2018年10月04日

藤崎個展ご来場ありがとうございました

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おかげさまで今年最後の仙台での個展、藤崎展が無事閉幕しました。会期中ご来場くださったお客様は600名さまを越えました。これほどたくさんのお客様にいらしていただいたのははじめてです。皆様、ご多忙の中、お時間を割いてくださったり、偶然立ち寄ってご縁いただいたり、、、心より深く深く御礼申し上げます。

最終日、2人の画壇の先輩画家がいらっしゃいました。ともに日展審査員や白日会などで活躍しているともに油彩具象の大先輩です。一人は渡辺雄彦先生。毎回いろいろなアドバイスをくださいます。今回いただいた言葉は次のようなものでした。

「今回は、描かない間合いにますます磨きがかかってきたね。絶妙だ。そして丁寧に絵に取り組んでいるのが伝わって来るよ。そして抽象画がとてもいい」

もう一人は伊勢崎勝人先生。今年に入ってあれこれとご縁いただいています。

「コレを描きたいんだ、という想いがきちんと出ている。自分の世界を作っている。新表現もいい試みだ」

ともに最後の一時間ほどでのご来場でしたが、今回の新しい表現へのチャレンジを認めていただけたようで、勇気をもらえました。

最終日は新しい試みの絵が数点嫁ぎました。トップの絵は、「青が気に入りました」と嫁がせていただいた、南仏の小村・トゥレットシュルルーを描いた水彩4号作品「青い日差し」。そして閉場ギリギリで「私の寝室に掛けるわ」とお持ち帰りいただいた水彩3号作品、「おひさまとあじさい」です。両方とも鉛筆でのドローイングはせずに、筆のみで描いた水彩画です。
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絵を求めていただいたということは、お客様が作家の姿勢をずっと見守り続ける、ということだと肝に命じています。今日からまた新しい気持ちで制作してまいりたいと思います。ありがとうございました!
posted by タク at 21:11| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

9/27(木)〜10/3(水)仙台藤崎百貨店・本館六階美術ギャラリーで「古山拓水彩画展」

9/27(木)〜10/3(水)仙台藤崎百貨店・本館六階美術ギャラリーで「古山拓水彩画展」
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透明水彩の味わいに日常を忘れる時間にいらっしゃいませんか。
やわらかだけどシャープ。優しいけれどパワフル。旅風景から日常の花々まで、今まで以上にスタイルにとらわれない様々な水彩表現をお楽しみいただけます。
会期中は全日程、藤崎本館6階美術ギャラリーにおります。それぞれのお気に入りの一枚に出合っていただけると嬉しいです。お会いできることを楽しみにしています。

古山拓

posted by タク at 22:32| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月21日

雨の仙台、裏方の一日

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この作品は以前一度描いたのですが、全体がどうしても気になって額から外し、描き直したもの。フランスリヨン近郊ペルージュという町の風景です。

藤崎個展まで、あと5日となりました。今日の仙台は雨でしたが、額屋さんへいったり、価格表を作ったり、展示作品の梱包をはじめたり。描く仕事はひとまず休んで、裏方黒子の仕事でした。

個展の数日前は、この黒子仕事のボリュームが結構あります。本当は一時間でも制作途中の絵と取っ組み合いたいのですが、現実はそうもいきません。

雨のアトリエアルティオは静かです。なので大きな段ボールをいくつも出して、この絵はこっち。小さな絵はあっちの箱と入れたり出したりしていました。私の場合、額は一点一点作品ごとに変えて仕立てるので、同じ大きさの額で揃えることができません。なので梱包はパズル状態。今日も慣れないパスルを頑張った日でした。明日は描こう♩

藤崎個展は9/27〜10/3です。 下の絵はリヨン近郊の田園を描いた作品です。
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posted by タク at 23:00| 宮城 ☔| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

2019年オリジナルカレンダー制作進行中

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毎年定番となりました、2019年オリジナルカレンダー(卓上のCDケーススタンドスタイル)の準備が進んでいます。今年も秋の藤崎個展(9/29~10/3)で販売スタートです。

今回の絵の内容は国内外の水彩風景画、ならびに花の絵によるアラカルト。印刷は、まかせて安心の斉藤コロタイプ印刷さん。今回も突貫の進行を強いています、、、ありがとうございます。

昨年、12月にお披露目となった、△ポップスタンドタイプ「海外風景カレンダー」も同時進行で進んでいますが、こちらは前年よりひと月早い、11月1日からの取扱いとなります。もちろん印刷される絵柄は、卓上と異なります。

2019年も古山拓オリジナルカレンダーでおむかえいただけるよう、いいカレンダーに仕上げたいと制作進行中です。もちろん例年通り、通販もいたします。ぜひ、来年おカレンダーの候補にお加えください。

今回アップの絵柄は、トップ・桜の絵が、秋田鳥海山。下にアップの絵が、ニース風景とバラの水彩画です。どの絵を何月につかうか、ほぼ半日がかりの構成作業でした。

<ニースの丘から>
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<やわらかな午後>
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これらオリジナルとはべつに、某医薬品会社の大判の月めくり水彩風景カレンダーも進行中です。これはメーカーから病院・医院に配られるものです。風邪引いて通院、、、なんてなったときにもしかすると目にするかもしれませんね。
posted by タク at 08:14| 宮城 ☁| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

宝は◯△にある

ジョンシルバー、山下将軍、カリブの沈没船、インディジョーンズ、、、とこの辺りから想像するのはなんでしょう?そう、宝の山ですね。人間はどうも金銀財宝にくらむDNAを持っているようです。もちろんわたしもそう(笑) 私の場合、宝くじで三年連続一万円があたった栄光の20代を最後に、どうやら宝くじ運は使い果たしてしまったようです。

私の友人にイタコさんがいますが、その話をしたら「古山さん、その時生活が苦しかったでしょう?神様が助けてくれたのよ、もう今はその助けも必要ないからあたらないわね」,,,いいんだか悪いんだか、というわけで、ここ数年は宝くじ売り場には並んだことがありません。

話がずれました。宝の山の話でした。宝は金銀財宝というイメージが子供の頃から刷り込まれているからいけない。私が思う宝は、本。『え?本?なーんだ』とあざけるなかれ。 たとえ虚構世界であっても、人の生き方さえ変える、また気力を支える。本ほどの仮想資金源、宝の山はないと私は思っています。映画も似ているかな。 一冊数百円から千円ちょっとの本。ノンフィクションからフィクション、絵本、ジャンルは様々、これこそ仮想財宝といわずして何という(笑)

さて、そんな本にからんだ仕事をご紹介します。(と、ここからは営業^_^)
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仙台文学館発行の「文学館ニュース」最新号刷り上がりが手元に届きました。「シリーズ私の一冊」の挿絵を毎回描かせていただいています。今回は俳人・高野ムツオさんの文章に挿絵を添えました。

「一冊の本が生き方を変える」ということを毎回寄稿される文章を読んでいると感じます。わたしは毎回取り上げられた本に目を通すことにしていますから、なおさらそれがわかります。やはり本は宝箱だ。

刷り上がりは一色で刷り上げられていますが、原版は水彩で着彩したイラストレーションです。なので、ここでカラー版もアップします。ご笑覧ください。
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posted by タク at 14:44| 宮城 ☔| Comment(0) | 水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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