2016年12月13日

セーブセンダイ311へ震災義援金として寄付しました

開国屋ワインナイトで2回にわたって行いました、即興ペインティングオークションの売り上げ金全額を、本日、震災復興義援金窓口、「セーブセンダイ311」に寄付として振込いたしました。

二日間トータルで24500円でした。
この場をお借りしてご報告申し上げます。

お買い上げくださったみなさま、心よりありがとうございました。

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定休日の日記

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今日はアルティオが定休日でした。
画材の仕入れや、オーダーメイドで頼んでいた額を引き取ったり、一月ほど貸し出していた絵の撤収でまちなかへ。
そんなことでクルマで走り回っていたら日が暮れました。

クリスマス企画「ちび絵まつり」は明日火曜日からまた続行です。

「サンタのそり」は好評につき、新作「ツインシートタイプ」ほか数点が新たに追加ラインナップ。

「ツインシートタイプ」は、いわゆる『集合住宅が多いエリアをまわるサンタクロースが二人一組で使用する大量輸送対応タイプ』。

今回のちび絵まつりから実は東北の風景も登場しています。トップにアップした絵は、青森下北の風間浦風景です。

ギャラリー在庫が切れていた「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作、古山拓・絵/PHP研究所)もなんとか数冊用意できました。
絵本制作の舞台裏もお話できますので、どうぞお立ちよりください。


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2016年12月12日

天龍閣で温まる

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寒い日は、時々アトリエギャラリーから車で5分ほどの広瀬川見下ろす高台に建つ、ラドン温泉旅館天龍閣へお湯をもらいにいきます。

この旅館は役者さんたちが仙台にロケで来た時に泊まった宿で、往年の名優たちの白黒写真がずらり。そんな名優さんたちをもてなしてきた旅館ですから、女将さんがまたいい味出しているのです。まるで山田洋次監督の映画に出てきそう。

そんな女将さんと話すと、「よっしゃ!やったるか!」となるから不思議なんだ。
伊達政宗御霊廟・瑞鳳殿のすぐ隣という場所もまたいい。

実はここには、幼き日の息子と娘を描いた水彩画がかけられています。
女将さんが個展で「気に入った!」と連れて帰ってくれて、新居が旅館の廊下。
子供達が巣立った今となって、天龍閣さんであったまるのは当然なんだな。

絵の題名は「風のみちしるべ」といいます。

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2016年11月25日

岡本光平氏揮毫「阿流弖為於」

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昨日、日本郵便宮城県版絵入り年賀状のイラストが新聞紙面で取り上げられました。
水彩で描いたのは渡り鳥の聖地、伊豆沼の白鳥。背景には栗駒山を描き入れました。

描けたのはやはり現地取材あってのことです。いままで十数年、東北はあちこちフィールドワークのごとく駆けずり回って来ましたので、各地の空気感は体に染み入っています。今回の絵ももちろん現地にしっかりと取材しています。

わたしが東北を描くようになったきっかけは、とある今は無いギャラリーのオーナーMさんのアドバイスがあったからです。
「海外を取材している絵描きはゴマンといる。自分を育ててくれた東北を歩きなさい。続けると何かいいことあるよ」

東北行脚をはじめたのはそんないきさつでした。しかし大変でした。何が大変かって、旅費交通費が突出。海外に取材旅行かけた方が安いとさえ思えました。
それでも地図を開いてはあちこちにアンテナに引っかかる場所を探して来ました。

スケッチはもとより撮影した写真も膨大な量があります。こんな仕事の時にその資料写真が生きてくる。多分東北在住のイラストレーターで、取材距離の総キロ数ならトップクラスかと思います。
おかげで東北を描く仕事をいろいろさせていただきました。

そんなアドバイスをくれたMさんが亡くなったと喪中欠礼が奥様から届いたのは最近のこと。
絶句でした。

わたしにとって絵に携わることで生きる厳しさと、東北の風土にこだわる教えてくれたのはMさんでした。
個展をするたび飲みに連れ出してもらい、いつも待っていたのは厳しい説教でした。褒められたことはありません。

それでも震災の直後に被災地仙台で開催した個展に、前置きなく現れて「生きてたな」。東京のはずれで個展をしても必ず足を運んでくれました。
今になって師匠の一人だったんだ、とあらためて葉書が心に突き刺さりました。

今、アルティオの壁面には書家、岡本光平氏の揮毫した、古代ケルト語の「アルティオ」を「漢字」に当てた一幅の額がかけられています。
その文字は『阿弖為於』。

岡本光平氏が「ギャラリーオープンのお祝いだ」と、贈ってくださった書です。
「蝦夷の末裔の拓ちゃんには、アテルイ=阿弖流為の組み替えしかないな」
「アテルイ居る処」とわたしは勝手に理解しています。

そう電話で言って、出来上がって来た書を見て驚きました。まさに東北の大地から湧き上がって来たかのような魂の書でした。

この書をみるたび、アテルイが駆けた東北蝦夷の地で生まれ育ったことをあらためて考えさせられます。
Mさんは、多分、書を見てくれている。そして、絵描きの前に一人の東北人としてのプライドを忘れるな、と、今もわたしに説教しているような気がしています。

最後に記事をアップしておきます。

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2016年11月23日

地震

締め切りのある仕事をしている。
普段は前日には仕上げるよう心がけている。遅くともおおかた、半日前には済ませている。

五年前の東日本大震災当日も、東京の発注先からの夕方締め切りがあった。モノはJR東日本の情報誌トランベールだった。
この日も午前中に仕上げて、昼前にはメール送信で納品していた。地震が来たのは納品後の午後イチ。電気も電話回線もアウトになった。

それ以来だ、1日前アップのクセがついたのは。

ギリギリは何事もいかんですね。
改めて大きめの地震にみまわれた今日、そう思いました。

締め切りは1日前行動が吉、ですねー









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2016年11月20日

お客さまの声

描き下ろした絵を受け取ったお客様の嬉しい声をもらいました。
贈り主様から、「嬉しい返事をいただけたので、よかったらウェブにアップしていいですよ」とお声を頂戴しましたので、ここに紹介します。

+++
「こんばんは。寒くなりましたが、お変わりございませんか?きょう荷物が届きました。開けてびっくり。
ご丁寧なお便り有り難うございます。とうとう75歳になりました。こんなに長生きするとは思いもよらなんだ。気持ちは昔とおなじで75歳の実感がありません。 


なんとナント古山画伯の絵画をわざわざ私の為に描いて頂いたのですね。とても素晴らしい素敵な絵画です。この歳になってこんな素晴らしい素敵な絵画を手にするとは思ってもみたことがありませんでした。さくらの花には特別な思いがありました。というのは人工内耳の手術をする時、性格判断?をするために絵を描かされました。その時さくらの木を根から満開まで描きました。どんな性格の持ち主と判断したのか聞かされませんでしたが桜は大好きです。この先、桜の満開を何回見られるか分からないので時期には必ず高松の池を一回りして花見をします。幸せな時期です。 


額縁の裏には画伯の文字が入っていて、また、また感動してしまいました。画伯の川徳個展の時に賢治作品のハガキを買ってきましたが小学生に差し上げて賢治の話を聞かせたら、賢治の本を見つけて一冊一気に読んだと、お母さんに感謝されました。 
一筆戔は友達に上げて、大喜びされました。あの時の絵画を見に行ってやたら感動したことが昨日のことのように懐かしく今もえることなくあります。 


岩手日報の「柳は萌ゆる」は、毎日読んでいます。挿し絵も、とても素晴らしく侍が飛び出すのでは?と思うほどで生き生き描かれています。絵の『力』ってすごいものなんですね。新聞が休みの時は、明日がとても待ちどおしいです。○子ちゃんのおかげで感動することを覚えました。歳とるとあまり物事に感動しなくなります。有り難う、○子ちゃん。よろこんで頂戴します。古山画伯様に有り難うございます。と申し上げて下さいね。」

+++

絵描き冥利に尽きるとは、まさにです。
こちらこそ、心底、ありがとうございます。


古山 拓



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2016年11月06日

日曜日のレイアウト

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日曜日の今日、ギャラリーアルティオも自宅仕事場のランズエンドもノンビリ日曜日。
ちょっと所用があり、アルティオに向かった。

用事すませて、向かいの西公園に散歩。風が強く紅葉が舞っていた。ついつい意味もなく手に持てるくらい枯葉を拾って持ち帰った。

机に並べはじめると、これまた意味もなく面白い。ヒラメキのモトがアタマにスイスイ入っていく感じ。フリーイラストレーターのアタマにはやはり日曜日はないのであった(笑)

閑話休題。

こけしのしまぬきさんで開催中の木人形作家・渡辺邦彦先生の個展に行ってきました。ここ2年ほどおつきあいさせてもらっているんだけれど、その造形には学ぶべきこと多々。ぐっときます。

私の表現は水彩や平面だけれど、いろんなヒントがもらえました。ありがとうございました。お父様も同じく素晴らしい木人形作家という、まさにモノづくりの血ですね。いつか作品を手に入れたいです。

渡辺先生の作品は、私もお世話になっている「宙」の折茂さんのブログでご覧いただけます。渡辺邦彦 木人形展 - 思いのしずく
















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2016年10月30日

笑顔のギャラリー

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外国を旅していると、一つの街に数泊することがあります。
そんな時、居心地のいい店を見つけると、つい繰り返し足を運んだりします。

居心地って、言葉で言うのは簡単だけど、具体的に教えてって言われると、ハテ?となります。商品?並べ方?店主の雰囲気?
どうもどれも違うような気がします。

アトリエアルティオにいらっしゃるお客様からも、笑顔でよく「居心地がいいね」と言っていただけます。それはとてもうれしいことです。

店には私が描いた絵と、手がけた本や絵葉書、関連グッズしか置いていません。なので、商品ラインナップの少なさでは天下一かもしれません。

経営のケの字も知らず、商売のノウハウも全く無い絵描きと連れ合いがそんな小さな店をはじめて、間もなく2年目に入ります。これは奇跡に近い。よく持った。しかし未だに経営のケの字もわかりません。

が、もしかすると居心地がいい、と言ってもらえるのは、そんなところに要因があるのかもしれません。

昨日、夕方にいらしたお客様は、とある会社の企画営業の男性の方でした。偶然その場に、これまたはじめていらした別の女性お客様が、「これ、私が手作りしたケーキですが、よかったら食べてください」と。(流石に一見さんに手作りケーキをいただいたのは、初めてです)

なんでだか、結局皆で店内に置いてあるテーブルを囲んで、見ず知らずのお客様からいただいたケーキを美味しくいただきました。
「不思議に心地いい店ですね。営業にきたワタシ、ケーキいただいてるし」と彼。当然笑顔。

絵が売れるのはもちろんとてもうれしいですし、それで店が続けていけます。
でもそれ以前に、来た方が笑顔になってくれることでこちらも幸せな気持ちになれるのです。

数日前、NHK文化センターの透明水彩スケッチ講座で東西線国際センター駅の二階デッキで生徒さんたちにスケッチを教えていました。
その時も描く皆の「笑顔」がとてもうれしかった。

そうか、居心地とは、店なり場の空気に、そこにいた人の笑顔が記憶エネルギーで転写されていることなのかも。
そんな答えに落ち着いた日でした。

ギャラリーはここ数日、頂き物たくさんの日々でした。手作りジャム。新米のお米、クッキー、コーヒー豆、煎餅、手作りケーキ。その数だけの笑顔もいただいた。
アルティオはなんだか不思議な場所になってきました(笑)














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2016年10月24日

イラストレーターの祭り出店

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昨日、アトリエ・アルティオ向かいの西公園で小さなイベントがありました。看板は「西公園を遊ぼう」。
主宰の「こどもアトリエBi」さんからお声掛けいただいて、私と妻もアルティオブースを作って参加。今回はイベントのトーンを考えて、干支と西公園の木々をテーマに小さなイラスト・アートグッズを制作。それらをならべての楽しい4時間半でした。

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天候も,秋晴れ。オープン前に駆けつけてくれた友人が開店準備を手伝ってくれたり、クローズもアルティオによくいらっしゃるお客さんが手伝ってくれたり(笑)あいかわらず「おかげさま」で楽しく幕を閉じました。

路面のアトリエギャラリーを構えて考えるようになったことのひとつに、「地域のためになにができるか?」ということがあります。自宅兼仕事場でやっていたときはなかったことです。
アトリエがある地域のなかで、どうその地域社会の役に立って行けるか?それが問われている気がします。

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2016年10月20日

小さな同級会

昨日昼過ぎに突然新潟から、そして夕刻は大学時代の女友達が、連れ立ってアトリエアルティオに来てくれました。ちなみにわたしたちの出身校は、美術系ではなく、東北学院大文学部史学科です。

その足で、近所で晩御飯へ。場所は常設ギャラリーにもしてもらっているカフェトムテさん。黒一点トムテで史学美女4人に囲まれる、の配置。
勢いワインはすすみ話はこれまでの30年になり、それぞれが紆余曲折。言葉通り生死を乗り越えて今に会えたことが奇跡のように思えてなりませんでした。

それにしても全員史学科。クセモノ集まる学科だけに?会話の底に流れるムードが独特。ニュアンスが伝えられないのが残念です。どこかに会話の底の底に遥かを見ているような空気があるんだよね。(そう感じているのはわたしだけかも)

仲間たちがアルティオで水彩のちび絵を求めてくれたり、カレンダーやグッズいっぱい買ってくれたりと、その気持ちがただただ嬉しくて、元気を目一杯もらえました。
そんな絶品いい一日でした。

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写真はアルティオに新たに加わったちび絵「オリヴィエートの家」です。
(7560円・税込)



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2016年10月10日

あぜ道へ補給

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ここのところ慌ただしい日が続いていました。絵本の仕事と場所変えて開催の二回個展がみごとバッティングしたことがその慌ただしさの原因でした。本当は週末、オフで二泊三日、ちょっと遠くへ予定だったのに、、、宿もキャンセル、、、無念。

それでもやっぱり栄養補給は必要、と、ちょこっと近場の宮城蔵王連峰の麓へ向かって仙台脱出。クルマで50分くらいでしょうか。快晴ではなかったけど、しみいるような気持ちいい空気に満ちてました。

イラストレーションでも水彩画でも、なんであっても表現仕事にはそんな補給が必要です。軍で言うなら兵站だ。これが延び切ったり途切れたらアウト。補給線こそ命。
田んぼの中にたって刈り取られた匂いを嗅いだだけで、カラダの奥、すみずみまで栄養が入ってくるのがわかりました。120%充電完了。そんなかんじ。ほんと、田んぼの中にたったり、雲の流れ見ただけです。
安上がりって言えばそれまでだけど。なにもしない時間こそ最良の補給。

帰りに田舎道にある美味しそうなパン屋さんでパンを仕込みました。
今宵はそれでワインでも飲もう。
これもまた正しい補給だ。

絵は以前描いた蔵王七日原周辺です。
そういえば、その七日原、いまだかつて快晴のときにいったことがないな。
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2016年09月13日

どうしても描けない

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「宿で絵を仕上げた。」という画家の言葉を目にするたび、なんと自分はズボラなんだろう、と穴に入りたくなる。

もともと描くことを仕事にする前から、旅自体が好きであちこちふらついていた。その時からの習性が抜けず、宿に入ったとたん、そこはホームになり、最上の安息の場となる。
そうなるともうダメだ。描けない。

もっともいつも訪れる先は9割方スケッチ取材旅だ。外ではどんなところでもバリバリ描けるが、宿に入るとアウト、なのだ。
絵が好き以上に旅が好き、旅籠が好きということなんだろう。いや、ただのズボラスタイル大好きということなんだな。

湯につかる→晩御飯を食べる→地図を開いて周辺の旅先情報をチェック→文庫本を開く→就寝がいわゆるワンセットであり、そこには「描く」ということが入る余地が無い。

趣味で描いてた若い時は、たまにハガキサイズのスケッチブックに描いたりしていたけど、仕事となった今は、過去二十数年出張先の旅館で水彩絵の具を溶かした試しがない。

絵具を開かないかわりに必ず開くものが文庫本だ。
ちなみに昨日から、下北半島の漁村に宿泊しているが、持って来た本は、井上靖の「海峡」。
作家が舞台にした地で読む本は、しみじみと旅情ににじりよってくる。下北の体感イメージに深みが増してくる。

やっぱり旅籠でひらくのはパレットじゃなく文庫本が自分には吉だ。
取材で訪れた漁港を旅籠の窓から眺めながら、そんなことを思いました。



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2016年09月10日

ジャズフェスと締め切り

定禅寺ストリートジャズフェスティバルが、仙台では今日明日開催です。
ギャラリー・アトリエアルティオの周辺あちこちにステージがあり、ドアを開けているとガンガン音楽が流れ込んできます。
プレイ前の口慣らし、空に抜けるトランペットのパラリラリ〜なんて、聞こえてくるとウズウズだ。

そんなジャズフェスにバッティングするかのように、今とりかかっている絵本のイラストの締め切りは着実にせまりくる。
明日は以前通っていたタップダンススタジオのステージがあり、裏方を仰せつかっているので、今日は仕事的に勝負の日。
もっともっとスイング利かせてジャズプリーズの土曜日です。

ジャズフェスポスター、実は3回目と13回目を手がけていました。そんな意味でも定禅寺ストリートジャズフェスは、ナデナデしたくなるイベント。
ジャズフェス開催今日のみ限定で、過去のポスターフラッグを店頭に引っ張り出してみました。
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2016年08月16日

きもちよいもの

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夏休みも終わり、今日からアルティオも再開オープン、イラスト仕事もリセットスタートです。
とはいえ、岩手日報の連載小説の挿し絵は連日動かしておりました。

そんな休み明けの今日、カメラマンがギャラリー・アルティオに撮影に来ました。
プロの仕事はやはり見ていて気持ちがいいものですね。

蒸し暑い一日でしたが、夕刻から雨が。
シャワーのようで、あまりに気持ちよくて、傘をささずにぼーっとギャラリーの外にたたずんでいました。


今日の絵は、「広瀬川に遊ぶ子供の情景」から水彩で描いた子供達。『濡らすなよ』。
思い返せば、息子が小学生だった頃、よくこの場所へ釣りに行きました。そんな思い出も気持ちいい。
濡らしてもいいよね、こんなときは。
posted by タク at 18:37| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

あれやこれや

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今日は仙台七夕前夜祭、花火大会がすぐ前の公園でありました。
そんなわけで、店さきでちょっとした出店を開きました。絵葉書とソフトドリンクを並べて、ハチマキで「らっしゃい〜!」
絵描きがお祭りに参入です。

実は昨年の七夕、あるお客様がギャラリーにいらしてこう言いました。
「せっかくのこの場所なんですから、店さきにテーブル出して、飲み物並べてお祭りに加わるべきよ」
その方の言葉がずっと残ってての今日でした。

私の不在中に、今年もその方はいらしたそうで、出店している様子を見て、ニコニコ頷いていったそうです。

額絵も絵葉書もソフトドリンクも、「これください」と言ってもらえるありがたさは同じです。

店を開いて一番よかったことは、わかっていそうで分かっていなかったそのことを肌で理解できたことです。
なんともいい経験となった前夜祭でした。




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2016年08月03日

青森へ

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青森の水産加工食品会社さんとの打ち合わせで青森に行ってきました。
販促ツールに使うイラストレーションの打ち合わせでしたが、O社長のご厚意で、晩ご飯は倉石牛。昼ご飯もお寿司をごちそうになり、打ち合わせに行ったのかごちそうになりにいったのかわからないような青森行でした。

この会社さんには以前からお世話になっていたこともあり、青森の海辺を描いた水彩画をお礼にお渡ししてきました。その水彩画は竜飛の漁港を描いたものでしたが、ちょうど描いた近所に施設があるということで,とても喜んでいただけました。
お世話になりっぱなしだった2日間でしたが、社長さんとの会話の中で、確信持てたことがみっつありました。ひとつは、流れにまかせる。もうひとつは大勢が右を向いたら左を見る。そしてお客様がいろんな意味で得することを考える。会社の得は二の次だ、という姿勢。

イラストレーターの仕事であっても食品会社の仕事であっても、基本姿勢はたぶん一緒でしょう。とても貴重な時間をもらえました。

ねぶた直前の一泊2日でしたが、町の空気がまさに祭りの前の静けさ。次はねぶたにあわせて青森をたずねてみたいものです。
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2016年07月13日

教室の日

水彩教室は制作とは違う頭の部位を使いますね。終わると左脳がジンジンしています。
今日はアルティオで午前にグループアドバイスレッスンが一つ、午後にマンツーマンレッスンがひとつありました。
私の場合、教えるのは半日が限度。
二つアドバイスでエネルギー枯渇。パタリとブレーカーが落ちます。

教室をたくさん持っている画家さんのエネルギーは、どこからくるのか教えを請いたいところですが、企業秘密だろうな、きっと。

今日、二つ目のレッスン終了後、しばしイラストレーションのラフに取り掛かっていましたが、ふと気がつくと妻がお客様を迎えていました。

その方は、秋口から夜間の講座を担当することになった教室の責任者の方。
月一回の夜18時半からの講座になりますが、他とは違ったトーンの講座にしましょう、ということで意見が一致しました。


そんなわけで、今日は朝から夜まで「教えること」で過ぎた一日でした。

明日は制作という右脳作業に浸かるとしましょう。













posted by タク at 22:06| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月07日

七夕

今日は七夕だ。
あと一月後、仙台の町中は、七夕飾りが風になびくことになる。
祭は家族で楽しみたい。楽しみたいはずなんだけど、七夕は人の出がハンパではない。そんなわけで仙台七夕、遊びで出向いたのは子供が小さかった頃、数回だけのような気がしている。

その昔の十年ほど前まで、毎日のように仕事の用事で街中を通過していた。今はネットが発達したせいで、打ち合わせや納品に出かけることが少なくなったが、当時は七夕であってももちろん変わりなく仕事は動き、代理店とウチの中間に横たわる目抜き通りは七夕の人の出で通過困難な「関所」状態になっていた。
どこを抜けて、時間通りに打ち合わせ先に到達するか、本気でルートを練ったものだ。

仙台在住イラストレーターとして、仕事で七夕を描く機会がある。
まあ、雰囲気オンリーで描けないこともないけれど、やはり現場取材に叶うものはない。

観光客に紛れ、吹き流しの真下に立つ。
どこからか風がそよぎ、大きな吹き流しがゆったりと頭上で舞う。この瞬間は絶品だ。
往来に遠慮せず立ち止まり、ただただ見上げているだけなのだが、これが極上に心地よい。

あと一月後には全国から観光客が東北夏祭りにやってくる。もし仙台七夕に来たなら、ぜひ立ち止まって、見上げてほしい。しばらく待っていると、どこからか風が波のように寄せてくる。そのとき、前を見て進むだけでは見えない夏の風が見える。
七夕は星祭でもあるけれど、そう、風祭でもあるのだ。





posted by タク at 23:48| 宮城 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月02日

画業と商工会

昨日、商工会議所の方がギャラリーにいらした。
フリーランスとなり今まで長いことやって来たけれど、店舗を構えたことで、当然以前とは事業としての流れが少し変わって来ている一面がある。

いろいろお話をうががい、結果、入会することした。

なにより絵描き稼業をしていて何が一番大変か?それは相談相手が居ないということにつきる。
絵という一点もの、いわゆる商材の特殊性から、未来への展開を考えた場合の疑問点を相談できる相手がいない。

絵といっても、営業、企画、制作、納品といった日々の積み重ねだ。それをどう未来に結びつけていくか?
そう考え始めると、やはり必要なのは事業の専門家への窓口だ。
商工会議所がその窓口になってくれそうだ。

そしてなかなかおもてに出てこない情報の大切さも、話の中で痛感した。
「え!その情報を、知っていたら、あきらめていたアレが実現可能だったのに!」…なんていうことが、いくつかあった。

全てを知ることは当然無理だ。が、受注仕事をこなすだけではなく、それを未来へ道を延ばすことを思った時、商工会議所が教えてくれる隠れた情報が助けてくれそうだ。

お店を構えたことで、自宅兼仕事場だけの時は知りえなかったことも、ポツポツと入ってくるようになりました。もちろん、ウチに来ても役に立てないよ、というお話も多々あるけれど。
先日も、日○郵便さんが、アルティオにいらして、いい販促ツールを紹介してくれました。

今回の商工会議所入会、どう活かすかは、自分次第、ですね。









posted by タク at 09:23| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

母と子

納品や制作、もろもろ重なっていた今日、いつもより少しばかり早く、ギャラリーアルティオに入って店をあけました。
外の空気が気持ちよかったのでドアを開けたままにしながら、開店準備。
ふと気がつくと一人のご婦人が。
「前から気になっていたの。絵を見るのが好きで…ちょっと見せてね」

ちょっと雑談をしていると、聞けば若い息子さんが奥様と仙台でデザイン会社を立ちあげ、がんばっている様子。

私も同じ業界ですよ、23年フリーランスでやってきました。と相槌をうつと、お客さんは、息子さんを思う母の顔になっていました。

なんだか、他愛もない会話だったけれど、店をオープンしてよかったな、と、思ったのでした。

本日の制作は終了。今、仕込みの原稿読み込みの一休み中。
いい一日でした。

posted by タク at 21:57| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | モノヅクリの裏庭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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