれていく様子は、神秘的でさえあります。
今回第2弾となるこのライブ、どうぞお見逃しなく!

追伸:全国から選りすぐりの梅酒を取りそろえるダイニングバーumeYasu。梅酒好きにはもう〜たまらないお店ですよ!みなさまぜひ!

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2015年06月27日

ツナワタリ

宮沢賢治の雪渡りを読んでた。
って書くといかにも文学好きのようだけど、一応仕事の仕込みでもあります。
「イラストレーター」は日本語で言うなら挿絵家、何かを読まなきゃ仕事にならない。何かって文章の時もあれば、発注側のココロの内ってこともあり、読み方もいろいろだ。

しかし読んでるだけじゃギャラにはならないので、別のイラストも同時に進めているわけです。そんなこんなで本日金曜、納品二件。
朝、雪渡りに夢中になり、結果予定がギュギューっと押し寿司。ツナワタリの一日になってしまった。

納品の他に額の仕入れやら、気がつけばお昼のサンドイッチを食べながら(というか、食べようとしたら電話着信)打ち合わせの電話してるし。いと恥ずかし。

結果、本日一枚も描いていないんだけど、なんだかそんなツナワタリつて、めっぽう働いたような気になるから不思議だ。(その気になってるだけなんだけどね)

明日は雨。東北も梅雨入り。
そんな雨の日だけど、アトリエギャラリーで新しい壁面作りにおわれる予定。ベニヤ貼り合わせてペンキ塗って日曜大工だ。
ぜんぜんギャラに直結してないけど、これまためっぽう「働いた気」になるんだろうな〜(笑)

それではみなさま、いい週末をお過ごしください。

追記・写真のウサギは本文と関係ありません。ただ個人的に好きなだけです。

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2015年05月16日

北の文学

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こういう仕事をしたかった…と、思う仕事がポツポツと続いてる。
いわゆる本のイラストレーション=挿絵だ。

広告のイラストレーションと本のイラストレーションは、似て非なるものだとあらためて思う。

はじめて手がけたのは八年ほど前に出版された「ツキを呼ぶ魔法の言葉 魔法使いのプレゼント」。絵本さし絵だったけど、今も版を重ねているのがじんわり嬉しい。

そして今日、新しく表紙カットを担当することになった「北の文学」が本日届いた。岩手日報社刊。
表紙イラストレーションをしばらく描く予定です。

モノクロで小さいけれど、大切に取り組みたい仕事です。



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2015年05月07日

ガーディアン最終回

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岩手日報連載、ガーディアン、ついに最終回迎えました。
通算362回で幕がおりました。
著者の大村友貴美さん、大変おつかれさまでした。
そして学芸部のFさん、Nさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
また、一年間お目汚しにお付き合いくださった読者のみなさんに感謝申し上げます。

一年間、ほぼ毎日描く=すなわち恥をさらし続ける=ということは、人生初体験。とてもあり得ない体験でした。
最終回の原稿が入ったときは、「ほんとに終わるのか???」
原稿いただいて悲しくも寂しくなった体験も初でした。

しかして、、、「気合いの必要なイラストは、なぜかモノクロ掲載になってしまう」というジンクスは、ついに最後まで鉄壁でした。。。なんと、思いもつかぬ、、、最終回もモノクロ掲載となったのです。

イラストレーターとして、このままじゃ終われないよ、、、ということで、最終話のカラー版をアップします。
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2015年04月24日

イラストレーターの休日

先週、石神の丘美術館でのオープン余波でちょっとばかり慌ただしい一週間でした。
本日金曜、たたみかけの納期が昼までにいくつか。
おさめた後、ほっとひといき、遅い昼ご飯を食べたらシゴトスイッチが「勝手に切れた」。

たまにあるです、この自動シャットダウンが。
自動的に落ちるともう、何もする気がおこらない、というか、なにやってもダメ状態まで阿呆のようになってしまう。
こんなときは、そのままで居るに限る。ということで、のほほ〜んの金曜日を過ごしました。

思い返せば、昨晩納期直前にも関わらず、映画FURYが無性に見たくなり深夜映画鑑賞会。子供時代にある試験直前のプラモ作りといっしょですね。きょうのシャットダウンの前兆は昨晩からあったんだな。

ちなみに今日おさめたイラストのひとつは、すでに年末のハナシのもの、、、。あいかわらず季節感ボケしてしまう因果な商売がイラストレーター。だから休日もボケてやってくるのかもしれません。

で、映画FURYである。この冬、映画館でも観たけれど、やっぱりいい映画だと思う。
だいたい映画って、不思議とイケてるかイケてないか(自分にとって、ね)冒頭数分でわかるってもんですが、この映画は数秒でツボ。それほどこの映画のオープニングは自分としては今まで観た映画の中で指折りに入ります。
映画の中で心に残るシークエンスはいくつもあるけれど、全体通してドイツ軍を悪役とせず、戦場の不条理さをとことん悪役に仕立てたのが、特に印象に残りました。
そして、いつもヨーロッパ戦線を舞台にした戦争映画を観ておもうこと。それは、自分がなぜだかこよなく愛してたまらない彼の地の田園風景が、70年前、戦場となっていたギャップです。道があり、灌木があり、丘があり、木々がざわめき、空が大きい。その草木や大地や空は、そこで人間の不条理さが展開されようとも、何も言わず、変わらず、ただそこに或りつづける。国は違えど「夏草や兵どもが夢の後」、なのだなあ。

しかし、シルエットだけで戦車や戦闘機の型をうるさくも言い当てるわたしを、一緒に見ていた娘は一言「ヘン!でしょ!!」(笑)
しかし徐々にエンドロールでその娘もまた「いい映画だった…」としみじみ言ったのは、父としてもうれしかったのである(笑)

コレクターズエディションが出たなら、多分、ゲットするでしょう。






posted by タク at 23:25| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラストレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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