今日、アルティオに2人の若い外国人旅行者がやってきました。
きくと、リトアニアから旅行できたとのこと。カフェトムテさんに立寄り、昨日展示したての絵を見て、気に入ってギャラリーに立ち寄ってくれたとのこと。
それは嬉しい来客でした。まるで自分たちの若い頃のヨーロッパ放浪を思い出しました。行く先々で立ち寄る店は、どこもわくわくしたものでした。たいていはじめて出会う人々と交わされる会話はこんなかんじでした。
「どこからきたの?」
「日本からです。二ヶ月の旅で、この国は◯ケ国めです」
「いいところでしょう?いい旅を続けてね」
「ありがとう、バイバイ」
そんな会話をあちこちで交わしました(というか、この程度の会話力しか無い)が、今日はアルティオで私たちが「どこからきたの?」と聞く側でした。
今日の夜、北海道へわたるとのこと。
「oh,very busy」
と、駆け足のジェスチュアとともに彼らに言った瞬間、
「彼らは四半世紀前の自分たちだ….」そう思いました。
彼らは仙台を描いた水彩ポストカードを買ってくれました。
ブロークンな英語で応対しましたが、手を振って歩き出す彼らの後ろ姿を見ながら、「いつか必ずリトアニアに行ってみたいね」と、妻と話していました。
絵は、バルトの海景。
「私たちの住んでいるところは、森と海が奇麗な海沿いの町です」
彼らのそんな言葉に思い出したのはこの絵でした。