2018年11月25日

バイタルネット様2019カレンダーが完成

おかげさまでイラストレーターとして絵柄に関わらせていただいたバイタルネット様2019カレンダーが完成しました。
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仕事は本当に目に見えない繋がりでやってきます。この仕事もそうでした。
私は毎秋、仙台藤崎百貨店で個展を開いていますが、はじめて個展開催したときのギャラリー責任者Sさんのお声掛けがあって今に至ります。

Sさんは数年前に定年を持って退職しました。そのときに名刺のデザインを相談されたのですが、名刺のキャッチイメージに、Sさんと私を繋いでくれたポルトガルロカ岬の水彩画を添えました。

今年の頭、Sさんがアルティオに立ち寄ってくれた時、
「古山さん、仕事をもってきたよ!」
話を聞くと、旧い付き合いの印刷会社副社長にプライベートのハガキ印刷を頼んだとのこと。その折差し出したプライベート名刺を見た副社長が「カレンダーの仕事があるのだが、この岬の絵を描いた人に頼めないだろうか、、、」
そんなご縁でいただいた仕事でした。

実はSさんは書の達人でもあります。そこで月の和名を揮毫していただきデザインに組み込む案を印刷会社にプレゼン、クライアント様からも了解いただいて、初のコラボレーションが実現したのでした。

フリーランスイラストレーターがどういうルートで依頼をいただくか?ネット全盛の時代に置いて、もちろんネット発信は欠かせません。わたしもウェブサイト、facebookやinstagram、note、業界紙が提供するアーティスト紹介サイトなど、可能な限り使っています。
その重要性はもちろんのことですが、ここ数年、それ以上に「リアルな人間としての繋がり」が以前にもまして大切ではないか、と思うようになってきています。

絵が刷られた小さな名刺が、手から手へ渡されたことによって生み出されたカレンダーです。
もしどこかで見かけましたら、そんなことを思い出してもらえると嬉しいです。

最後にSさんに、今回のご縁いただいたことへ心から感謝申し上げます。
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posted by タク at 12:12| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月19日

受け取ったら廻す

久しぶりのブログ更新です。この一週間、とにかく人と会う七日間でした。
なかでも濃密だったのが11月16日金曜日でした。

朝から夕方まで、新居へ納める絵の打ち合わせや、アルティオで絵のセレクト立ち会い、地球の裏側からいらしたお客さまとランチ、と、次々人と会う一日でした。一日の終わりは定例となった「おはなしの部屋△」でゲスト・書家大塚耕志郎さんを招いて11名のお客様と濃密トーク。

ネットでのやり取りが多い昨今ではありますが、やはりリアルな対面にはかないませんね。その金曜日お会いした方々は、みなさん,見事に生き方に一家言持つ方々ばかり。自分の小ささを十二分に味わい尽くしました。ここで思ったわけです。「アトリエギャラリーという場を持てたことで、そんな方々とお会いできるんだ…。」

私たちは、描くことを通して出合った素晴らしい方々から、どれだけたくさんのいい波動をもらっているかわかりません。それをくるくると還元して行くのが「お店」なのです、多分。

おはなしの部屋△のゲスト大塚さんが、終わった後に、「アルティオは文化のオアシスのような場所ですね」という言葉をくれました。有り難いことです。

そう感じてもらったのは、多分にいままで私の絵を通して知り合った、お客様や仕事の枠を越えた友だちの「良きエネルギー」が、別のかたちとなってギャラリーから外へと循環しているからなのだと思います。間違いなく。
これからも、描くことを通して、くるくると循環型で生きていきたいです。

今日アップした絵は、絵のセレクトにいらしてくださった方が.取引先様へ贈るために選ばれた、ポルトガルを描いた透明 水彩8号作品。
この絵も、目に見えないかたちでなにかを廻す手助けをしてくれるといいな。

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posted by タク at 23:32| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

第二回アルティオ教室展はじまります

アルティオマンツーマンレッスンに通う13人の受講生様の水彩画力作(各2点・26点)がそろいました。第2回アルティオ教室展、明日からはじまります。

13名26点の作品を、バランスや流れを考えながら狭い空間で展示するのは、そう一筋縄では行きませんね、終わったのは夜八時でした。

今回は「私の好きなうつわ」という共通テーマも設けました。サムホールサイズ指定ですが、これがなかなかです。個性豊かで、思わずにっこりしました。

11月6日(火)から11月11日(日)まで、アトリエアルティオにて開催しています。どうぞぜひ足をお運びください。

会場/仙台市青葉区立町19-20-1F アトリエアルティオ

OPEN/11:00〜18:00(土日は17:00クローズ)
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posted by タク at 21:43| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

アトリエアルティオ「おはなしの部屋△」第五夜のご案内

アトリエアルティオ「おはなしの部屋△」第五夜のご案内です。
題して「白と黒。そして漢字のナゾ」
日時・11月16日(金曜)19時〜
今回のゲストは書家の大塚耕志郎さんです。

大塚さんと出合ったのは。漢字のルーツを探る韓国への旅でのことでした。大塚さんの書はきちんとした土台に立っているのはもとより、同時に現代アートにも通じるわくわく感があります。それを支えているものはなんでしょうか?
墨、そして漢字によるモノクロームの世界のお話をぜひご一緒に!
申し込みは、メールにて「おはなしの部屋△参加希望」と書いてご連絡ください。
artio★bell.ocn.ne.jp(★を@に置き換えてください)

※定員は先着12名となります。(お茶代として当日500円頂戴します)
※満席の場合はキャンセル待ちでよろしければご予約を承ります。
※キャンセルは前日18時までご連絡ください。

20181116チラシA4.jpg
posted by タク at 17:44| 宮城 ☀| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

陸前高田のさっぱ船

調べものがあり、過去の個展データを開いていました。ふと一枚の船をさらっと水彩で描いた絵のデータがみつかりました。探し物は別の絵でしたが、この絵も以前からデータを探していた一枚でした。描いたのは2010年。場所は岩手陸前高田。震災前の広田半島です。


さっぱ船と呼ばれる、漁につかわれる細身の木造船です。陸に揚げられている様がリスミカルで思わずスケッチしていました。


1998年以降東北の風景を海辺山間部問わずあちこち時間を見つけては取材しましたが、水彩画に描かれた場所は特級品でした。思わず家に電話して、「宝物のような場所を見つけた!」と妻に伝えたことを覚えています。


目の前は海、背には防潮堤。その向こうにはすぐ民家が建っていました。津波に全て飲み込まれたはずで、今は様変わりしているはずです。懐かしく悲しい記憶の一枚です。

調べたものは、まあ、あまり意味をなさないものでした。この絵のデータを見つけるためのことだったのかもしれません。
20181024sappasennnoarufukei.jpg
posted by タク at 22:25| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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