2018年12月08日

岩手の戊辰戦争と一人のイラストレーター

戊辰戦争から150年。ご存知の通り、幕末から明治維新の様々な歴史の見直しがされています。
私が義務教育を受けていた40年ほど前、幕末から近代以降は学校の授業ではあまり深く触れられなかったように記憶しています。(いやいや、そんなはずはない、居眠りしていたにちがいない)

ふるさとの岩手盛岡にある盛岡市先人記念館で開催されていた「明治150年と盛岡」展が終了しました。実は、ほんの少しばかりですが、イラストレーターとしてお手伝いをさせていただきました。

昨年から今年のはじめにかけて岩手日報に連載された盛岡藩の幕末小説「柳は萌ゆる」(平谷美樹・作)の挿絵を手がけましたが、企画展のために、数点イラスト作品データを提供したのでした。もっとも絵は小説の内容からのイメージですから、表現されているのは、私の脳内世界です。それでもイメージングの素材には役立ったのではないかと思います。
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先日、いただいた企画展パンフレットの奥付けに、ふと目が止まりました。協力者クレジットに自分の名前が、、、。見逃していました。150年前に渦巻いていた時代の奔流に、150年後の「未来」からほんのわずか関われたようで、とても嬉しかったです。

描くことで、ふるさとの人文科学にわずかでもお役に立てたこと。それは絵描きとして細々と生かしてもらっている自分にとって、故郷から大きな賞をいただいたようなものでした。ありがとうございました。

+  +  +

時代小説「柳は萌ゆる」平谷美樹・作は、このたび実業之日本社より刊行されました。(私の挿絵も一部つかわれています。)

平谷先生は、当時の情報の少なさの中で苦悶する盛岡藩のサムライたちの生き様を、見事に書きだしました。IT,Ai,グローバル(という言葉は個人的に嫌い)が世界を席巻し、国境があいまいになり,変化が見えにくい「今」は、幕末維新の時代に通じるものがあるように私は感じています。この本は、そんな今だからこそ読む価値があると思います。

「歴史は繰り返す」。あらためてこの言葉の重さを感じています。
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posted by タク at 23:25| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

ちび絵まつりは感謝の祭り

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「祭(まつり)とは、感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為(儀式)である。」
ウィキペディアからの引用です。

今日からアルティオギャラリーで「ちび絵まつり」はじまりました。このお祭りもアルティオの一年を支えてくれた皆様への「感謝の祈りの儀式」です。絵描きは非力、一人では生きていけません。

私は絵が好きです。だから水彩画やイラストレーションを描く仕事をしています。
絵は、一ミリにも満たない紙に想いを刻印したものです。しかしそれは見る人の想像を羽ばたかせてくれる力があると信じています。

想像力は未来を作る力でもあります。小さな「ちび絵」が、皆さんの明るい将来を作り出す糧になることを願っての「まつり」です。
祭り初日、朝一番から次々とお客様がいらしてくださいました。ありがとうございます。

ちび絵達はお求めいただきましたら、そのままお持ち帰りいただいていますので、毎日新しいラインナップが加わります。最後の日にはどんな絵がかけられているのだろう?12月24日まで開催しています。価格帯は4,000円代スタート、咲いた販売価格帯は8,000円代。大きめの作品も数点展示しています。小さなプレゼントの候補に加えていただければうれしいです。

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2018年12月01日

小さな水彩画とニューヨークの柴犬Momo

ニューヨークに40年近くお住まいになっているT.Fさん。Tさんと繋がったのはTさんが偶然私の絵を見たFacebookでした。一年ほど前、帰郷のさいに「本物の絵を見たい」と、わざわざアルティオギャラリーや個展会場に足をはこんでくれていました。

そして先月。Tさんから「自分がニューヨークで一緒に暮らしている犬を、「ちび絵」(6.5センチ四方に描いているアルティオ定番の小品です)で描いてくれませんか?」とのオーダーが。もちろん快諾。名前はMomoさん。
先般、再度帰朝したタイミングで無事お渡しすることができました。

Tさんは「必ずニューヨークに来てください。予定をあけて古山さんが行きたいところを案内しますから」と嬉しい言葉をかけてくれ、固い握手で分かれました。

* * *

その数日後、某大学の教授ご夫妻がアルティオ来訪。ご夫妻はギャラリーの常連さんです。ふと旦那さんが「古山さん、今、一番旅したい国はどこですか?」

すっと頭に浮かんだのは、ニューヨークに暮らすTさんとMomoでした。「ニューヨークかな、、、まだアメリカにいったことがないし、、、」と答えると、「え!?先日、ニューヨークに行っていたのですよ!僕らも若い頃アメリカ暮らしが長かったけれど、絶対おすすめ!パワーアップしますよ!」

TさんとMomoさんと一緒に歩き描くニューヨークは観光とはひと味違う町が見えてきそう。6.5センチ×6.5センチという小さな水彩紙に描かれたMomoさんの「ちび絵」がニューヨークに繋がっていた、、、なんて、なんか自然でいいなあ、と思う昨今なのです。


「ちび絵Momoさん」をお渡ししたタイミングは、実はTさんのお母様の四十九日法要での帰国の時でした。そんな中、アルティオまで立ち寄ってくれたことに心から感謝申し上げます。
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2018年11月25日

バイタルネット様2019カレンダーが完成

おかげさまでイラストレーターとして絵柄に関わらせていただいたバイタルネット様2019カレンダーが完成しました。
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仕事は本当に目に見えない繋がりでやってきます。この仕事もそうでした。
私は毎秋、仙台藤崎百貨店で個展を開いていますが、はじめて個展開催したときのギャラリー責任者Sさんのお声掛けがあって今に至ります。

Sさんは数年前に定年を持って退職しました。そのときに名刺のデザインを相談されたのですが、名刺のキャッチイメージに、Sさんと私を繋いでくれたポルトガルロカ岬の水彩画を添えました。

今年の頭、Sさんがアルティオに立ち寄ってくれた時、
「古山さん、仕事をもってきたよ!」
話を聞くと、旧い付き合いの印刷会社副社長にプライベートのハガキ印刷を頼んだとのこと。その折差し出したプライベート名刺を見た副社長が「カレンダーの仕事があるのだが、この岬の絵を描いた人に頼めないだろうか、、、」
そんなご縁でいただいた仕事でした。

実はSさんは書の達人でもあります。そこで月の和名を揮毫していただきデザインに組み込む案を印刷会社にプレゼン、クライアント様からも了解いただいて、初のコラボレーションが実現したのでした。

フリーランスイラストレーターがどういうルートで依頼をいただくか?ネット全盛の時代に置いて、もちろんネット発信は欠かせません。わたしもウェブサイト、facebookやinstagram、note、業界紙が提供するアーティスト紹介サイトなど、可能な限り使っています。
その重要性はもちろんのことですが、ここ数年、それ以上に「リアルな人間としての繋がり」が以前にもまして大切ではないか、と思うようになってきています。

絵が刷られた小さな名刺が、手から手へ渡されたことによって生み出されたカレンダーです。
もしどこかで見かけましたら、そんなことを思い出してもらえると嬉しいです。

最後にSさんに、今回のご縁いただいたことへ心から感謝申し上げます。
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2018年11月19日

受け取ったら廻す

久しぶりのブログ更新です。この一週間、とにかく人と会う七日間でした。
なかでも濃密だったのが11月16日金曜日でした。

朝から夕方まで、新居へ納める絵の打ち合わせや、アルティオで絵のセレクト立ち会い、地球の裏側からいらしたお客さまとランチ、と、次々人と会う一日でした。一日の終わりは定例となった「おはなしの部屋△」でゲスト・書家大塚耕志郎さんを招いて11名のお客様と濃密トーク。

ネットでのやり取りが多い昨今ではありますが、やはりリアルな対面にはかないませんね。その金曜日お会いした方々は、みなさん,見事に生き方に一家言持つ方々ばかり。自分の小ささを十二分に味わい尽くしました。ここで思ったわけです。「アトリエギャラリーという場を持てたことで、そんな方々とお会いできるんだ…。」

私たちは、描くことを通して出合った素晴らしい方々から、どれだけたくさんのいい波動をもらっているかわかりません。それをくるくると還元して行くのが「お店」なのです、多分。

おはなしの部屋△のゲスト大塚さんが、終わった後に、「アルティオは文化のオアシスのような場所ですね」という言葉をくれました。有り難いことです。

そう感じてもらったのは、多分にいままで私の絵を通して知り合った、お客様や仕事の枠を越えた友だちの「良きエネルギー」が、別のかたちとなってギャラリーから外へと循環しているからなのだと思います。間違いなく。
これからも、描くことを通して、くるくると循環型で生きていきたいです。

今日アップした絵は、絵のセレクトにいらしてくださった方が.取引先様へ贈るために選ばれた、ポルトガルを描いた透明 水彩8号作品。
この絵も、目に見えないかたちでなにかを廻す手助けをしてくれるといいな。

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posted by タク at 23:32| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

第二回アルティオ教室展はじまります

アルティオマンツーマンレッスンに通う13人の受講生様の水彩画力作(各2点・26点)がそろいました。第2回アルティオ教室展、明日からはじまります。

13名26点の作品を、バランスや流れを考えながら狭い空間で展示するのは、そう一筋縄では行きませんね、終わったのは夜八時でした。

今回は「私の好きなうつわ」という共通テーマも設けました。サムホールサイズ指定ですが、これがなかなかです。個性豊かで、思わずにっこりしました。

11月6日(火)から11月11日(日)まで、アトリエアルティオにて開催しています。どうぞぜひ足をお運びください。

会場/仙台市青葉区立町19-20-1F アトリエアルティオ

OPEN/11:00〜18:00(土日は17:00クローズ)
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posted by タク at 21:43| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

アトリエアルティオ「おはなしの部屋△」第五夜のご案内

アトリエアルティオ「おはなしの部屋△」第五夜のご案内です。
題して「白と黒。そして漢字のナゾ」
日時・11月16日(金曜)19時〜
今回のゲストは書家の大塚耕志郎さんです。

大塚さんと出合ったのは。漢字のルーツを探る韓国への旅でのことでした。大塚さんの書はきちんとした土台に立っているのはもとより、同時に現代アートにも通じるわくわく感があります。それを支えているものはなんでしょうか?
墨、そして漢字によるモノクロームの世界のお話をぜひご一緒に!
申し込みは、メールにて「おはなしの部屋△参加希望」と書いてご連絡ください。
artio★bell.ocn.ne.jp(★を@に置き換えてください)

※定員は先着12名となります。(お茶代として当日500円頂戴します)
※満席の場合はキャンセル待ちでよろしければご予約を承ります。
※キャンセルは前日18時までご連絡ください。

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posted by タク at 17:44| 宮城 ☀| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

陸前高田のさっぱ船

調べものがあり、過去の個展データを開いていました。ふと一枚の船をさらっと水彩で描いた絵のデータがみつかりました。探し物は別の絵でしたが、この絵も以前からデータを探していた一枚でした。描いたのは2010年。場所は岩手陸前高田。震災前の広田半島です。


さっぱ船と呼ばれる、漁につかわれる細身の木造船です。陸に揚げられている様がリスミカルで思わずスケッチしていました。


1998年以降東北の風景を海辺山間部問わずあちこち時間を見つけては取材しましたが、水彩画に描かれた場所は特級品でした。思わず家に電話して、「宝物のような場所を見つけた!」と妻に伝えたことを覚えています。


目の前は海、背には防潮堤。その向こうにはすぐ民家が建っていました。津波に全て飲み込まれたはずで、今は様変わりしているはずです。懐かしく悲しい記憶の一枚です。

調べたものは、まあ、あまり意味をなさないものでした。この絵のデータを見つけるためのことだったのかもしれません。
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posted by タク at 22:25| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月16日

イラスト入りメッセージカードを作りました

気にかけている方へ何かを送る。その品にちょっと添えるカード。アルティオでもプレゼント用にお求めくださるお客様にお使いいただくオリジナルのメッセージカードを作っています。もちろん、カットには古山拓オリジナル水彩イラスト。

ショップをひらいて気がつくことって、たくさんあります。メッセージカードもそのひとつでした。お客様から言われたわけではありません。それはある会社さんからのイラストのオーダーがきっかけでした。

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「お客様が商品を渡すときに添えるメッセージカードの絵をお願いします」。。。この絵は、そんな依頼をくださった水産加工会社ポートさんのメッセージカードのためのイラストです。

「アルティオでも、ちび絵をお求めくださったお客様がプレゼントとして渡す時、一言添えるカードがあるといいよね」と店長。

昨年、はじめてアルティオオリジナルメッセージカードを作りましたが、このたびさらにあたらしい仲間が加わりました。「フラワーキッズ」「ロビン」「リス」の三種類です。ちび絵をお求めの方に差し上げています。(メッセージカード三種ワンセット(108円)でもおわけしています。)

たった一言であっても気持ちって伝えられます。言葉ってすごいな。
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posted by タク at 00:07| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

2019古山拓オリジナルカレンダー通信販売のご案内

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好評いただいております卓上CDケースタイプオリジナルカレンダーを、今年も通信販売いたします。(100部限定となります。)
日々を彩どる最新作水彩画12ヶ月。
ぜひこの機会にご検討くださいませ。

ご注文はメールにてお願いいたします。
artio△bell.ocn.ne.jp(△を@に置き換えてください)
件名に2019卓上カレンダー希望とおかきの上、本文に
「お名前・郵便番号・ご住所・注文部数」をお知らせください。
ご注文をこころよりおまちしています。

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仕様サイズ/カラー15枚(表紙含む)13.5センチ四方×卓上面奥行き8.5センチ
価格/@1080円(税込)

送料別途必要となります/送料・2部まで160円 〜4部まで360円 〜6部まで510円。それ以上まとめてご注文の方はお問い合わせください。

お支払い方法/カレンダーに銀行口座案内を同封します。商品到着後一週間以内に銀行口座へお振り込みください。
※受注後到着まで一週間ほどかかりますことをご了承ください。
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posted by タク at 12:38| 宮城 ☀| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

藤崎個展ご来場ありがとうございました

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おかげさまで今年最後の仙台での個展、藤崎展が無事閉幕しました。会期中ご来場くださったお客様は600名さまを越えました。これほどたくさんのお客様にいらしていただいたのははじめてです。皆様、ご多忙の中、お時間を割いてくださったり、偶然立ち寄ってご縁いただいたり、、、心より深く深く御礼申し上げます。

最終日、2人の画壇の先輩画家がいらっしゃいました。ともに日展審査員や白日会などで活躍しているともに油彩具象の大先輩です。一人は渡辺雄彦先生。毎回いろいろなアドバイスをくださいます。今回いただいた言葉は次のようなものでした。

「今回は、描かない間合いにますます磨きがかかってきたね。絶妙だ。そして丁寧に絵に取り組んでいるのが伝わって来るよ。そして抽象画がとてもいい」

もう一人は伊勢崎勝人先生。今年に入ってあれこれとご縁いただいています。

「コレを描きたいんだ、という想いがきちんと出ている。自分の世界を作っている。新表現もいい試みだ」

ともに最後の一時間ほどでのご来場でしたが、今回の新しい表現へのチャレンジを認めていただけたようで、勇気をもらえました。

最終日は新しい試みの絵が数点嫁ぎました。トップの絵は、「青が気に入りました」と嫁がせていただいた、南仏の小村・トゥレットシュルルーを描いた水彩4号作品「青い日差し」。そして閉場ギリギリで「私の寝室に掛けるわ」とお持ち帰りいただいた水彩3号作品、「おひさまとあじさい」です。両方とも鉛筆でのドローイングはせずに、筆のみで描いた水彩画です。
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絵を求めていただいたということは、お客様が作家の姿勢をずっと見守り続ける、ということだと肝に命じています。今日からまた新しい気持ちで制作してまいりたいと思います。ありがとうございました!
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2018年09月23日

9/27(木)〜10/3(水)仙台藤崎百貨店・本館六階美術ギャラリーで「古山拓水彩画展」

9/27(木)〜10/3(水)仙台藤崎百貨店・本館六階美術ギャラリーで「古山拓水彩画展」
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透明水彩の味わいに日常を忘れる時間にいらっしゃいませんか。
やわらかだけどシャープ。優しいけれどパワフル。旅風景から日常の花々まで、今まで以上にスタイルにとらわれない様々な水彩表現をお楽しみいただけます。
会期中は全日程、藤崎本館6階美術ギャラリーにおります。それぞれのお気に入りの一枚に出合っていただけると嬉しいです。お会いできることを楽しみにしています。

古山拓

posted by タク at 22:32| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月21日

雨の仙台、裏方の一日

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この作品は以前一度描いたのですが、全体がどうしても気になって額から外し、描き直したもの。フランスリヨン近郊ペルージュという町の風景です。

藤崎個展まで、あと5日となりました。今日の仙台は雨でしたが、額屋さんへいったり、価格表を作ったり、展示作品の梱包をはじめたり。描く仕事はひとまず休んで、裏方黒子の仕事でした。

個展の数日前は、この黒子仕事のボリュームが結構あります。本当は一時間でも制作途中の絵と取っ組み合いたいのですが、現実はそうもいきません。

雨のアトリエアルティオは静かです。なので大きな段ボールをいくつも出して、この絵はこっち。小さな絵はあっちの箱と入れたり出したりしていました。私の場合、額は一点一点作品ごとに変えて仕立てるので、同じ大きさの額で揃えることができません。なので梱包はパズル状態。今日も慣れないパスルを頑張った日でした。明日は描こう♩

藤崎個展は9/27〜10/3です。 下の絵はリヨン近郊の田園を描いた作品です。
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posted by タク at 23:00| 宮城 ☔| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

2019年オリジナルカレンダー制作進行中

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毎年定番となりました、2019年オリジナルカレンダー(卓上のCDケーススタンドスタイル)の準備が進んでいます。今年も秋の藤崎個展(9/29~10/3)で販売スタートです。

今回の絵の内容は国内外の水彩風景画、ならびに花の絵によるアラカルト。印刷は、まかせて安心の斉藤コロタイプ印刷さん。今回も突貫の進行を強いています、、、ありがとうございます。

昨年、12月にお披露目となった、△ポップスタンドタイプ「海外風景カレンダー」も同時進行で進んでいますが、こちらは前年よりひと月早い、11月1日からの取扱いとなります。もちろん印刷される絵柄は、卓上と異なります。

2019年も古山拓オリジナルカレンダーでおむかえいただけるよう、いいカレンダーに仕上げたいと制作進行中です。もちろん例年通り、通販もいたします。ぜひ、来年おカレンダーの候補にお加えください。

今回アップの絵柄は、トップ・桜の絵が、秋田鳥海山。下にアップの絵が、ニース風景とバラの水彩画です。どの絵を何月につかうか、ほぼ半日がかりの構成作業でした。

<ニースの丘から>
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<やわらかな午後>
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これらオリジナルとはべつに、某医薬品会社の大判の月めくり水彩風景カレンダーも進行中です。これはメーカーから病院・医院に配られるものです。風邪引いて通院、、、なんてなったときにもしかすると目にするかもしれませんね。
posted by タク at 08:14| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

宝は◯△にある

ジョンシルバー、山下将軍、カリブの沈没船、インディジョーンズ、、、とこの辺りから想像するのはなんでしょう?そう、宝の山ですね。人間はどうも金銀財宝にくらむDNAを持っているようです。もちろんわたしもそう(笑) 私の場合、宝くじで三年連続一万円があたった栄光の20代を最後に、どうやら宝くじ運は使い果たしてしまったようです。

私の友人にイタコさんがいますが、その話をしたら「古山さん、その時生活が苦しかったでしょう?神様が助けてくれたのよ、もう今はその助けも必要ないからあたらないわね」,,,いいんだか悪いんだか、というわけで、ここ数年は宝くじ売り場には並んだことがありません。

話がずれました。宝の山の話でした。宝は金銀財宝というイメージが子供の頃から刷り込まれているからいけない。私が思う宝は、本。『え?本?なーんだ』とあざけるなかれ。 たとえ虚構世界であっても、人の生き方さえ変える、また気力を支える。本ほどの仮想資金源、宝の山はないと私は思っています。映画も似ているかな。 一冊数百円から千円ちょっとの本。ノンフィクションからフィクション、絵本、ジャンルは様々、これこそ仮想財宝といわずして何という(笑)

さて、そんな本にからんだ仕事をご紹介します。(と、ここからは営業^_^)
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仙台文学館発行の「文学館ニュース」最新号刷り上がりが手元に届きました。「シリーズ私の一冊」の挿絵を毎回描かせていただいています。今回は俳人・高野ムツオさんの文章に挿絵を添えました。

「一冊の本が生き方を変える」ということを毎回寄稿される文章を読んでいると感じます。わたしは毎回取り上げられた本に目を通すことにしていますから、なおさらそれがわかります。やはり本は宝箱だ。

刷り上がりは一色で刷り上げられていますが、原版は水彩で着彩したイラストレーションです。なので、ここでカラー版もアップします。ご笑覧ください。
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posted by タク at 14:44| 宮城 ☔| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月09日

CAT-Vで絵描き人生の裏側紹介

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先月、アトリエに取材が入りました。その仙台CATVの番組が公開されました。

絵描きになる道は様々です。私の場合は、、、。以下でネット視聴ができます。よろしかったらご覧ください。

【みんなのテレビ 仙ぶら〜仙台、ひと、まちの中へ〜『旅の途中 道を選ぶとき』】
http://cat-vnet.tv/movie/senbura/201809.html
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2018年08月30日

山形大沼個展がはじまりました

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山形大沼個展の初日でした。
今日も午後一から会場入りします。
大沼デパートでの個展は、一年おきに開いており、今回は4回目となります。
9月4日火曜日まで。
ぜひ足をお運びください。

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2018年08月18日

地域と世界はワンワールド

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「ぼくは地産地消作家だよ」

縁あってお付き合いいただいている児童文学作家、くすのきしげのり先生の言葉です。活躍の場は、中央の出版界、そして全国の書店、講演会場。数えきれないほどの著作と講演回数を持ちながら、それでも故郷の徳島鳴門にベースをおき創作活動しています。

地元から出る術を持てない表現者が悲しくも口にする「地元にこだわる」とは根本的に違います。先生のベースは、生まれ育った鳴門。地元での活動もしつつ、本戦は全国。先生の言う「地産地消作家」というユーモアセンスに脱帽します。

今朝、河北新報の朝刊にて、先生と8月11日に郡山で対談してきたことが取り上げられました。「交響曲『第九』歓びよ未来へ!」についてのおはなしでしたが、私は席上、流れもあって好きで何度も旅した奥会津のことを東北人として話しました。 くりかえしますが会場は福島県です。くすのき先生は徳島鳴門から、そし私は宮城仙台からの参加。そして講演内容は、国境をも越えた世界に通じること。わたしは岩手で生まれ仙台で働く東北の作家として、地域を越えて何ができるのかを、あらためて考えさせられました。

日本は狭くなりました。負け惜しみではない「地産地消作家」として私も頑張ろうと思います。
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2018年08月12日

絵本ワールドinふくしま・「親と子供と絵本の△」

「絵本をたくさん読んでもらった子は、親になっても絵本が好きなんだ」...「会場に来た子供が親になって、また子供を連れてくるまで継続しなきゃなあ」...「そういえばわたしもなけなしの小遣いを子供達の絵本にばんばんつかいましたっけ...」...「親と子供と絵本。この三つは間違いなく未来を作る三角形のひとつですね。」

そんな会話が交わされたのは金曜日の夜の福島郡山。高島書房社長、児童文学作家のくすのきしげのりさん、福島民報の記者さんとの懇親会の席上でした。ビッグパレットふくしまで開催されているイベント「絵本ワールドinふくしま」開催前日のこと、児童文学作家くすのきしげのりさんと一緒に講演を依頼されての縁です。ちなみにくすのきさんは、作家歴30年、児童文学ワールドのトップランナーのお一人です。
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オープニングセレモニーには、絵本キャラがずらり。大勢の親子の前で楽しくくすだまが割られ、会場内はあっというまに熱気にあふれていました。
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わたしはくすのきさんと「絵本『交響曲「第九」歓びよ未来へ!」(PHP研究所・刊)の共著者として、主に絵の制作の裏側をお話ししてきました。

同書は、ブログ等で何度か紹介していますが、100年前、鳴門のドイツ兵捕虜収容所内で交響曲第九が日本(アジア)で初演された史実を元にした絵本です。その中で「福島会津出身の軍人松江豊寿氏」が大事なキーマンとして登場するのです。

第九アジア初演から100年目という節目を記念しての絵本発刊でしたが、その節目は偶然にも戊辰戦争から150年にもあたっています。戊辰の役で敗軍となった会津藩士の血を引き、敗者の気持ちを理解している松江所長の存在が、第九演奏に繋がったといっても過言ではなかったのです。

どんな歴史も勝者によって書かれるものです。否、歴史のみならず、日常もそうです。人が集まると、そこには主流と反主流・傍流が必ず生まれます。すべての光には影がある。そんな影となった人々の心を、一見光の側に立った人々が推しはかることができるかどうかが、良き未来を作る鍵なような気がするのです。松江豊寿さんはその心を間違いなく持っていました。

この絵本の制作では、描きながらそんなことを考えていましたので、松枝所長を輩出した福島の方に、絵描きの心の内をお伝えしたくておしゃべりしてきました。
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そしてもうひとつ伝えたかった制作舞台裏が、音楽のこと。絵本なクライマックスの数みひらきで、私は指揮者の手と楽団を描いています。なぜ、その絵柄にしたのか?どうしてそれ以外にありえなかったのか?をお話ししました。理由は、私が中学高校とヘタながら続けていた吹奏楽にありました。

練習を重ねに重ね、いざ本番。ステージ上に満ちる独特の緊張感。その感覚は当時第九を演奏したドイツ兵俘虜達もおなじだったはずです。数見開きはそんな吹奏楽体験から舞い降りてきた絵でした。そのエピソードをお話ししたところ、客席にいくつかのうなずきがあり、終了後に笑顔で「私もフルートをやっていました。先程のおはなしのこと、すごくよくわかります!」と言ってくれたお客さんがいました。それはとてもうれしかったです。

くすのきしげのり先生、そしてPHP研究所さんとご一緒させていただいたのは今回、二作目でした。児童書で関わった本は未だ三冊目、児童書の世界では文字通り駆け出しの画家、イラストレーターですが、こんなありえない機会をもらえたことは、いまだに信じられないことです。

主催側の福島民報さん、高島書房社長、そしてイベントをサポートする多くの出版社の方々には、とてもお世話になりました。心からありがとうございました。そして光と影をあたえてくれ、今に繋げてくれたすべてに感謝しています。
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(思い返すに今回のイベントは、さながらアトリエアルティオ「おはなしの部屋△」の番外編 でした。言葉で伝えることはとても大事ですね)




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2018年08月08日

清水式・定期テストで結果を出す50の習慣

中学高校と、勉強の仕方が正直わかりませんでした。非効率を絵に書いたような出来の悪い10代でした成績はいつも中ぐらいを上下に行ったり来たり、参考書は買って満足。親にはずいぶん無駄な金を使わせてしまいました。

おとなになっても余りかわらず、ビジネス書や自己啓発書など、人並みに手にしましたが、結果は10代のころの参考書と同じです。いやはや、三つ子の魂百までとはいったものだ。

そんな昨今、久しぶりに「これは使える!」と思った本が、「清水式・定期テストで結果を出す50の習慣」(PHP研究所)。中学生向けの本です。

実は本編のイラストカットを私が手がけているのですが、(といっても数点です)その点を差し引いても、出合って良かった。

フリーランスでイラストレーターをしていると、あれもこれも自分でやらねばならないゆえに、様々な澱が知らず知らずにたまっていきます。かかる本は、あちこち言葉を置き換えることで、わかりやすく今の自分の役に立っています。

書店で見かけたら、ぱらっとひらいてみてください。中学生向けに書かれた本ですからシンプルかつダイレクト。社会人でもはっとしたり、納得する点が一見開きににひとつはあると思います。

40年前にこの本にを手にしていたら、進む道がかわっていたかもな、、、なんてね。2018080850syukan001.jpg

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posted by タク at 21:33| 宮城 ☔| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする