そんなきれいな響きとは反対に、関東のひどい状況がテレビで映し出されていました。仙台は大雨で洪水注意報まで出、お月様は雲間から出てきそうにありません。
そんな今日、友人がミクシイで問いかけていました。
「十五夜ってどういうイワクなんだっけ?」
あらためて調べてみると、諸説あるようですが、中国伝来の芋の収穫祭なんですね。初めて知りました。収穫に感謝の気持ちを表す行事だったそうです。ナルホド、昔の人は節目節目で大地に空に、そこら中に感謝していました。これって、すごい。時代は変わって、忙しい現代、節目節目に手を合わせることが少なくなってのは、実に悲しいことと思います。
我が家は、何か節目の時、神棚に御神酒をあげ(といいますか、私の晩酌の一杯目)家族で柏手を打つという、けっこう古風?なところがあります。大事なのは、オヤジが家中でチビ達の前で柏手を打つということだと思うワタシ。我が家では中学生の娘と小学生の息子がいますが、私が柏手を打つと、後ろにささっと立ちちゃんと打ってくれる。そういうことをどう思っているかはわからないけど、しっかり目を閉じて手を合わしていますから、何かを祈っているのでしょう。
先日彼岸の折りに実家に帰りました。その時、父が神棚に手を合わせるところを目にしました。父の後ろ姿は、私には真似できない年月の重みを感じさせる祈りのカタチでした。美しいな、とさえ思いました。人間が頭を下げる行為は、実はとても美しいカタチなんです。それは思うに太古の昔から自然に対して頭を下げてきたことに由来するのかもしれません。ありがたいという気持ちを表すカタチのような気がしています。
今宵、ススキもダンゴもなかったけど、とあることで神棚に向かって頭を下げました。時代がどんなに遷ろいやすくなっても、感謝を捧げるカタチとして、こうべを垂れる。その美を忘れちゃいかんなあ。そして子どもたちに、その美しさを伝えていきたいなあ、あらためてそんなことを思った十五夜でした。
あ、因みに私は、特定の宗教に傾倒しているわけではないことを最後に記しておきます。それと、私の「礼」のカタチはま〜だまだかっこわるい、ということも付け加えておきます(笑)
十五夜のことをもっと知りたいなあというかたは、こちらがわかりやすいですよ。
http://astro.ysc.go.jp/izumo/jugoya.html
今日の一枚は以前仙台に某菓子舗の広告用に描き下ろした「十五夜」でした。仙台十五夜はミヤギノハギがアクセント、ですね。
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