2009年12月24日

今年もフィニー版クリスマスキャロル

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クリスマスイブですね。
昨年も書きましたが、クリスマスイブに毎年見続けている映画があります。
「クリスマスキャロル」です。
先日公開されたディズニー版ではありません。
ロナルドニーム監督・アルバート・フィニー主演の、1970年代の作品です。

ミュージカル仕立てですが、毎年観ても見飽きません。そしてほんっと気持ちが温かくなります。
数あるクリスマス映画の中でも傑作の一本だと勝手に思っています。

ロックに夢中の中一息子も、ジャズに執心の高一娘も、
「今日はクリスマスキャロル観るよね」
まだまだいけてるな、と、思う私でした。

ロナルドニーム版クリスマスキャロル、おススメです。





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2009年11月02日

グラン・トリノ

クリントイーストウッド監督の「グラン・トリノ」をDVDで観た。

「少年と老人」「家族」「罪と赦し」
様々なテーマを丁寧に織り込んであって、感動。
ラスト、思わず涙。

ここのところ、映画、外れくじばかり引いていたせいか、満足感たっぷり。
「お話」で最後まで引っ張る。
映画ってのは、こうでなくちゃ♪。
劇場で観たかったなあ…。

久しぶりの、星五つ映画★★★★★でした。





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2009年03月06日

DEFIANCEとアウシュビッツ

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北欧ツアーの旅行説明会、お陰様で、無事終了しました。
来場くださったほとんどの方が参加表明してくださり、心から感謝です。
ツアーほぼ開催の空気が流れ、大きくほっとしました。
まだ席に空きがありますので、やっぱり参加してみたいという方は、東北海外旅行までお電話ください。☎022-227-6110
名古屋空港から飛びますので、他の地方からの参加も、もちろんオーケーです。


映画DEFIANCEを観ました。
ダニエルクレイグ主演・エドワードズゥィック監督作品。
ナチスのユダヤ人迫害とそれに立ち向かった人々の物語です。
ベラルーシでの迫害と抵抗の歴史を映画化、どうしても観たくて、劇場に行ってきました。
私にとって価値ありの映画でした。
観ている間、ポーランドクラクフでの旅の記憶が脳裏にありました。

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ベルリンの壁が壊れたあと、壁の残骸を見にドイツに旅したことがあります。その時の目的の一つがユダヤ人迫害に歴史をこの目で見ることでした。
ポーランドのクラクフまで足を伸ばし、アウシュビッツ(オシフェンチム)収容所跡を見ました。
オーストリアからチェコ経由で電車を乗り継いでのクラクフ入りでした。結構しんどい旅でした。
実はクラクフでは、丸一日ごはんを食べませんでした。というよりも、収容所を見たが最後、ノドを通らなかった。
それほどユダヤ人迫害の事実は、衝撃的でした。

平原にぽつんぽつんと立つ収容所跡の煙突が、墓標のようでした。

写真は、収容所の煙突跡と、ゲート。
「Arbeit macht Frei=働けば自由になる」というスローガンに絶句でした。

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2009年02月27日

チェ・ゲバラ39歳の別れ

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息継ぎの日。
税理士さんのところへ帳簿を届け、しばし年間報告。
ひょんなことで税理士先生が所属するロータリークラブで30分トークしてよとのお話が。テーマは「ツキを呼ぶ魔法の言葉と挿絵」か「旅とスケッチ」。
どういうわけかここのところ、人様の前で話す機会をいただくことがホント多い。再来週も某高校でセミナーで話すことが決まってる。

その後、来週のリビングワークショップの準備で画材店へ買い出し。
で、どうしても観たかった映画「チェ・ゲバラ39歳の別れ」を観に映画館へ。上映最終日一日前というすべりこみのセーフ!
抵抗運動モノにはなぜか昔から惹かれるのだけど、今回の映画も絶品。全編チェと行動を共にしているような錯覚にとらわれた。とにかく切なかった映画。
因にチェが処刑された日は、私の7歳の誕生日。
私が誕生日を祝ってもらっていた時、チェは彼方の地で命を落とした。

抵抗運動モノといえば、はじめて見た映画は中学一年の時観た「パリは燃えているか」だ。パリ市民のドイツ占領に対する抵抗運動を描いた作品だ。
その時以来観たことがないのだけれど、もう一度見てみたい映画だ。原作は早川から出ていたのだけど、今はもう絶版かなあ。古本屋に出してしまい後悔してる一冊。観て読んで感動したノンフィクションだ。

夜、仕事場に戻り、岩手個展へ向けての制作。
去年、小六の息子を連れて男二人旅で取材した岩手の風景画。昨日の絵には息子が実は点景で入っている。

10時、風呂に息子と一緒に入り、去年はあちこち行って楽しかった、と、息子から云われ、うれしい一日の終わりでした。

今日の一枚は、制作途中の一枚。岩手住田町から遠野へ抜ける途中で見つけた場所。現地ドローイングに着彩してます。

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2008年10月30日

なぜか文学の集いに

昨晩、一献がありました。
メンバーは、詩集を出したケイさん、写真+エッセイ集を書いたえむさん、丸△出版センター編集者のアイさんです。まるで、文学の集い。私だけヴィジュアル系(あ、顔じゃないです〜念のため)

ケイさんの詩集にはさし絵で協力、えむさんのエッセイ集には、一ページに水彩画が掲載という縁での、私の位置づけ。まあ、酒の席に誘われれば、ほいほいというのが正直なところだけど、実はこのメンバー、不思議な縁で繋がってる方々ばかり。とくにえむさんとは、相関関係図を描きたいくらいに、縁深い。

立場違えば考え方も見方もちがうということで、議論白熱?の一場面もありで、濃い楽しい一夜でした。
表現は違えどめざすところは、多分一つ。議論は、最も苦手とするところだけど、そういう気のおけない席の時は、譲れない一線、「んでも、おらあ、こう思うんだ〜」を言うに限るよね。それがまた楽しい。
なんだか話してること支離滅裂だったろうなあ、と思いながらも、ああ、いいかんじ〜〜で終わった一献でもありました。

明日は、省エネルギーポスターコンクールの審査の仕事、来週連休明けに石巻へ取材出張が決まり、今週、仕事濃度、ちょい濃いめ。がんばるぞっと、朝からテンションアップのためロックンロールがBGM、う〜む、音楽のチカラは偉大だ!

---2009年版オリジナルカレンダー販売のお知らせ---

いよいよカレンダー商戦もまっただなかですが、今年もカレンダーを通信販売いたします。

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申し込み方法等詳細はギャラリーサイトのトピックスをごらんください。
http://www.termnet.co.jp/furuyama/topics/index.html



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2008年08月23日

「あんちゃん、おやすみ」の夏


佐伯一麦の短編集に「あんちゃん、おやすみ」という本があります。
多分、作家本人の幼少-少年時代をモチーフにしたものです。時代背景は、昭和30年代から40年代というところ。まあ、私の少年時代とも多分に被り、にやにやしながら懐かしくもなる、そんな一冊。

その本を小六になる息子に「ちょっと読んでみ」とわたしたところ、これが彼のツボにはまった。
実は息子は昭和の時代におおいなる憧憬を抱いてる妙なとこがある。私の少年時代の話をするたんび、目を輝かせ、「うらやましいよ!」を連発するのがおもしろく、からかうわけじゃないけど、つい自慢するワタシ。まるでこち亀の両さん。

そんな昭和好きの息子がはまった表題の本だけど、なんと舞台が、わたしら親子が住む、仙台。作中びしばしと知っている地名や川、橋が登場するところもまた、息子にとってはリアルだったようで、いつも文庫本をひらいては読んでる。

で、作中登場する広瀬橋に行ってみたい、と、息子が言い出した。仙台といえば「広瀬川〜流れる岸辺〜〜♪」と知名度アップに貢献した川だけど、それにかかる橋。わが家から橋までは7〜8キロという距離。
夏休みも終わるということで、自転車でいってきました。

目的は作中舞台となる広瀬橋界隈に「たたずむ」、ということと、釣りざおを買ったばかりの息子、「釣り糸を広瀬川に垂れる」、という二つ。

思っていたより遠かったようで、「あと信号いくつ?」を連発する息子を軽くいなしながら、1時間弱で広瀬橋へ到着。
「ここが広瀬橋かあ〜」と、両手を腰に満足した表情を浮かべてました。

その後、土手っプチを自転車で走り、河原へ降り、第二の目的、釣り。
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現場ではアユ釣りのおじさん達がフル装備で竿さばきもみごと。そのわきっちょで850円で買った竿にウキをつけて、エサはソーセージとこれまた昭和のちびっ子定番釣り仕様。
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釣果はヨシノボリ二尾。ヨシノボリとはいえ、はじめてのアタリに目を輝かせてました。
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帰りは途中で遅いお昼ということで、昭和のにおいプンプンの傾きかけた食堂で定番のラーメンとチャーハン。ラーメン屋のおじさんにアイスをごちそうになって、家路へついたのでした。
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決して読書が好きとは言えない息子が、ひたすら読みふけってる、佐伯一麦の「あんちゃん、おやすみ」。この一冊のおかげで、小学校最後の夏休みのいいしめくくりができたかな。

ちなみに話変わるけど、東北イラストレーターズクラブ展2008の仙台文学館展が10月から12月まで展示されます。イラストレーターが仙台宮城を舞台にした小説を各自選び、さし絵を一点えがくというテーマでの今回の作品展。もちろん、私は佐伯一麦の「あんちゃん、おやすみ」に決定です。

-------以下、さし絵を手がけた書籍ご案内-------





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2008年01月17日

おばあちゃんと文庫本

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ちょっと体調崩して病院へ。
長い待合時間のあいだ、とても品のいいチャーミングな、小さなおばあさんが隣に座っていました。ぱっとみ、80代といったかんじ。すごくおしゃれで絵本に出てきそうな雰囲気でした。

で、もくもくと文庫を読んでいました。

ハヤカワらしいカバー無しの本で、「おばあちゃんがハヤカワなんて、めったに見ない絵だな」。
ますます気になって、ちらちら本に目配せしてたら、なんと、クーンツ!

めちゃ!かっこえ〜〜〜。おばあちゃん、最高!!

背筋が一気にのびて、病気モードもふっとんだ、そんなおばあちゃんとの出会い、美味しすぎ、でした。

今日の一枚は、仙台文学館ニュースのさし絵から、でした。

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2007年10月06日

テルモピュライの戦い

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都市国家スパルタの王レオニダスが300の精鋭を率い数万のペルシャと対峙した、古代ギリシャ時代の「テルモピュライの戦い」。歴史の父と言われるヘロドトスが記している史実です。
この「テルモピュライの戦い」を娯楽映画として映像で描き直したのが「300-スリーハンドレッド」。かつてぼんくら学生ではあったけれど、一応古代ギリシャ史を専攻した身として、観ずにはおれまいと、先日、レンタルで観ることができました。

アメリカのコミックをベースにしているということで、カット割りから盛り上げ方まで、リアリティはひとまず脇に置いてのコミックのそれ。
もともと、漫画は映画をまねて進化したのは手塚治虫にはじまって周知の事実(あ、国産においてです。外国に関してはよくわかりません)。
ですが、ここにきて逆転現象にあうことになろうとは…。マトリックス以降、逆転現象は加速度を増しているように感じていたけれど、この「300」は極め付けでした。

同じコミックの作家原作による映画「sin city」もそうだったけれど、この2本のコミックベース作品には、奇妙な心地よさがありました。
「こんなん、あるわけね〜!」というシーンも、納得ずくで観られる心地よさとでもいうのかな。

映画は多分、賛否両論で、もしかすると否のほうが多いような気もします。が、このブログの隠れ趣旨(笑)である、「そこ」から何を「くみ取るか」が大事なところ。で、以下、「300」が私にくれたもの、です。

一見、負けに見える史実が、そのあとの動く歴史の布石になっていたり、千数百年たって、そこに暮らす人々のアイデンティティを支えるひとつになったり、まったくもって人の生き死にって、わからないものです。
「300」の重装歩兵たちは斃れますが、人間の連鎖はそこで終わらない。その後、歴史的流れで、スパルタは強国になりますが、さまざまな紆余曲折を経て、結局ギリシャ都市国家自体が過去の栄光に。そして時代はローマに取って代わられる。そのローマもまた同じ憂き目を見る…。

実は「300」を観た後、その昔学生時代に使っていたギリシャ史の本を読み直したりしています。今読んでいるのは「ギリシャローマの栄光」と「アナバシス」ですが、驚いたのは、学生時代にはまったく(!)見えていなかった人間臭さが、どろどろぷんぷん鼻腔の奥に直接感じること。今から二千数百年前存在していた人物の欲や裏側まで、まるで劇を観ているかのようにそれらの本から伝わってきています。人間、だれでも年とれば、それなりにドブの匂いをかいでるってことかもしれません。学生時代はわからなかった(笑)。

歴史は年号の寄せ集めじゃなく、血の通った人間が、欲にあがきのたうった、そして譲れない一線をそののちの人たちに示した、まさに血で描いた軌跡なんだな、と、あらためて思った次第でした。

というわけで、私にとって「300」は、観終わった後の「本棚ひっくり返し」につながった意味で、おおいに「マル」の映画でした。

今日の一枚は、大学の恩師が退官記念に綴ったテキストの隙間をうめさせていただいた一枚でした。

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2007年10月05日

十月はたそがれの国

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十月になると、ある作家を思い出します。名前はレイ・ブラッドベリ
「火星年代記」、「たんぽぽのお酒」「ウは宇宙船のウ」などで有名ですが、はじめて読んだのはたしか中学生のころ。読書好きの友達のすすめで創元推理文庫の「十月はたそがれの国」が最初の一冊でした。

ファンタジーに分類されたりする作家でもありますが、私のなかでは、どちらかというとO・ヘンリーの短編と同列、味わい深い短編作家です。
SFももちろんたくさん書いていますが、SFにしろ日常を取り扱った短編にしろ、その行間が私にはぴったりきました。

特に秋の描写がたまらなく好きでした。夏が終わり気がつくとあっというまに空気を変えている秋。いくつもの短編にその空気感がただよっていて、詩的な行間に惹かれ(その独特の語り口があわない人は、どうもだめらしいのですが…)、つぎつぎ読みあさっていました。
勝手にブラッドベリは、秋の作家、と思っているのですが、そこには十月が自分の誕生月だからという思いもあるのかもしれません。

実は今日は、ほぼ隔月行われている気の置けない仲間四人との「定例会」と称した飲み会の日。このメンバーが実は全員、十月が誕生日。
七日、九日、十五日、十八日と立て続け。今日はじっぱひとからげ誕生を祝う会ということで、いつもよりランクアップ(笑)、ワインの店で腹ごしらえしたあとに、定例会行きつけのバーへ流れるコース。

ブラッドベリに敬意を表して酒の注文も「たんぽぽのお酒」なんて言ったら、なじみのマスター、どんな顔するかな、、、なんて、今からにやにやしてます。

今日の一枚は、読書にまつわる仕事の一枚、仙台文学館ニュースへの挿し絵の仕事のカットでした。



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2007年09月07日

勝負は冒頭五分間

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映画が好きで、機会を見つけては見るようにしています。しかし、最近のB級映画で、こいつあおもしろい!と思わせる映画に、なかなか出会えません。
きのうも、マーベルコミックの映画版をレンタルDVDで観ていましたが、終わって、おもわずため息「ふう、、、」の星一つ。

ちなみに私はB級好きです。いやいや、B級なんていうとその筋の方に叱られる。「とことんB級」といったところでしょうか。もっとも、出来不出来が激しいところもギャンブルみたいでB級映画のいいところ。

数日前に観た中国舞台の映画DVDも、劇場予告編は「いけるかも!」と思った作品。
ちなみに観た感想は、星、半分。ついでに劇場で千数百円という貴重なお小遣いを使わずにすんだという、安堵の「ほっ」。

で、思ったのは、最近の予告編の作りが格段にうまくなってるということと、映画館の「スピーカーのよさ」にだまされそうになってる、ということ。
劇場で予告編を観た時は、どちらの映画も、おもいましたよ「こりゃいける!かも」。

どんなため息映画でも、予告編の時は、たたみかける映像と大音響で、絶対面白そうにみえるもんです。
ほれぼれするような職人技で編集された予告編は、観ているだけなら楽しいです。が、わざわざ劇場へ行って外れた時の空しさは、入場料の倍くらいになってかえってきます。

不思議なもので、前半5分でぐいっと引っ張られない映画は、最後までだらだらのように思います。「く〜っ!やるなあ!」という映画は、冒頭五分も、さすがです。

前半五分だけ、いや、三分だけ見せてくれる予告編なんてないもんかなあ…。「続きは劇場でお会いしましょう」ってのも悪くないよなあ。(笑)
DVDをケースにしまいながらそんなことを思った私でした。

話かわって、明日から仙台で定禅寺ストリートジャズフェスティバルが開かれます。街中スイングってかんじです。
今日の一枚は、十数年前の作品(笑)。第三回の同ジャズフェスポスター用に描き下ろした一枚でした。




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2007年09月04日

かどをまがれば

後藤滋郎さんという詩人がいます。

個展で知り合った方ですが、氏が詩集を出版するにあたり、表紙の絵を依頼されました。そして、その詩集が先日書店に並びました。タイトルは、
かどをまがれば -しさくのおと」(文芸社ビジュアルアート刊 定価750+税)

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偶然にも、その言葉は、実は絵を描く旅で、常に気に留めている言葉でした。

そして、偶然にも、後藤さんは私の一枚の絵を見て、その言葉を使い、詩を書かれました。
絵を描く時にイメージとして浮かぶものを、言葉にすると、たぶんこうなる…。それが後藤さんの詩にあるように感じます。

仙台では以下の書店で取り扱っています。
かどをまがれば、という言葉が、気に留まった方、本屋さんで手に取ってごらんください。

紀伊國屋書店仙台店(太白区)
リブロ仙台泉店(泉区)
八文字屋書店(泉区/旧ダイエー向かい)




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2007年02月10日

不都合な真実

用事があって、神奈川に行ってきました。

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場所は小田原でしたが、なんと、梅がきれいに咲いていました。でも、キレイだなと感じると同時に、「やばいよ、、、」という感覚がありました。だって、まだ2月初旬です。

テレビの映像や新聞、友人のブログを通じて、地球が壊れかけている、というメッセージが、最近よく耳に入ってきます。ただ、情報として知るのと、実際この目で見て知るのは、理解度が違う。

先日、私が住む仙台で、羽虫が窓の外をたくさん飛んでいました。雪になれない雨がざあざあ降りました。上がったあとの路上の匂いは、春の雨上がりのそれ。どちらも、嬉しくも何ともなかった。

そんなおかしな二月だからこそ、観てみたい映画があります。
それは「不都合な真実」
来年、再来年、その先の子どもたちが迎える未来のために、溶け込んでいきたい大地のために、大きな問いかけと答えがあると思っています。
既に映画を観られた、友人のイラストレーター松井しのぶさんのHPブログで、映画を観たコメントが紹介されてます。ご一読をおすすめします。

おかしな二月、「やばいよ」と瞬時に思ったのは、地球の悲鳴が、直接聞こえたのかもしれないです。

今日の一枚は、梅を描いたイラストの一部でした。

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2007年01月24日

【ここが家だ】

第五福竜丸。言わずとしれた、ビキニ環礁水爆実験の死の灰をあびたマグロ漁船の名前です。

マーシャル諸島で操業中、死の灰を浴びた乗組員は、秘密実験に遭遇したことを知り、無線を打つことさえできずに、焼津まで自力でもどりました。しかし、その結末は皆さんご存じの通りです。みな放射能にやらればたばたと倒れていきました。今から53年前、1954年のことです。

実はその悲劇を、アメリカ人が絵本にしています。
タイトルは、【ここが家だ】。昨年、集英社から出版された絵本です。
構成と文はアーサー・ビナード。絵はなんと、驚くなかれ、ベン・シャーン。

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ベン・シャーンは1969年に亡くなっています。
第五福竜丸に題材を取ったシャーンの連作、Lucky Dragon Seriesの作品群を使い、1967年生まれの詩人、アーサー・ビナードの静かな押さえた文で構成したものです。一冊のずっしりと重い絵本になっています。

全ページに使われるベン・シャーンの絵は、奥歯を噛みしめないと見ることができません。
最後の2ページ、アーサー・ビナードのたった九行の言葉は、胸に杭のようにつきささります。

温暖化など、新型?環境問題が叫ばれる昨今、原水爆の悲劇は遠い昔のように錯覚してしまうけれど、なんのことはない、カタチを変えて、人間は同じ愚行を繰り返しているような気もします。

【ここが家だ】。宝物の一冊です。

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2007年01月22日

ALWAYS三丁目の夕日

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昨晩、某検索エンジン会社をテーマに、検索を考えるという内容のドキュメンタリーのテレビ番組をやっていました。借りてきたビデオを観よう、とテレビのスイッチを入れたら、写し出されたのはその番組。
ついつい流れで見てしまいました。

いやはや、なんとも世の中の変わり様はすさまじい。この数年でインターネットの世界が激変しているとは。ウチなんかはもうついていけんなあ、なんて、あきらめの境地(笑)。
なんでも、検索エンジンにキーワードを打ち込み、上位五位に入らないサイトはだめなんだそうです。
「五位以内にはいらないと、アナタは存在しないことになります」なんて、話しているネットビジネス関係者が映っていました。

脇で新聞読んでた妻に、「オモシロイから見ろよ!前時代の遺物になっちまうぜ!」というと、「あ、あたし、前時代の遺物でいいから、みないの」と、あっさり。
その目には「あんたねぇ、ネット検索上位に知恵しぼってる時間あったら、線の一本でも余計に描きなさいよ」という冷たいコトバがしっかりと刻み込まれていました(汗)

さて、番組はネットの恩恵を声高に叫ぶでもなく、意見を押しつけるでもなく、判断を視聴者に判断をゆだねるカタチで終わりました。

で、チャンネルリセット後、ビデオタイム。見た映画は「ALWAYS 三丁目の夕日」。昨年劇場公開された作品です。

映画が描いている時代は、昭和33年。ノスタルジックな東京が舞台。CGを駆使して当時の東京を描き出すのに成功しています。
私が生まれる5年ほど前の設定ですから、もちろん私はその年を体験していません。

ただ、生まれ落ちたのが東北の田舎。東京という都会と日本のチベットと云われていた岩手のタイムラグがあったはず。幼少時代、生活レベルは、ほぼ映画のそれと一緒だったような気がします。

我が家にテレビがきたのは、私が生まれたあとの昭和39年。つぎあてあたりまえ、ひからびたハナミズくっつけた小僧がいっぱいでした。もちろん私もその一人。
竹ヒコーキが空へ飛んでいく冒頭からトリハダでした。クライマックスは、泪ぼろぼろ。

最先端の世相であるネット社会と、いまや遙か昔の昭和30年代。
たった3時間のうちに、テレビの画面を通して、私なりに二つのメッセージを得ました。
ドキュメンタリーを見終わったあと、紙切れに書いたメモと、映画が終わって、感じたことを書いたなぐりがきとアイデアスケッチが手元に残ってます。
ちょっと大きめの水彩画のためのエスキースになりそうです。

今日の絵は、昨年、昭和の懐かしい空気を感じた町で描いた一枚です。ポルトガルはリスボンを描いた4号の水彩画でした。

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2006年12月24日

クリスマスキャロル

メリークリスマス!

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高校生の時、クリスマスイブになると必ずNHKで放送していた映画がありました。クリスマスキャロル(ロナルド・ニーム監督作/原題SCROOGE)といいます。夕方4時くらいから教育テレビで放送していたと思います。大好きで毎年欠かさず見ていました。子供向けにところどころナレーションを入れながら再構成されていたように記憶しています。

監督はあのポセイドンアドベンチャーのロナルド・ニーム。ディケンズの同名の名作をミュージカル仕立てにしていて、アレックギネスも出ていたりして、とても心が温かくなる映画でした。クライマックスの大群舞は思い出すだけでトリハダ。私の中でミュージカル名作のハンコを押している一本です。学生時代までクリスマス恒例という感じで放映されていましたが、なぜか、ある年から放送されなくなりました。

30歳になる前くらいだったと思います。そのビデオを偶然書店で見つけ、買いました。
当時、私は結婚しており、妻もその映画を知っていたので、クリスマスになるとクリスマスキャロルを見るのが恒例になりました。

数年後一人目の子供が産まれ、その冬、はじめて私はおもちゃ屋さんにいって、クリスマスツリーを買いました。とても小さなものでしたが、ツリーを子どものために買ってあげれたことがとても嬉しくて、帰り道、道行く人一人一人つかまえて、大声で、オレの子どもへのプレゼントなんだよね!と言いたくなるほど(笑)。

あのとき、財布は空っぽだったけど最高に幸せでした。ツリーを飾り付けて、妻と赤ん坊と三人でクリスマスを祝いました。

その時から13年。子どもが二人になり家族は増えましたが、この日だけは、十数年かわりません。クリスマスキャロルをビデオにセットし、乾杯。晩ご飯を食べながらディケンズを観る12月24日。
「今年もまたクリスマスキャロル、見るんだよねえ」と中一の長女。
「あったりまえじゃん!クリスマスはあれ観ることに決まってんだから!」と小四の長男。

今年の晩餐開始クリスマスキャロル上映時間まであと1時間。父のわがままをいまだに聞いてくれる家族に、感謝のクリスマスイブです。

2006年のクリスマスイブの今日、すべての人にどんなカタチであれ幸せが訪れますように!

今日の一枚は数年前に作ったクリスマスカード。モチーフはフィレンツェでスケッチした聖人です。

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2006年12月22日

父親たちの星条旗、そして硫黄島からの手紙

iojima.jpg


すべてはひとつ。表も裏も一緒。
61年前の太平洋のちっぽけな島で繰り広げられた戦いを描いた、二本の映画を見終わった。その映画が私にくれた言葉だ。

前に映画、「プライベートライアン」のことを書いたけど、書きそびれたことがある。
それは、スピルバーグ監督は「描きたいことはもっとある。しかし一本の映画の中で、戦争を語るのはこれが限界だ」と思ったのではないかということ。
主人公を据えるということは、どうしてもひとつの方向からの見方をせざるを得ない。これは物語の宿命だろう。

それをついにカタチとして映画にしてくれたのが、クリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」だろう。
この二本の映画の制作にスピルバーグが入っていたことを知ったのは、公開前のことだ。スピルバーグ制作と知ったときに頭の中をよぎったのは、プライベートライアンでどうしても描ききれなかった部分にケリつけるべく、スピルバーグはこの映画にたずさわったんじゃないか、ってことだった。

表の反対側が裏。でも、その裏側に立つと、そちらが表になり、はじめ表だった面が裏になる。

それが戦争の本質のひとつだろう。プライベートライアンというアメリカ軍の目線で描いた映画で、明確なまでにその点を表現するのは難しい。いや、物理的に不可能なのだ。
戦争の本質と書いたけれど、否、全てのモノゴトの本質でもあり、実はとても大切なことなのだ。

一枚のプラスチックの下敷きを目の前に垂直に立てて見るとよくわかる。右の面を見たときは、決して左側の面はみえない。それが、「視点の法則」。一枚の下敷きなんだけど、両側を見るのは不可能なのだ。しかし、人間は自分が立つ位置、見える面で物事を判断してしまう。このことが、全ての争いの根なんだと思う。

争いと書いたけれど、対立、競争、優劣、明暗、美醜なんでもいい。二つに分けて考えることは皆一緒だ。人間のもつ「業」、わかりやすく言うなら、生きていくために都合が良くなる「錯覚」、「思いこみ」が、あるような気がしている。(宗教を学んだわけではないので業の意味が違っていたら謝ります。多分違ってるような気がするけど…)

全てはひとつ。
裏も表も、上も下も、右も左も、明も暗も、主流も反主流も、実はない。
そのことを、いかに思い続けるか。
自分なりに心がけていることだけれど、世の中の様々なしがらみで、心はついつい都合良く生きるべく「錯覚」へ逃げたがる。(都合良く生きるということさえ、実は、錯覚なのだろう)
それでも、やっぱり全てはひとつなんだ。

二ヶ月前の「父親たちの星条旗」、そして年の暮れの「硫黄島からの手紙」。
この二本の映画が作られたこと、配給されたこと、劇場で観られたことに、心から感謝します。

今日の一枚は、文章を打ち込んでいたら無性に描きたくなって、突然筆ペンで描いたものでした。

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2006年12月13日

冒険小説のハナシ

bungakukan2.jpg


先日読了した一冊に、「敵対水域」(ピーター・ハクソーゼン著・文藝春秋)という本があります。出版年は結構古い。

東西冷戦のさなか、ロシアの原子力潜水艦がアメリカ近海で事故を起こします。オンボロ潜水艦ゆえ核ミサイル格納庫に浸水、それがとんでもない事態に発展します。当然アメリカの原潜も絡んでくるわけで、国家間の緊張と部下と指揮官のドラマが同時進行という、実はこれ、ツクリモノ一切無しのノンフィクション。

原子炉メルトダウン寸前、核ミサイル暴発寸前という限界のロシア原潜艦内。そんな中で命をかけて船を救おうとする乗組員達。艦長以下潜水艦乗組員のギリギリなまでの必死さと、切り捨てようと画策するロシア軍部、なんとか潜水艦を捕獲すべく策略を巡らすアメリカ側…。ページをくくる手が止まりませんでした。

ノンフィクションゆえ、全て実在の人物です。巻頭ページに載っているの登場人物の写真が、臨場感をいやが応にも高めます。若い水兵が命を捨てて暴走した原子炉を止めるくだりには、言葉がないです。
人間の価値って、たぶん、いざってとき自己犠牲を払えるかどうかで決まるんだろうな。そのことを痛感させる重い一冊でした。

縁があったらご一読を。

ここまで読んでおわかりかと思いますが、冒険小説が好きです。一番読書量の多かった10代20代、ハヤカワノベルズ、創元文庫の書棚の前が、本屋さんでの指定席でした。映画でジャンル分けするなら「ナバロンの要塞」(古いなあ)とか、「ジャッカルの日」(これも古い!)「鷲は舞い降りた」(知らない人の方が多いか!)なんて世界ですね。
エンターティメントという体裁をとりつつ、人間、どう生きることがかっこいいのか、を教えられたような気がします。あ、教えられただけで、実になってないところが「現実」です(笑)

今日の一枚は、担当している仙台文学館ニュースの挿絵から掘り出してきました。

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2006年11月30日

プライベートライアン

映画の冒頭、浜辺に上陸用舟艇が接岸、舟艇のゲートが開くと機銃掃射にずたぶくろの様にくずおれる兵士達。降り注ぐ曳光弾と舞い上がる血煙。はらわたを抱え泣き叫ぶ若い兵士。観客は映像の前で、十字砲火のどまんなかにたたき落とされます。
1944年6月6日ノルマンディー上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」という映画のトップシーンです。

実はこの作品、私の映画人生(というほどのものでもありませんが)の中で三本指に入る映画です。スピルバーグが監督ですが、ご覧になった方も多いと思います。

一人の二等兵を救出するために、ひとつの小隊が戦場をかいくぐります。その描写はすさまじい。人間なんて、鉄の弾丸の前には血がつまった風船に等しい、そんなリアリティをもったシーンが続きます。戦場の汚さを、徹底的にリアルに描いているのに、なぜに、ベストスリーなのか?大概の人は「プライベート・ライアンがもっとも好きな映画なんだよね」というと、眉をひそめます(笑)。

最後の戦いのクライマックス、キーマンのライアン二等兵に、主人公が一言つぶやきます。そのセリフがすばらしい。反吐が出そうになるような描写をたたみかけたあとに、たった一言。
それは、
「しっかり生きろ」

結果的に一人の男を救出するために、映画の中では幾人もの人間が、直接、間接、命を落とします。それも極限の中で。
でも、私は、実は日常でも、同じことが起こっているような気がします。
自分が今生きているという事実。これは、すさまじくも奇跡的なことのような気がするのです。
命を落としている人はいないのかもしれませんが、私が生きることに、数え切れない人の生が支えになっているような気がしています。

実はプライベートライアン、私は凹んだときにDVDをまわします。終盤のセリフ、「しっかり生きろ」という言葉をきくために。
人間、きっと、生かされていると確信したとき、様々なモノゴトに対して丁寧な気持ちに立ち返ることができるんです。私にとってはプライベートライアンは、人間として生きるための根っこを再確認できる、そんな映画です。

今日の一枚はありません。実はノルマンディー上陸作戦が行われた地に行くのが、なぜか幼い頃からの夢でした。夢が叶った時点でノルマンディーの絵をアップしたい、そう思っています。



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2006年11月10日

ロックンロールの寓話

オープニングに「ロックンロールの寓話」とクレジットされる大好きな映画があります。
タイトルは「ストリート・オブ・ファイヤー」。

Hostal LAZZA.jpg


大好きなアクション映画の一本です。アタマをリセットしたいなあ…と思った今日、久しぶりに観返しました。
1984年の映画ですから22年前の作品です。当時予告編を劇場で観て、封切りをワクワクしながら待った、そんな思い出の映画でもあります。

ウォルターヒルという監督が撮っていますが、ヒル作品の中で私が最も好きな作品です。
ワルがヒロインをさらっていき、ヒーローが取り返す。まるで定番中の定番を絵に描いたような映画ですが、音楽と編集の絶妙さ、セリフのかっこよさで最後まで一気にみせるあたりは最近のCGドンパチ映画にはない強烈なオーラがあります。冒頭10分のカット割りの絶妙さは、映画史上に残る、と、勝手に位置づけています(笑)。

音楽を担当しているのは、ライ・クーダー。当時ウォルターヒルとよく組んでいい音楽を書いていましたが、ストリート・オブ・ファイヤーもまたしかり。カラダを揺すらずに観るのが難しい(笑)。ワンシーンが一曲ごとに進んでいくかのようなテンポが心地よいのです。ハデなカメラワークも、眩むようなCGもありません。けれども中だるみを感じさせない。

そういえば、最近、最後まで中だるみせずに見せるアクション映画って、観ないなあ…。ハデな作品はたくさんあって、すごい映像を見た、とは思いますが、記憶に残らない…。
エンタティメント=人を楽しませることって、決してあたらしい技術が必要なのではなく、大切なのは骨太なまでの作り手の意識、そんな気がしました。

今日の一枚は、映画の悪役がバイクにまたがって登場することにあやかって、探しました、バイクの絵(笑)。映画じゃアメリカンタイプのバイクなんだけど、絵はヨーロピアンタイプ、そのへんはオユルシクダサイ。バルセロナでの一枚でした。



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2006年09月06日

レイブラッドベリの季節

秋がやってきました。今朝の仙台はまちがいなく秋のそれでした。

roca-muteki.jpg


私の好きな小説家にレイ・ブラッドベリという作家がいます。秋と聞いて真っ先に頭に浮かぶ作家がレイ・ブラッドベリです。

「10月はたそがれの国」(創元推理文庫刊)という短編集を初めて読んだのは中学生の頃でしたが、いままで読んだことがない世界におどろき、片っ端から読みあさったものです。アッという間に既刊本は読み尽くし、後半は新刊が出るのを今か今かと待ち望んでいたものでした。単行本だけではあきたらず、ユリイカや別冊奇想天外などのレイブラッドベリ特集が出ると、勇んで本屋へ駆け込んでしました。

私にとって何が魅力だったのか。多分、その文体が醸す詩的な情感、そして行間から立ちのぼる、情景の気温、湿度、季節感だったような気がします。
いまだに、短編の内容を思い出すと、作中舞台の温度を肌で感じるような錯覚さえおぼえます。多分に私自身が感受性の強かった時期にブラッドベリに出会ったがゆえ、そんな感覚を持てているのかも知れません。

秋来たりなば、書棚の奥からレイ・ブラッドベリ。
今宵、久しぶりに読んでみようかな。

今日の一枚は、灯台の絵。ブラッドベリの一編「霧笛」に感謝を込めて。ポルトガルロカ岬にたたずむ灯台でした。

追伸。先日、ブラッドベリ原作と銘打たれた映画「サウンドオブサンダー」をようやくビデオで見ました。
原作のイメージが頭の中に出来上がっているのをさしひいても、見ないでおいた方がよかった、、、。私にとってはそんな、ちょっと寂しい映画でした。

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